Reveal
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
葵の目の前にはアテナの封印を施した小さな箱。
先ほどまで対峙していた双子神を封じるため、アテナから賜った物だ。
葵はその身に残る最後の念動力を総動員し、それを遠くへ遠くへ飛ばした。
それが終わると、彼女は地面に受身も取れず倒れこんだ。
「空が、近いなぁ…。」
聖衣が鳴くような音が響く。
「長い間、世話になったね、相棒……。」
音が大きくなる。
「今度、お前を纏う山羊座は、どんな奴だろうね…。できるなら、私直々に指導して、直接渡してやりたかったけど、それも、できそうに…ないか。」
その時、遠くでハーデスの小宇宙が霧散するのが感じられた。
アテナもシオンも童虎も健在だ。
「ははっ、やりやがった、あの2人…。これで、地上も、護られ……るな。」
視線を空に戻すと、葵はニヤリと笑った。
そこには、先に逝った仲間たちが笑顔で並んで手をさし伸ばしていた。
「なぁんだ…、お前たち、律儀だなぁ。お迎えに来る、なんて…さ。」
そこで、葵の目は閉じられた。
そして、二度とその瞳に光が映りこむ事は無かった。
先ほどまで対峙していた双子神を封じるため、アテナから賜った物だ。
葵はその身に残る最後の念動力を総動員し、それを遠くへ遠くへ飛ばした。
それが終わると、彼女は地面に受身も取れず倒れこんだ。
「空が、近いなぁ…。」
聖衣が鳴くような音が響く。
「長い間、世話になったね、相棒……。」
音が大きくなる。
「今度、お前を纏う山羊座は、どんな奴だろうね…。できるなら、私直々に指導して、直接渡してやりたかったけど、それも、できそうに…ないか。」
その時、遠くでハーデスの小宇宙が霧散するのが感じられた。
アテナもシオンも童虎も健在だ。
「ははっ、やりやがった、あの2人…。これで、地上も、護られ……るな。」
視線を空に戻すと、葵はニヤリと笑った。
そこには、先に逝った仲間たちが笑顔で並んで手をさし伸ばしていた。
「なぁんだ…、お前たち、律儀だなぁ。お迎えに来る、なんて…さ。」
そこで、葵の目は閉じられた。
そして、二度とその瞳に光が映りこむ事は無かった。