異界の巫女
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~第13話~
葵、君を守りたかった。
けれど、君の全ては俺からすり抜けてしまって。
俺に残されたのは、呼吸すらできなくなりそうな胸の痛み。
そして、君の血で染められた真っ赤なマントだけ―――。
アイオロスたちが聖域に戻ると、残っていた黄金聖闘士、サガ、シオン、アテナが白羊宮で待っていた。
みな、揃って目を赤く腫らしている。
どうやら、彼らも葵が亡くなった事が神殿を覆っていたアレスの小宇宙の消失でやっと感じとれたらしい。
ただ、誰もアイオロスたちを責めなかった。
お互いに言葉なく、ただ嗚咽を漏らすだけで全てを分かち合っていた。
沙織「…葵さんの亡骸は?」
ムウ「シュラはどうしたのですか?」
葵が亡くなった事はわかったが、その遺体を誰も抱いていなかった。
そして、アイオリアに担がれてシュラは意識を失っていた。
目尻が赤くなっており、彼の嘆きも相当なものだったと測れる。
ロス「詳しくは、上で。よろしいでしょうか、アテナ。」
沙織「わかりました…。」
悲しみの影を引き摺った一行は、沙織のテレポートで教皇の間へと向かった。
葵、君を守りたかった。
けれど、君の全ては俺からすり抜けてしまって。
俺に残されたのは、呼吸すらできなくなりそうな胸の痛み。
そして、君の血で染められた真っ赤なマントだけ―――。
アイオロスたちが聖域に戻ると、残っていた黄金聖闘士、サガ、シオン、アテナが白羊宮で待っていた。
みな、揃って目を赤く腫らしている。
どうやら、彼らも葵が亡くなった事が神殿を覆っていたアレスの小宇宙の消失でやっと感じとれたらしい。
ただ、誰もアイオロスたちを責めなかった。
お互いに言葉なく、ただ嗚咽を漏らすだけで全てを分かち合っていた。
沙織「…葵さんの亡骸は?」
ムウ「シュラはどうしたのですか?」
葵が亡くなった事はわかったが、その遺体を誰も抱いていなかった。
そして、アイオリアに担がれてシュラは意識を失っていた。
目尻が赤くなっており、彼の嘆きも相当なものだったと測れる。
ロス「詳しくは、上で。よろしいでしょうか、アテナ。」
沙織「わかりました…。」
悲しみの影を引き摺った一行は、沙織のテレポートで教皇の間へと向かった。