異界の巫女
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~第8話~
時々、思う事がある。
あの異世界の少女、葵の事を。
だが、それは罪。
俺には、今生の全てをアテナの為に捧げるという誓いがあるのだから。
罪を償うため、誰かを愛する事を禁忌として、己を戒めるのだ。
それこそ、俺のアテナへの忠誠の証―――。
沙織「凶相が出ているというのですか? シオン。」
黄金聖闘士たちとの謁見の中、シオン、サガ、アイオロスは先の星見をアテナに報告した。
不吉が迫っていると。
シオン「御意にござります。しかも、邪神復活の兆しありと。」
サガ「新たな相が出ております。『悲愴』・『神の復活』・『恐怖』・『混乱』と。」
沙織はため息をつき、玉座にもたれる。
ハーデスとの聖戦も終わり、当分は大きな争いもないと思っていた矢先、またしても争いは起こるという。
今生の聖闘士たちはもう充分に苦しみ、戦った。
これ以上、そんな思いをさせたくなかったのだ。
シュラ「アテナ、どうか嘆かれませんよう。」
沙織「シュラ?」
シュラ「我ら黄金聖闘士。いえ、聖闘士全員はこの世界を守るために戦う宿命。どうかそれを嘆かれませんよう…。いかなる邪悪も我らが退けて見せましょう、例え命に代えてでも。」
沙織「その気持ちは嬉しく思います。ですが、私はあなた方だけに苦しい思いをさせるつもりはありません。私も共に戦いましょう。」
守られているだけの存在ではなく、共に戦うという高潔な願い。
それを感じた黄金聖闘士たちは更にアテナへの忠誠を誓うのだった。
時々、思う事がある。
あの異世界の少女、葵の事を。
だが、それは罪。
俺には、今生の全てをアテナの為に捧げるという誓いがあるのだから。
罪を償うため、誰かを愛する事を禁忌として、己を戒めるのだ。
それこそ、俺のアテナへの忠誠の証―――。
沙織「凶相が出ているというのですか? シオン。」
黄金聖闘士たちとの謁見の中、シオン、サガ、アイオロスは先の星見をアテナに報告した。
不吉が迫っていると。
シオン「御意にござります。しかも、邪神復活の兆しありと。」
サガ「新たな相が出ております。『悲愴』・『神の復活』・『恐怖』・『混乱』と。」
沙織はため息をつき、玉座にもたれる。
ハーデスとの聖戦も終わり、当分は大きな争いもないと思っていた矢先、またしても争いは起こるという。
今生の聖闘士たちはもう充分に苦しみ、戦った。
これ以上、そんな思いをさせたくなかったのだ。
シュラ「アテナ、どうか嘆かれませんよう。」
沙織「シュラ?」
シュラ「我ら黄金聖闘士。いえ、聖闘士全員はこの世界を守るために戦う宿命。どうかそれを嘆かれませんよう…。いかなる邪悪も我らが退けて見せましょう、例え命に代えてでも。」
沙織「その気持ちは嬉しく思います。ですが、私はあなた方だけに苦しい思いをさせるつもりはありません。私も共に戦いましょう。」
守られているだけの存在ではなく、共に戦うという高潔な願い。
それを感じた黄金聖闘士たちは更にアテナへの忠誠を誓うのだった。