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✂︎---キリトリ線の向こう側---
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君へ贈るうた
「君の愛するものは僕も同様に愛したいと思うのだけれど、君は僕を愛しているのかい?」
「いいえ、いいえ。ならば貴方はまだきっと愛するということを知らないのです。」
震える声は鼓膜を激しく揺らす、めまいの中去りゆく君の姿に瞼は次第に重くなり、僕は又、土砂降りの雨と共に泥に還る。
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