異界の巫女
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~最終話~
天照は胸の内から円鏡を取り出し、鏡の面に太陽の光を当てる。
天照『我は過ちを犯した。異つ世界の神の侵入に気がつかなんだ事、その神を数百年において放置した事。そして、我が娘…葵をこの世界に連れて行かれるのを阻止できなんだ事…。』
沙織「天照…。」
天照『我が犯した3つの過ちの数だけ、今から奇跡を起こす。』
すると、鏡から眩い光が辺りに満ち溢れた。
これはまるで、葵が初めて巨蟹宮で力を使った時と同じような光。
沙織「天照、一体何を!?」
天照『葵の魂はかの邪神の呪いによって魂を砕かれ、元の世界に戻る事もできずこの地に漂っている。救いの手が無ければ、永遠とも取れる時間をあの娘はさまよい続ける。1つ目の奇跡、それは葵の魂の修復。』
鏡の光がやがて人の形になっていく。
天照の頭上、アテナ神像の胸元あたりで、その人の形は胎児のように体を丸める。
シオン「こ、これは一体!?」
サガ「この周囲に、凄まじい小宇宙が満ち溢れている!!」
天照はまた言葉を紡ぐ。
天照『葵の魂が宿る肉体。それもかの邪神の呪いにより光となって消滅した。ならば、2つ目の奇跡…その肉体を復活させよう。』
鏡の光は光の胎児の横に再び人の形を成す。
それは魂という不確定な物質ではなく、段々と形を明らかにしていった。
アフロ「あ、あぁあ…。」
ロス「こんな、事が!?」
それはまた胎児のような形に体を丸める。
それは紛れも無く―――。
全員「「「葵(さん)!!」」」
天照は満足そうに微笑み、何やら呪いを唱えた。
唱え終わると、葵の肉体と光の胎児が融合していく。
ゆっくりと、確実に。
シュラ「これは、夢なのか…?」
天照『夢ではないぞ? 黄金の闘士。神が犯した過ちを償うには、神にしかできぬ償いをしてこそ。3つ目の奇跡、肉体と魂の融合だ。我が世界の娘、目を開けて…あの愛しい者たちの所へ…。』
天照は胸の内から円鏡を取り出し、鏡の面に太陽の光を当てる。
天照『我は過ちを犯した。異つ世界の神の侵入に気がつかなんだ事、その神を数百年において放置した事。そして、我が娘…葵をこの世界に連れて行かれるのを阻止できなんだ事…。』
沙織「天照…。」
天照『我が犯した3つの過ちの数だけ、今から奇跡を起こす。』
すると、鏡から眩い光が辺りに満ち溢れた。
これはまるで、葵が初めて巨蟹宮で力を使った時と同じような光。
沙織「天照、一体何を!?」
天照『葵の魂はかの邪神の呪いによって魂を砕かれ、元の世界に戻る事もできずこの地に漂っている。救いの手が無ければ、永遠とも取れる時間をあの娘はさまよい続ける。1つ目の奇跡、それは葵の魂の修復。』
鏡の光がやがて人の形になっていく。
天照の頭上、アテナ神像の胸元あたりで、その人の形は胎児のように体を丸める。
シオン「こ、これは一体!?」
サガ「この周囲に、凄まじい小宇宙が満ち溢れている!!」
天照はまた言葉を紡ぐ。
天照『葵の魂が宿る肉体。それもかの邪神の呪いにより光となって消滅した。ならば、2つ目の奇跡…その肉体を復活させよう。』
鏡の光は光の胎児の横に再び人の形を成す。
それは魂という不確定な物質ではなく、段々と形を明らかにしていった。
アフロ「あ、あぁあ…。」
ロス「こんな、事が!?」
それはまた胎児のような形に体を丸める。
それは紛れも無く―――。
全員「「「葵(さん)!!」」」
天照は満足そうに微笑み、何やら呪いを唱えた。
唱え終わると、葵の肉体と光の胎児が融合していく。
ゆっくりと、確実に。
シュラ「これは、夢なのか…?」
天照『夢ではないぞ? 黄金の闘士。神が犯した過ちを償うには、神にしかできぬ償いをしてこそ。3つ目の奇跡、肉体と魂の融合だ。我が世界の娘、目を開けて…あの愛しい者たちの所へ…。』