全部あげるから(高山×西野)
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「なあ、かずみん」
「なあに?」
優しい顔を向けてくれるかずみん。
この優しさに恋をして告白した。
まだ乃木坂に加入して間もない頃。
初めての新しい仲間を迎え入れ、必死で坂を登っていたあの頃。
気づけばななはグループを卒業して、モデルと女優業に邁進しとる。かずみんはもうそろそろグループを卒業する。10年間ほんまに頑張ったと恋人ながらに思う。
「卒業したらなにするん?」
「うーん、まだ芸能界でお仕事してたいな…。ほら、MCとか好きだし。」
「かずみんはブランド物のバッグ持って、高級な車に乗って犬たくさん買って高層マンションに住むんやろ、」
「え!なにそれ…」
「まっちゅんが言っとったやつ」
少しぶすくれた顔をしている気がする。
あの放送を見た時、かずみんはもうななの隣から離れていってしまった後、みたいな感じがして、涙がこぼれて止まらなかったことを覚えてる。
「なわけないでしょ、私は今のまま」
「ななのそばから離れていかん?」
「いつもなぁちゃんのそばにいるよ」
「なな、かずみんとずっと一緒におりたいねん」
「そんなの私もだよ、ずっと一緒にいよう」
「ほんまに?ずっと一緒におってくれるん?」
「うん、いるよ、ダメ?」
「ううん、全然ダメやない」
いつも物事をあまりはっきり言わないかずみんが、ななと一緒におるって断言してくれた。
その事実が嬉しくて胸が熱くなる。
「でも、一生やで?なな、かずみんと別れるなんてこれっぽっちも考えとらんからな。」
「うん、一生隣にいる。」
「死ぬまで一緒におってくれるん?」
「死んでからも一緒…ってか、物騒なこと言わないでよ」
いつもみたいにゲラゲラ笑う彼女を見ていると心の底から温かい何かが湧き出してきて満たされる。
「かずみんと結婚したい、なな。」
「いいね、結婚か…」
「かずみんのお嫁さんになる、」
「私もなぁちゃんのお嫁さんだね…」
「結婚式、水色でいっぱいにしような」
「じゃあどいやさんも飾らなきゃだね」
「ななとかずみんの大好きで詰まった式にしような。」
「乃木坂のメンバーもたくさん呼んでね」
「まいやんにスピーチしてもらおうや」
「まいやん?」
「ななたちのキューピットやからな。」
「そうだね、まいやんにお願いしようか。」
「でな、結婚式終わったら新婚旅行行くねん!」
「そうね、行こうか」
目がなくなってしまうほどに、目尻を下げて笑う彼女。
気づいたらせっせかとスマホで、旅行先を調べているみたい。
「なぁちゃん、ここどう?」なんて言いながら。
「どこでもええよ、なな」
やって、かずみんとおれるならどこでもいい。
大切なのはどこに行くか、じゃなくて誰と行くか。
そう教えてくれたのも全部彼女だった気がしてならない。
「ななの全部かずみんにあげるな」
「じゃあ、私も全部なぁちゃんにあげる」
もう、他には何もいらん。
かずみんが横におってくれたらななはずっと幸せや。
「なあに?」
優しい顔を向けてくれるかずみん。
この優しさに恋をして告白した。
まだ乃木坂に加入して間もない頃。
初めての新しい仲間を迎え入れ、必死で坂を登っていたあの頃。
気づけばななはグループを卒業して、モデルと女優業に邁進しとる。かずみんはもうそろそろグループを卒業する。10年間ほんまに頑張ったと恋人ながらに思う。
「卒業したらなにするん?」
「うーん、まだ芸能界でお仕事してたいな…。ほら、MCとか好きだし。」
「かずみんはブランド物のバッグ持って、高級な車に乗って犬たくさん買って高層マンションに住むんやろ、」
「え!なにそれ…」
「まっちゅんが言っとったやつ」
少しぶすくれた顔をしている気がする。
あの放送を見た時、かずみんはもうななの隣から離れていってしまった後、みたいな感じがして、涙がこぼれて止まらなかったことを覚えてる。
「なわけないでしょ、私は今のまま」
「ななのそばから離れていかん?」
「いつもなぁちゃんのそばにいるよ」
「なな、かずみんとずっと一緒におりたいねん」
「そんなの私もだよ、ずっと一緒にいよう」
「ほんまに?ずっと一緒におってくれるん?」
「うん、いるよ、ダメ?」
「ううん、全然ダメやない」
いつも物事をあまりはっきり言わないかずみんが、ななと一緒におるって断言してくれた。
その事実が嬉しくて胸が熱くなる。
「でも、一生やで?なな、かずみんと別れるなんてこれっぽっちも考えとらんからな。」
「うん、一生隣にいる。」
「死ぬまで一緒におってくれるん?」
「死んでからも一緒…ってか、物騒なこと言わないでよ」
いつもみたいにゲラゲラ笑う彼女を見ていると心の底から温かい何かが湧き出してきて満たされる。
「かずみんと結婚したい、なな。」
「いいね、結婚か…」
「かずみんのお嫁さんになる、」
「私もなぁちゃんのお嫁さんだね…」
「結婚式、水色でいっぱいにしような」
「じゃあどいやさんも飾らなきゃだね」
「ななとかずみんの大好きで詰まった式にしような。」
「乃木坂のメンバーもたくさん呼んでね」
「まいやんにスピーチしてもらおうや」
「まいやん?」
「ななたちのキューピットやからな。」
「そうだね、まいやんにお願いしようか。」
「でな、結婚式終わったら新婚旅行行くねん!」
「そうね、行こうか」
目がなくなってしまうほどに、目尻を下げて笑う彼女。
気づいたらせっせかとスマホで、旅行先を調べているみたい。
「なぁちゃん、ここどう?」なんて言いながら。
「どこでもええよ、なな」
やって、かずみんとおれるならどこでもいい。
大切なのはどこに行くか、じゃなくて誰と行くか。
そう教えてくれたのも全部彼女だった気がしてならない。
「ななの全部かずみんにあげるな」
「じゃあ、私も全部なぁちゃんにあげる」
もう、他には何もいらん。
かずみんが横におってくれたらななはずっと幸せや。
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