一方、その頃。

星見の丘スターヒルに３つの影。


シオン「サガ、アイオロス。そなたらはこの星の相をどう見る？」


シオン、サガ、アイオロスは同じ空を見ていた。


サガ「凶相がますます強く、濃く見れます。」

ロス「私もです。それも悪い事が起きるようですね。」

シオン「新たに星が見せる相は、『悲愴』・『神の復活』・『恐怖』・『混乱』…。何一つ明るい相がない。」

サガ「何者かの悲しみが、神を復活させて世界を恐怖と混乱に陥れる。そういう事でしょうか？」


誰かの悲しみが引き金となり、『神』を起こす。

恐怖と混乱をもたらす神となれば、歓迎されざる邪神の復活に他ならない。


シオン「一体、どの神が復活の兆しを見せているのだ…。」

ロス「早速、各地の聖闘士たちに封印された邪神の状態を確認させましょう。封印の効力が切れかけているなら、アテナに封印を施していただかなくては。」

シオン「そうじゃな。頼む、サガ。」

サガ「御意。」


３人の上を流れ星が流れた。

時を告げるかのように―――。