異界の巫女
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「ん……。」
?「気が付かれましたか?」
目を開けると、石造りの天井が見えた。
さらに横を見ると、1人の少女が自分の額に手を当てて微笑んでいた。
?「何処か、痛い所や苦しい所はありませんか?」
「……ありま、せん。」
?「よかった。随分と気を失っておられたので、心配しました。」
「ここは、何処ですか?」
?「ここは聖域です。」
「サン、クチュアリ?」
?「はい。申し送れましたが、私は城戸沙織。聖域ではアテナと呼ばれています。」
「私は、志摩葵です…。」
沙織「葵さんとおっしゃるんですのね。綺麗なお名前ですね。」
一通りの自己紹介を終えて、沙織は今、葵が置かれている状況を説明した。
説明後も、葵は何処か信じられない表情だった。
しかし、沙織の表情は真剣そのもの。
体で感じるこの空間の空気や風も、昨日まで自分がいた世界の物とは違う気がしていた。
沙織「そして、貴女は胸にこれを抱いていたのです。」
沙織が差し出した物は、葵の守ろうとした物だった。
「御神体!!」
沙織「御神体? では、これはどこかに祀られていたのですか?」
「私の家。家って言っても、私の家は神社だから……。そこに祀られていた物なんです。」
この御神体からは、大きな小宇宙を感じられる。
何かを守るような、包み込むような。
それでいて、何者をも切り裂くであろう鋭いものも。
?「気が付かれましたか?」
目を開けると、石造りの天井が見えた。
さらに横を見ると、1人の少女が自分の額に手を当てて微笑んでいた。
?「何処か、痛い所や苦しい所はありませんか?」
「……ありま、せん。」
?「よかった。随分と気を失っておられたので、心配しました。」
「ここは、何処ですか?」
?「ここは聖域です。」
「サン、クチュアリ?」
?「はい。申し送れましたが、私は城戸沙織。聖域ではアテナと呼ばれています。」
「私は、志摩葵です…。」
沙織「葵さんとおっしゃるんですのね。綺麗なお名前ですね。」
一通りの自己紹介を終えて、沙織は今、葵が置かれている状況を説明した。
説明後も、葵は何処か信じられない表情だった。
しかし、沙織の表情は真剣そのもの。
体で感じるこの空間の空気や風も、昨日まで自分がいた世界の物とは違う気がしていた。
沙織「そして、貴女は胸にこれを抱いていたのです。」
沙織が差し出した物は、葵の守ろうとした物だった。
「御神体!!」
沙織「御神体? では、これはどこかに祀られていたのですか?」
「私の家。家って言っても、私の家は神社だから……。そこに祀られていた物なんです。」
この御神体からは、大きな小宇宙を感じられる。
何かを守るような、包み込むような。
それでいて、何者をも切り裂くであろう鋭いものも。