ああ、葵。

俺が愛した異界の少女。

この数ヶ月の間に、俺の心へ深く愛を芽生えさせてくれた少女よ。

本当なら、俺たちにはもっと幸せな結末が訪れるはずだったのに。

俺も葵の事を好きだと、愛していると言えていたら、きっと俺たちは幸せになれた。

周りに何かと言われながらも、恋人になれただろう。

静かに、ゆっくりと愛を育んで。

共に語り合い、肩を抱き、愛を囁いて。

時々、つまらない事で喧嘩もして。

それを周りが骨を折って仲直りさせようとするだろうな。

人のいいヤツが多いんだ、ここは。

俺は戦いに明け暮れる日々を送るだろうけど、君の明るさや優しさに癒されて。

俺も君の笑顔を守るために戦って。

いつかは、永遠の愛を誓って―――。