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第2話「夢。」
葵は聖域に戻ると、すぐに冥界での出来事をシオンに報告した。
タルタロスの異変、今回の滞在中に冥界から持ちかけられた議案。
そして、自分自身の異変も。
シオン「じゃから、あれほど無理をいたすなと申したであろう。」
「すまん。軽んじていたよ、たかが体調不良だと。」
シオン「しかし、おぬしほどの者が今更、体調不良など起こすはずも無い。それに、若干ながら小宇宙にも微妙な乱れを感じる。大事の前の小事という事もあるし、ここはアテナにも御相談せねば。」
「シオン、心配はありがたいが、アテナにまで申し上げる必要があろうか。」
シオン「これが他の黄金聖闘士であれば、放っておくわ。今頃、スニオンでカモメの餌になりかかっておる愚かな蟹のように。」
「そうそう、あの蟹を戻してやれ、シオン。」
シオン「ほう、おぬしの仕置きにしては随分と短かったの? 蟹がそれほど哀れか。」
「蟹が問題ではない。間違ってあんな煮ても焼いても腹下しそうな奴を食ったら、カモメたちが可哀想だろ。」
シオン「カモメの方を心配しとるのか、おぬし;」
「私は弱い者の味方だ。話は反れたが、特別扱いは性に合わん。現実、今の私は無冠だ。特別待遇は如何なものか。」
シオン「屁理屈を申すな、葵。おぬしは無冠ではない。黄金聖闘士指南役という地位におるではないか。」
「ぐっ…;」
シオン「アテナも大分聖域を空けておられるし、早速にでも連絡せねば。葵、そなたは控えの間に居るがいい。余は今から瞑想の間でアテナに御相談申し上げる。」
「わかったよ。相変わらず心配性だな、シオン。」
シオン「言うたであろう。そなただからこその心配じゃ。」
葵は苦笑いして、控えの間へ下がっていった。
葵は聖域に戻ると、すぐに冥界での出来事をシオンに報告した。
タルタロスの異変、今回の滞在中に冥界から持ちかけられた議案。
そして、自分自身の異変も。
シオン「じゃから、あれほど無理をいたすなと申したであろう。」
「すまん。軽んじていたよ、たかが体調不良だと。」
シオン「しかし、おぬしほどの者が今更、体調不良など起こすはずも無い。それに、若干ながら小宇宙にも微妙な乱れを感じる。大事の前の小事という事もあるし、ここはアテナにも御相談せねば。」
「シオン、心配はありがたいが、アテナにまで申し上げる必要があろうか。」
シオン「これが他の黄金聖闘士であれば、放っておくわ。今頃、スニオンでカモメの餌になりかかっておる愚かな蟹のように。」
「そうそう、あの蟹を戻してやれ、シオン。」
シオン「ほう、おぬしの仕置きにしては随分と短かったの? 蟹がそれほど哀れか。」
「蟹が問題ではない。間違ってあんな煮ても焼いても腹下しそうな奴を食ったら、カモメたちが可哀想だろ。」
シオン「カモメの方を心配しとるのか、おぬし;」
「私は弱い者の味方だ。話は反れたが、特別扱いは性に合わん。現実、今の私は無冠だ。特別待遇は如何なものか。」
シオン「屁理屈を申すな、葵。おぬしは無冠ではない。黄金聖闘士指南役という地位におるではないか。」
「ぐっ…;」
シオン「アテナも大分聖域を空けておられるし、早速にでも連絡せねば。葵、そなたは控えの間に居るがいい。余は今から瞑想の間でアテナに御相談申し上げる。」
「わかったよ。相変わらず心配性だな、シオン。」
シオン「言うたであろう。そなただからこその心配じゃ。」
葵は苦笑いして、控えの間へ下がっていった。