異界の巫女
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
~第10話~
暗き祭壇、攫われた葵は祭壇に両手を繋がれて立っていた。
気を失っているようで、ピクリとも動かない。
アレス『穢れを知らぬ乙女、清らかなその肉体。我の器にこそ相応しい……。』
葵の体に触れようとすると、バチンと目に見えぬ力で弾かれる。
アレス『聖域にいた加護か。アテナの力が娘を包んでおる…。だが、それもじきに消え失せる。この、アレス神殿の空気に触れておればな。』
アレスが手をソッと上げると、周りが地震のように揺れて岩盤が崩れていく。
アレス『さぁ、我が神殿の復活ぞ!』
地面からその場がせり上がり、何かを覆い隠そうとしていた岩盤は剥げ落ちて、古い神殿が聖域の端に現れた。
まるで、私はここだと誘うように。
アレス『さぁ、来るがいいアテナとその聖闘士どもよ!』
アレスは12宮の方角を見て、ほくそえんだ。
暗き祭壇、攫われた葵は祭壇に両手を繋がれて立っていた。
気を失っているようで、ピクリとも動かない。
アレス『穢れを知らぬ乙女、清らかなその肉体。我の器にこそ相応しい……。』
葵の体に触れようとすると、バチンと目に見えぬ力で弾かれる。
アレス『聖域にいた加護か。アテナの力が娘を包んでおる…。だが、それもじきに消え失せる。この、アレス神殿の空気に触れておればな。』
アレスが手をソッと上げると、周りが地震のように揺れて岩盤が崩れていく。
アレス『さぁ、我が神殿の復活ぞ!』
地面からその場がせり上がり、何かを覆い隠そうとしていた岩盤は剥げ落ちて、古い神殿が聖域の端に現れた。
まるで、私はここだと誘うように。
アレス『さぁ、来るがいいアテナとその聖闘士どもよ!』
アレスは12宮の方角を見て、ほくそえんだ。