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「んん………。」
葵が目を覚ますと、すでに朝。
ふと時計を見ると、葵は文字通りに飛び起きた。
「うわっ! もう謁見の時間じゃないか!! えらいこっちゃ!!」
葵は慌てて身支度を整え、教皇の間にダッシュで駆けつけた。
アテナに謁見していただくのに、臣下でもある自分が遅れてなんとするか!
葵は戦場をかける馬車馬のごとく駆け抜けていく。
そして、奇跡的に被害者も出さず彼女は教皇の間にたどり着けた。
一呼吸置いて、葵は声に力を入れて名乗りをあげた。
「御剣葵でございます。」
すると、中からは教皇シオンの声。
シオン「入るがよい。」
扉を開くと、すでに聖衣をまとった黄金聖闘士がズラリと並び、その再奥には教皇シオンが玉座の階段の途中に立ち、アテナ沙織が玉座に座っていた。
「アテナ、遅れましたことお詫びいたします。」
沙織「よいのです、お姉さま。お加減がよろしくないとシオンから聞き、駆けつけましたのよ。」
「かたじけのうございます。ですが、ご心配には及びませぬ。」
沙織「でも、今まで御姉さまにこんな事が無かったので、心配ですの。」
「そのお気持ちだけで、私は充分でございます。シオンも少々心配性のようで、アテナをお呼び立てしたのでしょう。ましてや、先に起こった冥界での不可思議な現象もまだ解明されておりませぬゆえ。」
沙織「そうですわ。その冥界での出来事を報告していただけますか。」
「御意。」
葵はタルタロスでの出来事を事細かに沙織へ報告する。
冥王ハーデスすらその現象に覚えが無いという点では、警戒すべき現象かもしれないと付け足して。
沙織「ハーデスでもわからないとなると、厄介な事かもしれませんね。友好条約を結んでいる聖域としても、何らかの形でお力添えをせねば。」
「冥界への使者であれば、どうぞこの葵にお申し付けくださいませ。」
サガ「いや、貴女は少し休息が必要です。使者であれば、ここにいる全員がいつでも行けるように万端整っている。」
「サガ、私の数少ないお役目を取ってくれるな。」
シュラ「いや、サガの言うとおりだ。聖域へ来てからというもの、お前には休息という休息の日が無かったではないか。それに付け加え、我らへの指南だけでも相当に消耗するではないか。」
「見くびるな、シュラ。今回はたまたま体調不良が起きただけの事。少し寝れば体力も回復する。」
デス「確かにお前は強いし、悔しい事に誰もお前に土つけたこともねぇ。だがな、お前も一応レディなんだしよ。休める時に休むのも聖闘士の基本だぜ。」
「一応というところにいささか引っかかるが…まぁ気持ちは受け取っておく。アテナ、私の事は気になさらず、いつでもお命じください。では、御前を失礼いたします。」
礼をすると、葵は教皇の間から出て行った。
葵が目を覚ますと、すでに朝。
ふと時計を見ると、葵は文字通りに飛び起きた。
「うわっ! もう謁見の時間じゃないか!! えらいこっちゃ!!」
葵は慌てて身支度を整え、教皇の間にダッシュで駆けつけた。
アテナに謁見していただくのに、臣下でもある自分が遅れてなんとするか!
葵は戦場をかける馬車馬のごとく駆け抜けていく。
そして、奇跡的に被害者も出さず彼女は教皇の間にたどり着けた。
一呼吸置いて、葵は声に力を入れて名乗りをあげた。
「御剣葵でございます。」
すると、中からは教皇シオンの声。
シオン「入るがよい。」
扉を開くと、すでに聖衣をまとった黄金聖闘士がズラリと並び、その再奥には教皇シオンが玉座の階段の途中に立ち、アテナ沙織が玉座に座っていた。
「アテナ、遅れましたことお詫びいたします。」
沙織「よいのです、お姉さま。お加減がよろしくないとシオンから聞き、駆けつけましたのよ。」
「かたじけのうございます。ですが、ご心配には及びませぬ。」
沙織「でも、今まで御姉さまにこんな事が無かったので、心配ですの。」
「そのお気持ちだけで、私は充分でございます。シオンも少々心配性のようで、アテナをお呼び立てしたのでしょう。ましてや、先に起こった冥界での不可思議な現象もまだ解明されておりませぬゆえ。」
沙織「そうですわ。その冥界での出来事を報告していただけますか。」
「御意。」
葵はタルタロスでの出来事を事細かに沙織へ報告する。
冥王ハーデスすらその現象に覚えが無いという点では、警戒すべき現象かもしれないと付け足して。
沙織「ハーデスでもわからないとなると、厄介な事かもしれませんね。友好条約を結んでいる聖域としても、何らかの形でお力添えをせねば。」
「冥界への使者であれば、どうぞこの葵にお申し付けくださいませ。」
サガ「いや、貴女は少し休息が必要です。使者であれば、ここにいる全員がいつでも行けるように万端整っている。」
「サガ、私の数少ないお役目を取ってくれるな。」
シュラ「いや、サガの言うとおりだ。聖域へ来てからというもの、お前には休息という休息の日が無かったではないか。それに付け加え、我らへの指南だけでも相当に消耗するではないか。」
「見くびるな、シュラ。今回はたまたま体調不良が起きただけの事。少し寝れば体力も回復する。」
デス「確かにお前は強いし、悔しい事に誰もお前に土つけたこともねぇ。だがな、お前も一応レディなんだしよ。休める時に休むのも聖闘士の基本だぜ。」
「一応というところにいささか引っかかるが…まぁ気持ちは受け取っておく。アテナ、私の事は気になさらず、いつでもお命じください。では、御前を失礼いたします。」
礼をすると、葵は教皇の間から出て行った。