異界の巫女
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~第7話~
葵はその身に慣れぬ力を宿したまま、以前と変わらない生活を続けていた。
その姿を見受けて、12宮の住人たちも安心している。
だが、彼女の心の中のささやかな変化は、まだ誰も知らなかった―――。
葵はある1人の男性を想うようになったのだ。
自分に優しい小宇宙を与えてくれたあの男性を。
葵は、シュラに恋をした―――。
「はぁ…。」
デス「……。」
アフロ「……。」
双魚宮でのティータイムに呼ばれた葵は、ティーカップを見つめたまま何度もため息をつく。
その場にいるデスマスクとアフロディーテは何事かと彼女の顔を覗き込むが、自分たちが彼女の視界に入っていない事は一目瞭然だ。
デス『おい、アフロディーテ。葵はなんでこんなため息ばっかついてるんだよ。』
アフロ『私が知るわけないだろう? 君こそ心当たりはないのか?』
デス『あったら聞かねーよ。』
アフロ『やれやれ…;』
アフロディーテは葵の手にソッと触れる。
アフロ「葵、悩みがあるのかい?」
「え、ううん。何もないよ。」
デス「じゃあ、何で何回もため息ついてやがる? 悩みがあるんだろ?」
「べ、別に///」
頬を薄く朱に染める葵の表情を見て、2人はほぼ同時に納得する。
アフロ『恋だね。』
デス『恋だな。』
この12宮の住人は、それぞれ異なった魅力を持っているし無理もない。
問題はその相手だ。
デス「葵、お前誰かに惚れたな?」
「ブフ―――ッ!!!」
葵の吹き出した紅茶は見事にデスマスクの顔にクリーンヒットした。
デス「きったねぇ!!」
アフロ「ほら、このタオルで拭けばいい。」
デス「ったく…!」
デスマスクは恨めしい気持ちを込めて葵を睨むが、一瞬で苛立ちは消えた。
「………///」
顔をますます朱に染めて、葵は俯いてしまった。
葵はその身に慣れぬ力を宿したまま、以前と変わらない生活を続けていた。
その姿を見受けて、12宮の住人たちも安心している。
だが、彼女の心の中のささやかな変化は、まだ誰も知らなかった―――。
葵はある1人の男性を想うようになったのだ。
自分に優しい小宇宙を与えてくれたあの男性を。
葵は、シュラに恋をした―――。
「はぁ…。」
デス「……。」
アフロ「……。」
双魚宮でのティータイムに呼ばれた葵は、ティーカップを見つめたまま何度もため息をつく。
その場にいるデスマスクとアフロディーテは何事かと彼女の顔を覗き込むが、自分たちが彼女の視界に入っていない事は一目瞭然だ。
デス『おい、アフロディーテ。葵はなんでこんなため息ばっかついてるんだよ。』
アフロ『私が知るわけないだろう? 君こそ心当たりはないのか?』
デス『あったら聞かねーよ。』
アフロ『やれやれ…;』
アフロディーテは葵の手にソッと触れる。
アフロ「葵、悩みがあるのかい?」
「え、ううん。何もないよ。」
デス「じゃあ、何で何回もため息ついてやがる? 悩みがあるんだろ?」
「べ、別に///」
頬を薄く朱に染める葵の表情を見て、2人はほぼ同時に納得する。
アフロ『恋だね。』
デス『恋だな。』
この12宮の住人は、それぞれ異なった魅力を持っているし無理もない。
問題はその相手だ。
デス「葵、お前誰かに惚れたな?」
「ブフ―――ッ!!!」
葵の吹き出した紅茶は見事にデスマスクの顔にクリーンヒットした。
デス「きったねぇ!!」
アフロ「ほら、このタオルで拭けばいい。」
デス「ったく…!」
デスマスクは恨めしい気持ちを込めて葵を睨むが、一瞬で苛立ちは消えた。
「………///」
顔をますます朱に染めて、葵は俯いてしまった。