異界の巫女
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シュラ「巨蟹宮へ?」
双魚宮、宝瓶宮は主が不在なので素通りしてきたが磨羯宮は主がいた。
「この書類の報告を上げるようにって、シオンが言ってたから。」
シュラ「…俺も行く。」
「え? でも宮を空けたらまずいんじゃ?」
シュラ「今日は休養日なのでな。あの蟹がお前に何もしないという保障はできん。」
「じゃあ、お願いします…;」
この数日、デスマスクにセクハラを受けたのは数知れず。
その都度、黄金聖闘士たちからも鉄槌が落とされているのに全然懲りない。
周りに誰もいない事を想像すると、シュラの申し出を断るような無謀な気持ちはもてなかった。
下へ行くうちに、シュラの表情がおかしい事に気がついた。
「シュラ、どうかしたの?」
シュラ「…巨蟹宮がおかしい。」
「え?」
シュラ「負の小宇宙が、空気が濃くなっている。どうやら、また巨蟹宮に溜まりはじめたか。」
これくらい負の小宇宙の濃度が濃くなれば、他の黄金聖闘士たちも気付き、巨蟹宮へ何人か向かってくるだろう。
だが、葵を連れて行く事は得策ではない。
シュラ「葵、獅子宮へ行くぞ。」
「アイオリアの所?」
獅子宮へ向かうと、黄金聖衣に身を包んだアイオリアが2人を出迎えた。
リア「シュラ、巨蟹宮が。」
シュラ「あぁ、そのようだな。アイオリア、葵をここに残す。お前は葵を守ってくれ。」
「シュラ?」
シュラ「葵、お前をあそこへ連れて行く事はできん。アイオリアの指示に従って、獅子宮からは出るな。」
シュラはそれだけ言うと自分も黄金聖衣を呼び寄せて纏い、巨蟹宮へと向かった。
「ねぇ、アイオリア。巨蟹宮は…デスは大丈夫なのかな?」
不安げな目をする葵の頭をアイオリアはポフポフ撫でた。
リア「大丈夫だ。巨蟹宮、デスマスクがこうなるのは仕方がないのだ。蟹座の宿命というしかあるまい…。」
あんなにもくだけているデスマスクにこんな重い、苦しい宿命があるなんて葵は知らなかった。
「デス、シュラ…。どうか、無事で。」
双魚宮、宝瓶宮は主が不在なので素通りしてきたが磨羯宮は主がいた。
「この書類の報告を上げるようにって、シオンが言ってたから。」
シュラ「…俺も行く。」
「え? でも宮を空けたらまずいんじゃ?」
シュラ「今日は休養日なのでな。あの蟹がお前に何もしないという保障はできん。」
「じゃあ、お願いします…;」
この数日、デスマスクにセクハラを受けたのは数知れず。
その都度、黄金聖闘士たちからも鉄槌が落とされているのに全然懲りない。
周りに誰もいない事を想像すると、シュラの申し出を断るような無謀な気持ちはもてなかった。
下へ行くうちに、シュラの表情がおかしい事に気がついた。
「シュラ、どうかしたの?」
シュラ「…巨蟹宮がおかしい。」
「え?」
シュラ「負の小宇宙が、空気が濃くなっている。どうやら、また巨蟹宮に溜まりはじめたか。」
これくらい負の小宇宙の濃度が濃くなれば、他の黄金聖闘士たちも気付き、巨蟹宮へ何人か向かってくるだろう。
だが、葵を連れて行く事は得策ではない。
シュラ「葵、獅子宮へ行くぞ。」
「アイオリアの所?」
獅子宮へ向かうと、黄金聖衣に身を包んだアイオリアが2人を出迎えた。
リア「シュラ、巨蟹宮が。」
シュラ「あぁ、そのようだな。アイオリア、葵をここに残す。お前は葵を守ってくれ。」
「シュラ?」
シュラ「葵、お前をあそこへ連れて行く事はできん。アイオリアの指示に従って、獅子宮からは出るな。」
シュラはそれだけ言うと自分も黄金聖衣を呼び寄せて纏い、巨蟹宮へと向かった。
「ねぇ、アイオリア。巨蟹宮は…デスは大丈夫なのかな?」
不安げな目をする葵の頭をアイオリアはポフポフ撫でた。
リア「大丈夫だ。巨蟹宮、デスマスクがこうなるのは仕方がないのだ。蟹座の宿命というしかあるまい…。」
あんなにもくだけているデスマスクにこんな重い、苦しい宿命があるなんて葵は知らなかった。
「デス、シュラ…。どうか、無事で。」