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教皇の間にある円卓の間。
そこには巨大な円卓があり、アテナ、教皇、黄金聖闘士が一同に会して会議ができるようになっていた。
「ここに入るのは、我らが聖戦に赴く前の作戦会議以来です。」
シオン「そうじゃな…。」
葵はかつて自分が座した山羊座の位置をそっと撫でる。
童虎「さぁ、皆も己の位置に座れ。葵、そなたはアテナの脇に席を設えておる。」
「わかった。」
やがて沙織も席に着き、議題に入った。
沙織「聖戦が終わり、地上、海界、冥界ともに復興に集中してまいりました。そして、次の段階に入る時と私は考えました。」
サガ「次の段階?」
沙織「三界の友好的関係を築く時。上辺ばかりの講和ではなく、実のある講和を結ぶためにも必要だと考えております。」
童虎「してアテナ。どのように?」
沙織「親善大使を擁立し、三界の友好の架け橋となってもらいたいのです。」
三界講和は確かに結んだ。
お互いの領内は不可侵、復興への協力、定期的な使者の訪問等々。
しかし、ほとんどの条項は復興中の為に見過ごされていて、交流という交流はなされていない。
沙織「ですので、この聖域から先んじて他の二界へ親善大使を送りたいと思うのです。そして、そのお役目を…葵お姉様に依頼したいのです。」
「私に…ですか?」
沙織「はい。黄金聖闘士をと思いましたが、万が一の事があってはこの聖域に多大な損害をこうむりますから。警戒心を抱かせないためにも、まずは聖域で働く一般人。そうですね…、アテナ付きの女官を装ってかの地へ行ってもらいたいのです。」
ならば葵が行って万が一の事があれば損害は無いと言うのだろうか。
しかし、葵は沙織の言わんとする意味を全て汲み取っていた。
「なるほど、それならば私が適任というところですね。承知いたしました、お引き受けいたしましょう。」
シオン「恐れながら、アテナ。私は反対ですぞ!」
沙織「まぁ。」
すると、円卓に着いている現代黄金も次々と挙手して反対の意を表明した。
そこには巨大な円卓があり、アテナ、教皇、黄金聖闘士が一同に会して会議ができるようになっていた。
「ここに入るのは、我らが聖戦に赴く前の作戦会議以来です。」
シオン「そうじゃな…。」
葵はかつて自分が座した山羊座の位置をそっと撫でる。
童虎「さぁ、皆も己の位置に座れ。葵、そなたはアテナの脇に席を設えておる。」
「わかった。」
やがて沙織も席に着き、議題に入った。
沙織「聖戦が終わり、地上、海界、冥界ともに復興に集中してまいりました。そして、次の段階に入る時と私は考えました。」
サガ「次の段階?」
沙織「三界の友好的関係を築く時。上辺ばかりの講和ではなく、実のある講和を結ぶためにも必要だと考えております。」
童虎「してアテナ。どのように?」
沙織「親善大使を擁立し、三界の友好の架け橋となってもらいたいのです。」
三界講和は確かに結んだ。
お互いの領内は不可侵、復興への協力、定期的な使者の訪問等々。
しかし、ほとんどの条項は復興中の為に見過ごされていて、交流という交流はなされていない。
沙織「ですので、この聖域から先んじて他の二界へ親善大使を送りたいと思うのです。そして、そのお役目を…葵お姉様に依頼したいのです。」
「私に…ですか?」
沙織「はい。黄金聖闘士をと思いましたが、万が一の事があってはこの聖域に多大な損害をこうむりますから。警戒心を抱かせないためにも、まずは聖域で働く一般人。そうですね…、アテナ付きの女官を装ってかの地へ行ってもらいたいのです。」
ならば葵が行って万が一の事があれば損害は無いと言うのだろうか。
しかし、葵は沙織の言わんとする意味を全て汲み取っていた。
「なるほど、それならば私が適任というところですね。承知いたしました、お引き受けいたしましょう。」
シオン「恐れながら、アテナ。私は反対ですぞ!」
沙織「まぁ。」
すると、円卓に着いている現代黄金も次々と挙手して反対の意を表明した。