LOVE&DRUG




「ゆうぢ。お前に、コレやるよ。」

ある日、ふと楽屋で瑠樺さんから手渡されたもの。
それは…

「ラヴァーズ…シロップ?何すか?コレ…」

「気持ち良くなっちゃうオクスリ。」

「ぅえっ?!え?ヤバいヤツ?!え、ダメでしょ?!瑠樺さん!!」

「違ぇーよ。法に触れるヤツじゃねぇよ。さすがに…あー。アレだ。要は媚薬ってヤツだ。」


大声で叫んだから、瑠樺さんに叩かれた。
痛ぇ…
いや、でも…いきなりそんな事言われたら、びっくりすんだろ?

「コレ、ふざけた名前だけど、すげーぞ?
黄泉が、そりゃもう…凄まじく……乱れた。」

いや、そんな事言われても…二人のそうゆう行為とか、あんまり想像したくはねぇんだけど…えー…黄泉って、普段の感じからして、夜もギャーギャー叫んでそうなんだけど…
どうなの?


「…お前、失礼な事考えてんだろ。いいか?黄泉は、普段こそガキっぽいし、バカに見えるけど、あの時は繊細だし、健気だし、何より可愛いんだぞ?」

「へっ…へぇー…」

真顔で詰め寄らないで…怖ぇよ。瑠樺さん…

「その、可愛い黄泉が更に可愛くなんだぞ?
それを咲人に使ってみろ?どうなると思う?」

「咲人に…?」

咲人とスるとき…大体誘うのは俺からだし、恥ずかしがって声もあんまり出さねぇし、体位も決まったのしかさせてくんねぇ…

あれ?ひょっとして、これはチャンスなんじゃ…
普段よりも、乱れた咲人が見られる…?!

「瑠樺さん…コレ、貰います…!」

「……健闘を祈る」


「どうでもいいんだけどさ、二人とも…そうゆー話を楽屋ですんのやめてくんないかな…?俺もいるんだよ?」



ーー柩の存在、忘れてた。



さて、仕事帰り。咲人を誘って、家に帰った。
どのタイミングで、コレを飲ませるかなんだけど…とりあえず、瑠樺さんによると何かしらの飲み物に混ぜて飲ませればいいらしい。
無味無臭で、混ぜたところで特に違和感とかは無いと。
今、咲人はソファでくつろいで本読んでるとこで。

さりげなく、何か飲むか聞いてみるか?


「新弥ー。喉渇いちゃった。何か、飲み物あるー?あ、酒じゃなくてね?」

すげぇタイミング!内心、興奮しまくりながらもそれを隠して咲人に近づく。

「あー。お茶とかでもいいか?」

「うん。いいよ。それで。」

ーーよっしゃぁぁぁ!第一段階クリアだ!

ドキドキしながら、冷蔵庫の中からペットボトルのお茶を取り出してコップに注ぐ。
そして、例のシロップを…あ。用量とか聞いてなかったな。まあ、いいか。適当で。

半分ほど、シロップを混ぜた。

そして、咲人にそのコップを持っていき手渡す。

「はいよ。」「ん、ありがとー。」


ーーあぁ、どうなるんだろ…?!即効性なのか?!すげぇ、気になる…!どんな乱れ方すんだろ、咲人!ハァハァ!

いかん。妄想が過ぎて、変態になる所だった…
落ち着け…!俺…
ちょっと待ってみよう。効果が現れるまで…

30分経過。

ーー特に何も起こらない。まあ、まだわかんねぇよな。もう少し…

1時間経過。

ーー特に変化なし。ん?あれ?咲人、普通なんですけど?

1時間半経過。

ーー何も起こらない…。くっそ!俺、瑠樺さんに騙された?そりゃ、そーだよなぁ。そんな都合の良い事、あるわけねぇ…

「にぃやぁ…にぃや…っ」

ーーんん?あれ?いつの間に、咲人が目の前に…

「どした?咲人…ッて、え?!」

俺、ソファに押し倒されました…驚いて咲人を見上げると…

ーー顔、火照ってるし、、目元潤んでるし、何か呼吸荒いし、、これは…?!ついにきたか?!

「にぃや……ッ…俺…な、んか…はぁ…変…ッ」

「咲人…?…ぇわッ?ちょ、ちょ…?!」

いきなりベルト外されてズボン引き摺り下ろされた…

「変なのぉ…ッ…にぃやの、コレ…ほしくて、たまんない、のッ…」

ーーパンツも脱がされました。って、おい!
積極的すぎねぇ?!咲人さん?!これが、媚薬の力…?!

「咲人…ちょっと、待っ…あッ…!」

「はぁ…は…にぃやの、コレぇ…すき…」

「くっ……咲人っ…」

迷う事無く、俺の股間に顔を埋めて舌を這わせ始める。
根元から扱いて、先端を咥えて吸って、裏筋を舐めて…正直、咲人口ですんの苦手っぽいから、あんまりしてって言った事なかったんだけど…

すっげぇ、気持ちいいです。

「はぁっ…咲、咲人…ッ…そんな、したら…ッく…」

「らしていーよぉ…?飲んで…あぇる…」

咥えたまま喋られると、ヤバいんだって!

上目遣いに舐め回されて、そのいやらしさに堪えきれずに…咲人の口内に放ってしまった。


「ふぁっ…はぁ…にぃやの…いっぱい…出たね…もっと…」

口の周りに付けた俺の白濁を、指先で拭ってまたそれを舐め取りながら…欲に濡れた目で笑って見せる。

ーーうわッ!咲人…通常時の何倍も…エロ過ぎるー


「ッて、うぁッ…咲……ッ」

残滓を吸い上げるように、また俺のに舌を這わせてくる。

「はぁ…ッ…にぃやの……また、おっきくなったね……?」

ーー咲人がいやらしすぎるからですッ


「……にぃや…ねぇ、俺の見て…?俺のも、こんなに、濡れてるの……」

そう言いながら、咲人は自分の履いているデニムと下着を脱ぎ捨てると勃ち上がって雫を垂らしている咲人自身を俺に見せつける。

「うわ……すげぇ、な…俺の、舐めてるだけで、こんなになったの?」


「はぁ……にぃや、触ってぇ…あつ、いよ…」

そう言いながら、俺に擦り付けてくる。
何、コレ…マジエロ過ぎる…。俺、明日どうにかなんじゃねぇ?
え?運使い過ぎて…


「ホントだ…咲人の熱いし、ヌルヌルだ…」

「ッぁああ…ひゃっ…うぅ…」

ダラダラと先走りを垂らしている咲人自身を軽く弾いてやる。
それだけで、大きく身体を跳ねさせて仰け反らせる。
相当、感じやすくもなってるらしい。
すげぇわ…媚薬の力…


「はぁっ…はぁっ…にぃ、やぁ…気持ち、いの…」

軽く咲人自身を上下に擦り上げてやると、びくびくと身体を震わせた後、

「あぁぁっ…!やっ…ダメぇ…!はぁぁッ」

あっとゆう間に達してしまった。

「んく…あぁ……にぃ、や…俺、変…とまんな、…」

身体を震わせたままで、涙目になりながら俺を見つめてくる咲人が、可愛すぎて…俺もおかしくなりそうだ。
そのまま、咲人の顔をグッと自分に近づけて唇を奪う。

「ふっ…う…ん、ん…にやぁ…」

「咲人…可愛い……」

そのまま、咲人の舌を誘い出しては絡め合う。
舌も火傷しそうなくらい、熱い…

「っあ、あ…にぃ、やのも、また…おっきくなって、る…ふふ、嬉しい…」

妖艶な顔で笑うと、再び勃ち上がっている俺自身にまた指を絡めてくる。

「咲人が、可愛くてやらしいからだよッ」

我慢できなくて、そのまま逆に押し倒した。

「あぁ…ッ、にぃ、やぁ…はぁ、にいやのおっきいち○○で、俺の中、グチャグチャにしてぇ…?いっぱい、突いてぇ…?」


ーープツ。明らかに理性の千切れる音がした。

「咲人ぉッ!!」

先走りと精液でグズグズになっているソコに、乱暴に指を2本突き入れる。

「ひぁっ!あぁぁっ…ん、う…あ、はぁっ」

指で掻き回していくうち、蕩けていくソコ。
咲人の一番感じる部分を探してやる。

「あぁぁっ!やっ…にぃ、ソコ…ッ…やだぁぁ!」

一際、大声を上げて喘ぐ。その部分を集中的に攻めてやる。

「ひっう…ぁあぁッ…や、ダメぇ…ッ」

指を抜き差ししていると、離さないかのように締め付けてくる咲人のソコ。

「はぁっ…あ、も、ねぇ…に、や…キて…?」

俺の首に手を回して、ねだってくる咲人に…

「たっぷり…やんよ…ッ!」

グズグズに蕩けたソコに、迷う事無く突き入れた。
途端に、絡みついてくる内側に目眩がしそうになる。

「あっ…あぁッ…は、に、にぃや…あ…」

俺のを逃すまいと、強く締め付けてくる咲人のソコに射精感を耐えて、息を吐く。
そして、咲人の腰を支えながら動き始める。

「はぁ…咲…の、ナカ…すげぇ熱い…」

「あっ、んぅ…ん、ん…に、やぁ…」 

咲人の身体、全部が熱い。熱くて、触れたら溶けてしまうんじゃないかってくらいに。

「に、や…にぃ、やぁ…はぁッ…好き、ぃ…」 

涙を零しながら、そう伝えてくる咲人が愛おしかった。
その、華奢な背中に腕を回して抱き締める。
抱きしめたまま、腰を動かしてその内側を抉る。

「はぁっ……あ、あぁッ…にぃ、やぁ…俺ッ
も…ぅあ…ダメぇ…」

「はぁッ…咲人…ッ、俺、も…ッ…」

絶頂に昇り詰めるように、動きが激しくなる。
そして

「あぁぁぁッ…はッ、も、んぁッ…に、や…
イく…イっ…あぁぁッ…!」

「咲人…ッ…く……ッ…」

咲人が、達した時の強い締め付けに耐え切れなくて俺も咲人の奥に白濁を放った…

荒い呼吸のまま、二人で抱き合っていると
不意に

「はぁっ…にぃ、やぁ…変、なの…気持ちい、の…とまんな、い……ねぇ……もっかい…シよ?…」


ーー媚薬効果、恐るべし…!

「いい、ぜ……咲人が、満足するまで、な…?」





次の日ーー


「おはよー。咲人。あれ?何か、今日顔色良いね?何か、ツヤツヤしてる?」

「おはよ。柩。そうなんだよねぇ。調子良いの。」


「…おい。ゆうぢ。…大丈夫か?やつれてんぞ?」

「ははっ……いや、昨日…アレ使ったら…搾り取られまして……」

「んん?…お前、どんだけ使った?」

「適当で良いと思ったんで、半分……」

「…バカやろ。さすがに入れ過ぎだ。5滴くらいでいーんだよ。アレは。」

咲人には、バレちゃいけないから瑠樺さんと二人で内緒話。
何だよ…やっぱり、入れ過ぎてたのか。俺…
道理で、咲人が止まんない訳だ…
マジ、一晩中ヤリまくったもんな…も、さすがに俺も限界だ…。


「新弥ー。ちょっと…」

「んーー?」

「今夜、予定空けといて…くれる?」

そう小声で言いながら、俺の腕に手を絡めてくる咲人。気のせいか、目元が僅かに赤い。

「え?どした…?」

「もう…ッ!言わせないでよ…」

ーー精力つけといてよね?

そう小さく耳元で、囁く声が聞こえた。

「うぉ……マジかよ…。」

もう少し、俺は頑張らなきゃいけないみたいです…
媚薬は、もうしばらくいいかな?うん…











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