君の瞳に映るもの
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千空、クロム、マグマが帰ってきたのは洞窟探索に出てから3日後の夜だった。
1月4日。
今日は千空の誕生日。
ゲンが主体となって作り上げた天文台を千空は物見やぐらに丁度いいなどと言っていたがかなり気に入っているようで、その顔は年相応の少年の顔だった。
宴も開かれ大いに盛り上がっている。
「はい、消えた石がこんなところから出てきちゃったよ~」
「ヤベー⁉どっから出てきたんだ?」
「いつ見ても不思議」
マジックを披露しているゲンの手元にクロムとスイレンは釘付けになっていた。
ヤベー⁉スゲー!!と興奮気味に騒ぐクロムと静かだが興味津々といった様子のスイレンはテンションは違うが反応がそっくりだ。
2人とも不思議そうにゲンの手や出てきた石を見つめている。
「マジックだからタネも仕掛けもあるんだけどね」
「そっか、タネや仕掛けを悟られないように視線誘導されてたのか。ということは…」
「こらこら、マジックのタネを暴こうとしないの」
「スイレンはスゲー知りたがりだかんな。興味持つととことん調べられちまうぞ」
「クロムちゃんも人のこと言えないと思うよ。2人とも同じ穴の狢だからね」
「そう?」
「そうか?」
発言や首を傾げるタイミングも同じでゲンは微笑ましいなと思いながら次は何を披露しようかと袖の中に仕込んでいるタネに手を伸ばした。
「クロムがいるとはいえ、あの2人いい感じじゃない?距離も近いし」
「あ、やっぱり?私もそう思ってた」
「スイレンは無自覚っぽいけど、ゲンは隠す気ないよね」
少し離れたところからキラキラ3姉妹のガーネット、サファイア、ルビィが様子を窺っていた。
村の中でも特に恋愛話に敏感な3人はゲンとスイレンの関係に興味津々である。
そして、その話を近くで聞いていたジャスパーはため息を吐きながら肩を落としていた。
「あんまり娘の交友関係に首突っ込むとウザがられるわよ。遅めの反抗期が来るかも」
「…」
ターコイズにも釘を刺されたジャスパーはぐうの音も出ず、複雑な気持ちで酒を煽っていた。
今までスイレンには反抗という反抗をされたことがない。
今になってお父さん嫌いなどと言われては恐らくジャスパーは立ち直れないだろう。
それだけは避けたい。
ゲンが悪い奴ではないことはわかっている。
寧ろ、スイレンに対しては誠実で大切にしてくれていることも知っている。
だが、ぽっと出のどこぞの馬の骨ともわからん男に大事な娘を嫁がせるのはと考えてしまう自分がいる。
ジャスパーはまた盛大なため息を吐いた。
「あの子を信じてあげなさいよ」
「…そうだな」
そんなジャスパーの心境などつゆ知らず、スイレンは楽しいひと時を過ごすのであった。
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1月4日。
今日は千空の誕生日。
ゲンが主体となって作り上げた天文台を千空は物見やぐらに丁度いいなどと言っていたがかなり気に入っているようで、その顔は年相応の少年の顔だった。
宴も開かれ大いに盛り上がっている。
「はい、消えた石がこんなところから出てきちゃったよ~」
「ヤベー⁉どっから出てきたんだ?」
「いつ見ても不思議」
マジックを披露しているゲンの手元にクロムとスイレンは釘付けになっていた。
ヤベー⁉スゲー!!と興奮気味に騒ぐクロムと静かだが興味津々といった様子のスイレンはテンションは違うが反応がそっくりだ。
2人とも不思議そうにゲンの手や出てきた石を見つめている。
「マジックだからタネも仕掛けもあるんだけどね」
「そっか、タネや仕掛けを悟られないように視線誘導されてたのか。ということは…」
「こらこら、マジックのタネを暴こうとしないの」
「スイレンはスゲー知りたがりだかんな。興味持つととことん調べられちまうぞ」
「クロムちゃんも人のこと言えないと思うよ。2人とも同じ穴の狢だからね」
「そう?」
「そうか?」
発言や首を傾げるタイミングも同じでゲンは微笑ましいなと思いながら次は何を披露しようかと袖の中に仕込んでいるタネに手を伸ばした。
「クロムがいるとはいえ、あの2人いい感じじゃない?距離も近いし」
「あ、やっぱり?私もそう思ってた」
「スイレンは無自覚っぽいけど、ゲンは隠す気ないよね」
少し離れたところからキラキラ3姉妹のガーネット、サファイア、ルビィが様子を窺っていた。
村の中でも特に恋愛話に敏感な3人はゲンとスイレンの関係に興味津々である。
そして、その話を近くで聞いていたジャスパーはため息を吐きながら肩を落としていた。
「あんまり娘の交友関係に首突っ込むとウザがられるわよ。遅めの反抗期が来るかも」
「…」
ターコイズにも釘を刺されたジャスパーはぐうの音も出ず、複雑な気持ちで酒を煽っていた。
今までスイレンには反抗という反抗をされたことがない。
今になってお父さん嫌いなどと言われては恐らくジャスパーは立ち直れないだろう。
それだけは避けたい。
ゲンが悪い奴ではないことはわかっている。
寧ろ、スイレンに対しては誠実で大切にしてくれていることも知っている。
だが、ぽっと出のどこぞの馬の骨ともわからん男に大事な娘を嫁がせるのはと考えてしまう自分がいる。
ジャスパーはまた盛大なため息を吐いた。
「あの子を信じてあげなさいよ」
「…そうだな」
そんなジャスパーの心境などつゆ知らず、スイレンは楽しいひと時を過ごすのであった。
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