私の隣(白石×大園)
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「桃子〜」
そう呼べばすぐに嬉しそうに駆け寄ってきてくれるそんな可愛い妹のような子。
今ここで呼んでも桃子はいない。
卒業してから楽屋で1人の時に、寂しさをふと感じることが増えた。
「ねえ、今日事務所にメンバーいる?」
「どうだろう、事務所にいるマネに電話してみよっか?」
「ううん、そこまでしなくて大丈夫」
「まいやん、今日の最後に予定してた取材、明後日に移動させても大丈夫?」
「うん、大丈夫、じゃあ今日は少し早く帰れる?」
「7時頃には帰れるかな…」
「ありがとう、今日は私が待ってられそう。」
「良かったね」
マネージャーには一応全て伝えてある。
現在家の時計は6時半を指している。
収録が大きく巻いたため早く帰れた。
彼女が帰ってくるのは8時。
いつもはコンビニや宅配で済ませてしまう夕ご飯、今日は久しぶりに自炊してみよう。
嬉しそうに食べてくれる可愛い子の顔を思い浮かべながら。
「ただいま…ってあれ?」
まだ喋りは訛りが抜けない彼女。
「おかえり」
キッチンからそう優しく声をかければ、ドタバタと駆け足が聞こえてくる。
「なんで教えてくれなかったの〜」
そう言いながら抱きついてくる彼女の表情はすごく嬉しそうで。犬だったら全力でしっぽ振ってるんだろうなと思う。
「たまには私の料理も食べたいでしょ?」
「桃子は毎日麻衣さんの料理がいいもん」
卒業をきっかけに、白石さんから麻衣さんに呼び方を変えてくれるように頼んだ。
最初は気恥しそうだったのにそれももう慣れたもんだ。
恥ずかしがってる桃子も可愛かったんだけどな…。
「手洗っておいで、もうできるから」
「はーい」
元気よく片手を上げて返事をする桃子。
いつ見ても可愛い私の妹。
そんなこと言うと桃子に怒られるんだけどね。
「妹じゃないの、恋人ですよ」って。
桃子と付き合い始めた日のことは未だに鮮明に覚えている。
2人で2回目のご飯に行った時のこと。
少し酔った勢いだったことは未だに後悔している。もう少しいい告白の仕方もあったかもしれない。
2人で並んでお店を出た帰り道。
「桃子付き合おっか?」
たったその一言だけだった。
でもその一言に、お願いしますと返してくれた桃子の多幸感溢れる笑顔は未だに脳裏にこびりついている。きっと一生忘れないと思う。
「麻衣さん〜」
「ん?どうしたの?」
「桃子、幸せだな〜って思って。大好きな人に告白されて、もう3年くらい一緒にいれて、一緒に住むようになって…」
「そんなの私も幸せだよ」
「嘘だ〜、桃子の方が幸せだもん」
「こんなことしても?」
私は桃子の服の中に静かに手を入れる。
ふふーん、今日はフロントホックか、すぐに外せそう…なんてことを考えてると桃子に頭を叩かれた。
「麻衣さんのばーか」
「桃子耳赤くなってるよ」
そう言い、桃子の耳をぺろっと舐める。
「んっ…、まだ、ぁ、ダメっ…」
「まだって言ったからね、ご飯食べた後いっぱい気持ちよくなろうね〜」
桃子はまた顔を真っ赤にしている。
私の彼女は世界で1番可愛い。
笑う桃子の隣で一緒に笑いたい。
泣いている桃子の隣で一緒に涙を流したい。
悩んでいる桃子の隣で一緒に悩みたい。
幸せな桃子の横で一緒に幸せになりたい。
今日も明日も明後日も、1年後も10年後も私は桃子の隣にいる気がする。
桃子も私の隣にいる気がする。
ううん、気がするんじゃない、絶対隣にいるんだ。
そう呼べばすぐに嬉しそうに駆け寄ってきてくれるそんな可愛い妹のような子。
今ここで呼んでも桃子はいない。
卒業してから楽屋で1人の時に、寂しさをふと感じることが増えた。
「ねえ、今日事務所にメンバーいる?」
「どうだろう、事務所にいるマネに電話してみよっか?」
「ううん、そこまでしなくて大丈夫」
「まいやん、今日の最後に予定してた取材、明後日に移動させても大丈夫?」
「うん、大丈夫、じゃあ今日は少し早く帰れる?」
「7時頃には帰れるかな…」
「ありがとう、今日は私が待ってられそう。」
「良かったね」
マネージャーには一応全て伝えてある。
現在家の時計は6時半を指している。
収録が大きく巻いたため早く帰れた。
彼女が帰ってくるのは8時。
いつもはコンビニや宅配で済ませてしまう夕ご飯、今日は久しぶりに自炊してみよう。
嬉しそうに食べてくれる可愛い子の顔を思い浮かべながら。
「ただいま…ってあれ?」
まだ喋りは訛りが抜けない彼女。
「おかえり」
キッチンからそう優しく声をかければ、ドタバタと駆け足が聞こえてくる。
「なんで教えてくれなかったの〜」
そう言いながら抱きついてくる彼女の表情はすごく嬉しそうで。犬だったら全力でしっぽ振ってるんだろうなと思う。
「たまには私の料理も食べたいでしょ?」
「桃子は毎日麻衣さんの料理がいいもん」
卒業をきっかけに、白石さんから麻衣さんに呼び方を変えてくれるように頼んだ。
最初は気恥しそうだったのにそれももう慣れたもんだ。
恥ずかしがってる桃子も可愛かったんだけどな…。
「手洗っておいで、もうできるから」
「はーい」
元気よく片手を上げて返事をする桃子。
いつ見ても可愛い私の妹。
そんなこと言うと桃子に怒られるんだけどね。
「妹じゃないの、恋人ですよ」って。
桃子と付き合い始めた日のことは未だに鮮明に覚えている。
2人で2回目のご飯に行った時のこと。
少し酔った勢いだったことは未だに後悔している。もう少しいい告白の仕方もあったかもしれない。
2人で並んでお店を出た帰り道。
「桃子付き合おっか?」
たったその一言だけだった。
でもその一言に、お願いしますと返してくれた桃子の多幸感溢れる笑顔は未だに脳裏にこびりついている。きっと一生忘れないと思う。
「麻衣さん〜」
「ん?どうしたの?」
「桃子、幸せだな〜って思って。大好きな人に告白されて、もう3年くらい一緒にいれて、一緒に住むようになって…」
「そんなの私も幸せだよ」
「嘘だ〜、桃子の方が幸せだもん」
「こんなことしても?」
私は桃子の服の中に静かに手を入れる。
ふふーん、今日はフロントホックか、すぐに外せそう…なんてことを考えてると桃子に頭を叩かれた。
「麻衣さんのばーか」
「桃子耳赤くなってるよ」
そう言い、桃子の耳をぺろっと舐める。
「んっ…、まだ、ぁ、ダメっ…」
「まだって言ったからね、ご飯食べた後いっぱい気持ちよくなろうね〜」
桃子はまた顔を真っ赤にしている。
私の彼女は世界で1番可愛い。
笑う桃子の隣で一緒に笑いたい。
泣いている桃子の隣で一緒に涙を流したい。
悩んでいる桃子の隣で一緒に悩みたい。
幸せな桃子の横で一緒に幸せになりたい。
今日も明日も明後日も、1年後も10年後も私は桃子の隣にいる気がする。
桃子も私の隣にいる気がする。
ううん、気がするんじゃない、絶対隣にいるんだ。
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