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~天蠍宮~
守護者不在で天秤宮をスルーして、天蠍宮へやってきた。
「このマークは蠍座だな。」
?「よくわかったな、女。」
宮の中から出てきたのは、癖の強い青紫の髪を靡かせた青年。
白いマントが宙にそよぐ。
?「俺は天蠍宮を守護する蠍座のミロだ。」
「私は御剣葵。」
ミロ「下の宮での出来事は聞いている。葵と言ったな。お前、一体何者だ?」
「何者とは?」
ミロはキッと葵を睨む。
ミロ「とぼけるな。油断していたかもしれんが、アルデバランやデスマスクを投げ飛ばし、殴り飛ばすなど普通の人間には不可能だ。まして、女ならなおの事!」
「別にこれといって何者だという肩書きも無いんだけどな;」
ミロ「ならば、この俺が見極めてくれる! さぁ、かまえろ!」
ミロの人差し指の爪が赤くなり、伸びた。
(マニキュア?)
ミロ「このミロ、例えアテナが認めた者であっても、得心がいかぬ存在を認める事はできん!」
「なるほど、正しい心構えだ。何事も自分で納得できなきゃ。ただ、上の者の指示に従っているだけが聖闘士ではないだろうし。いいだろう、ミロ。この喧嘩買った!!」
葵は嬉しそうにかまえる。
ミロ「フッ、その威勢もいつまで続くかな? 喰らえ、真紅の衝撃!!」
キラリと爪先が光ったように見えた葵は、無意識に危険を察知してその場から飛び退いた。
すると、まさに自分が立っていた場所の真後ろにある壁に、ピシピシといくつかの極小の穴が開いた。
ミロ「ほぅ。俺のスカーレットニードルを察知して避けるとは。ますます何者か知りたくなったぞ?」
「蠍の毒にやられたくはないんでね。ミロ、今から手加減なしで君を倒す。それを持って、私が何者か考えるがいい。」
ミロ「こしゃくな…。一度避けたからと言って、図に乗ると痛い目にあうぞ!! そら、もう一度だ!」
指が自分を指し示す瞬間、葵はミロとの距離を一気に詰めて懐に入る。
守護者不在で天秤宮をスルーして、天蠍宮へやってきた。
「このマークは蠍座だな。」
?「よくわかったな、女。」
宮の中から出てきたのは、癖の強い青紫の髪を靡かせた青年。
白いマントが宙にそよぐ。
?「俺は天蠍宮を守護する蠍座のミロだ。」
「私は御剣葵。」
ミロ「下の宮での出来事は聞いている。葵と言ったな。お前、一体何者だ?」
「何者とは?」
ミロはキッと葵を睨む。
ミロ「とぼけるな。油断していたかもしれんが、アルデバランやデスマスクを投げ飛ばし、殴り飛ばすなど普通の人間には不可能だ。まして、女ならなおの事!」
「別にこれといって何者だという肩書きも無いんだけどな;」
ミロ「ならば、この俺が見極めてくれる! さぁ、かまえろ!」
ミロの人差し指の爪が赤くなり、伸びた。
(マニキュア?)
ミロ「このミロ、例えアテナが認めた者であっても、得心がいかぬ存在を認める事はできん!」
「なるほど、正しい心構えだ。何事も自分で納得できなきゃ。ただ、上の者の指示に従っているだけが聖闘士ではないだろうし。いいだろう、ミロ。この喧嘩買った!!」
葵は嬉しそうにかまえる。
ミロ「フッ、その威勢もいつまで続くかな? 喰らえ、真紅の衝撃!!」
キラリと爪先が光ったように見えた葵は、無意識に危険を察知してその場から飛び退いた。
すると、まさに自分が立っていた場所の真後ろにある壁に、ピシピシといくつかの極小の穴が開いた。
ミロ「ほぅ。俺のスカーレットニードルを察知して避けるとは。ますます何者か知りたくなったぞ?」
「蠍の毒にやられたくはないんでね。ミロ、今から手加減なしで君を倒す。それを持って、私が何者か考えるがいい。」
ミロ「こしゃくな…。一度避けたからと言って、図に乗ると痛い目にあうぞ!! そら、もう一度だ!」
指が自分を指し示す瞬間、葵はミロとの距離を一気に詰めて懐に入る。