異界の巫女
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この優しい少女に宿るには、力はあまりに大きすぎた。
自分の中へ宿った力に怯え、葵は苦しんでいる。
ミロ「そういえば、君が持っていたはずの退魔刀はどうしたのだ?」
シャカ「うむ。昨日、あの力が発現してから消えたままだが?」
「消えてないよ。今も、皆の前にある。」
カミュ「しかし、我らの前には……、まさか!?」
「そう。カミュの考えている事は、多分当たってるよ。」
ミロ「カミュの考えとは?」
カミュ「退魔刀は、葵の体内にあるということだ。」
ミロ「何だって!?」
葵は左手を目の前まで上げて、掌を上にした。
『顕現せよ、退魔刀。』
すると、淡い光が葵の左手を包み、光が徐々に刀の形を取った。
やがて刀全体が形成されると、それは物質化して葵の手に握られた。
葵以外は初めて見る、退魔刀の抜き身。
童虎「ほぅ、実に美しき刀じゃの。」
ムウ「えぇ。まるで、宝刀の如し…ですね。」
「ムウの言うとおり、これは宝刀だよ。」
葵は退魔刀を軽く振るった。
すると、刀身からは光の粒がパァッと舞う。
「退魔刀は、儀式で使う宝刀のようなもの。この刀身は綺麗だけど、刃は潰してあるみたい。」
よく見れば、確かに刃の部分は潰されている。
これでは物質的に斬る事はできまい。
自分の中へ宿った力に怯え、葵は苦しんでいる。
ミロ「そういえば、君が持っていたはずの退魔刀はどうしたのだ?」
シャカ「うむ。昨日、あの力が発現してから消えたままだが?」
「消えてないよ。今も、皆の前にある。」
カミュ「しかし、我らの前には……、まさか!?」
「そう。カミュの考えている事は、多分当たってるよ。」
ミロ「カミュの考えとは?」
カミュ「退魔刀は、葵の体内にあるということだ。」
ミロ「何だって!?」
葵は左手を目の前まで上げて、掌を上にした。
『顕現せよ、退魔刀。』
すると、淡い光が葵の左手を包み、光が徐々に刀の形を取った。
やがて刀全体が形成されると、それは物質化して葵の手に握られた。
葵以外は初めて見る、退魔刀の抜き身。
童虎「ほぅ、実に美しき刀じゃの。」
ムウ「えぇ。まるで、宝刀の如し…ですね。」
「ムウの言うとおり、これは宝刀だよ。」
葵は退魔刀を軽く振るった。
すると、刀身からは光の粒がパァッと舞う。
「退魔刀は、儀式で使う宝刀のようなもの。この刀身は綺麗だけど、刃は潰してあるみたい。」
よく見れば、確かに刃の部分は潰されている。
これでは物質的に斬る事はできまい。