君の誕生日ー23.6.23ー
ーー今日は、大切な君の誕生日ーー
6月23日。それは新弥の誕生日だ。
今年もバースデーライブがあって、ファンの子達と一緒にお祝いしたしTwitterでも、おめでとうメッセージあげたんだけどね。
それでも、俺にとっては特別な…存在だから、特別に祝ってあげたいと思うのは当然じゃない?
まぁ、お互いいい歳ではあるんだけどさ。でも……だからこそ、この年齢になってくると、誕生日をちゃんとお祝いするっていう行為が気恥ずかしくて。悩むのは悩むんだよね。
ちなみに、その日の夜は案の定飲み会になって、グダグダになった新弥や、柩たちを見て俺は笑っていた。
そして、23日が終わろうとしているその時に…俺は新弥の元に向かっていた。
インターフォンを押すと、疑いなく開けてくれる新弥に俺は嬉しくなる。
「咲人。もうすぐ、日付変わっちまうけど……なんか、祝ってくれんの?」
少し、ニヤついたでも俺の好きな笑顔を向けてそう聞いてきた新弥に、俺は微笑んで抱きついた。
「ひとつ歳を取った新弥の一番最初のキス、俺にちょうだい?」
そう言って何となく照れを誤魔化すように、俺は新弥に口付ける。
何度も重ねた唇から伝わる温もりは、いつもより熱く感じたのはきっと気のせいではないはず……。
大好きだよ。新弥ー。これからも、ずっと俺の手を取って。離さないでー
そんな想いを込めて、俺は新弥にまた口付けた。
そして、当たり前のようにベッドに傾れ込んで夜は明ける。
朝起きて、目覚めた新弥が俺に告げたのは
「咲人の誕生日、期待してろよな?」
そう言って笑う。やっぱり少しニヤけた顔で。でも、嫌いにはなれないんだよね。
軽く、その弛んでる頬を引っ張ってから耳元で囁くように呟いた。
ーー一つ歳を取った俺の唇、一番最初に奪いに来てよ、ね?ーー
6月23日。それは新弥の誕生日だ。
今年もバースデーライブがあって、ファンの子達と一緒にお祝いしたしTwitterでも、おめでとうメッセージあげたんだけどね。
それでも、俺にとっては特別な…存在だから、特別に祝ってあげたいと思うのは当然じゃない?
まぁ、お互いいい歳ではあるんだけどさ。でも……だからこそ、この年齢になってくると、誕生日をちゃんとお祝いするっていう行為が気恥ずかしくて。悩むのは悩むんだよね。
ちなみに、その日の夜は案の定飲み会になって、グダグダになった新弥や、柩たちを見て俺は笑っていた。
そして、23日が終わろうとしているその時に…俺は新弥の元に向かっていた。
インターフォンを押すと、疑いなく開けてくれる新弥に俺は嬉しくなる。
「咲人。もうすぐ、日付変わっちまうけど……なんか、祝ってくれんの?」
少し、ニヤついたでも俺の好きな笑顔を向けてそう聞いてきた新弥に、俺は微笑んで抱きついた。
「ひとつ歳を取った新弥の一番最初のキス、俺にちょうだい?」
そう言って何となく照れを誤魔化すように、俺は新弥に口付ける。
何度も重ねた唇から伝わる温もりは、いつもより熱く感じたのはきっと気のせいではないはず……。
大好きだよ。新弥ー。これからも、ずっと俺の手を取って。離さないでー
そんな想いを込めて、俺は新弥にまた口付けた。
そして、当たり前のようにベッドに傾れ込んで夜は明ける。
朝起きて、目覚めた新弥が俺に告げたのは
「咲人の誕生日、期待してろよな?」
そう言って笑う。やっぱり少しニヤけた顔で。でも、嫌いにはなれないんだよね。
軽く、その弛んでる頬を引っ張ってから耳元で囁くように呟いた。
ーー一つ歳を取った俺の唇、一番最初に奪いに来てよ、ね?ーー
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