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君へ贈るうた

「蒲公英が薔薇に恋をしたそうだぜ」
「なら空に恋した海を私は知っているわ」
「風が光とデートしているところなら見たよ」

世界は恋で満ちている。愛で溢れている。
僕らの目に、きっとそれらが映らないというだけなんだ。
そう、特別な何かが見える訳じゃないんだ。
ただ、一つ確かなことがあるのだとするならば、

共鳴し合うこの世界のことならきっと、どんなことだって、僕らは見つけることが出来るはずなんだ。
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