異界の巫女
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そこは元々、険しい山が連なっていた一角。
そこに、アテナの言ったとおりに神殿が現れていた。
12宮より少し大きめで、華美なレリーフが施された豪奢な宮殿。
それなのに、この宮殿からは暗い負の小宇宙しか漂ってこない。
それこそ、アレスの小宇宙なのだろう。
ロス「微かにだが、中からアテナの小宇宙を感じる。」
童虎「葵に対するアテナの加護であろう。聖域でアテナの近くにおったおかげじゃ。じゃが、長くこの中におれば、アレスの小宇宙にそれも削がれてしまうだろう。早々に救出せねばの。」
アテナの加護が削がれる事。
それすなわち、アレスの力が葵に作用する事を指す。
それまでに、何としても葵を救い出さねばならない。
デス「あいつはきっと待ってるはずだ、俺たちを。そしてシュラ、お前を。」
シュラ「…あぁ。」
アテナとの約定を破るような事はしない。
己の心に逆らうような事も、葵を悲しませる事も。
シュラ「行こう!」
中へ入ると、とても静かで暗い。
床にも水溜りが所々にあるが、数千年も使われる事も無かった神殿だからと言われればそれまでだ。
しかし、奥の方から悪意の小宇宙がヒシヒシと感じられて、そこに葵がいる事も窺える。
どれほど心細いだろう。
怖くて泣いていないだろうか、怪我をしていないだろうか。
シュラの心の中に、葵へ対する心配が溢れる。
それほどまで、葵の事が愛しいのだ。
早く、助け出してあげたい。
愛していると囁きたい、囁かれたい。
あの華奢な体を力いっぱいに抱きしめてあげたい。
アフロ「シュラ、小宇宙が乱れているぞ?」
シュラ「そうか、気をつける。」
デス「大方、葵の心配してるんだろう?」
リア「葵もさぞかし不安だろう。早く助け出し、アテナの元へ連れ帰らなくては。」
ロス「そうだな。そして、シュラが葵の不安を根こそぎ取り除かないとな?」
シュラ「アイオロス///」
童虎「ホッホッホ。若いとはいいものじゃの。」
シュラ「老師まで;」
童虎「さて、話はここまでじゃ。目的地は、あの扉の向こうらしいぞ?」
重苦しい小宇宙がその扉の向こうから漂ってくる。
6人は表情を引き締め、闘士の顔になる。
そして、荒々しくもその扉を開いた―――。
そこに、アテナの言ったとおりに神殿が現れていた。
12宮より少し大きめで、華美なレリーフが施された豪奢な宮殿。
それなのに、この宮殿からは暗い負の小宇宙しか漂ってこない。
それこそ、アレスの小宇宙なのだろう。
ロス「微かにだが、中からアテナの小宇宙を感じる。」
童虎「葵に対するアテナの加護であろう。聖域でアテナの近くにおったおかげじゃ。じゃが、長くこの中におれば、アレスの小宇宙にそれも削がれてしまうだろう。早々に救出せねばの。」
アテナの加護が削がれる事。
それすなわち、アレスの力が葵に作用する事を指す。
それまでに、何としても葵を救い出さねばならない。
デス「あいつはきっと待ってるはずだ、俺たちを。そしてシュラ、お前を。」
シュラ「…あぁ。」
アテナとの約定を破るような事はしない。
己の心に逆らうような事も、葵を悲しませる事も。
シュラ「行こう!」
中へ入ると、とても静かで暗い。
床にも水溜りが所々にあるが、数千年も使われる事も無かった神殿だからと言われればそれまでだ。
しかし、奥の方から悪意の小宇宙がヒシヒシと感じられて、そこに葵がいる事も窺える。
どれほど心細いだろう。
怖くて泣いていないだろうか、怪我をしていないだろうか。
シュラの心の中に、葵へ対する心配が溢れる。
それほどまで、葵の事が愛しいのだ。
早く、助け出してあげたい。
愛していると囁きたい、囁かれたい。
あの華奢な体を力いっぱいに抱きしめてあげたい。
アフロ「シュラ、小宇宙が乱れているぞ?」
シュラ「そうか、気をつける。」
デス「大方、葵の心配してるんだろう?」
リア「葵もさぞかし不安だろう。早く助け出し、アテナの元へ連れ帰らなくては。」
ロス「そうだな。そして、シュラが葵の不安を根こそぎ取り除かないとな?」
シュラ「アイオロス///」
童虎「ホッホッホ。若いとはいいものじゃの。」
シュラ「老師まで;」
童虎「さて、話はここまでじゃ。目的地は、あの扉の向こうらしいぞ?」
重苦しい小宇宙がその扉の向こうから漂ってくる。
6人は表情を引き締め、闘士の顔になる。
そして、荒々しくもその扉を開いた―――。