あの日のこと(山下×大園)
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「桃子〜次の授業なんだっけ?」
「もう、数学だよ。みーちゃんしっかりしな」
「ごめんごめん、ぼーっとしてて」
「桃子は何でも屋さんじゃないんだからね」
「へーい」
今日は久しぶりに1日学校にいる。
ありがたいことにお仕事が忙しくて、こうやって学校に当たり前のように通うのも少し難しくなってきた。
「教科書忘れた…」
「みり愛さ〜ん、しっかりしてくださいよ」
「みーちゃんが言えることじゃないでしょ」
「だよね〜」
「みり愛さんもですよ!」
私を含めた、大園桃子、渡辺みり愛さんは同じ学校のクラスメイト。
同級生として学生生活を送っている。
「あ、みり愛さん!私の教科書貸しますよ」
「え、ありがとう〜」
「みーちゃんはどうするの?」
「桃子に見せてもらうんで、」
「なんでよ〜」
「ちょっと3期生の仕事の話し合って、授業中にこなしちゃいたいんで」
「ありがとうね、でもあんまり喋りすぎて目つけられると、マネージャーさんに怒られるからね」
「はーい!」
私はピシッと手を挙げ、席に戻っていくみり愛さんにヒラヒラ〜と手を振って見送った。
「ねえ、桃子」
「ん?」
「耳貸して」
「耳…?」
「好きだよ」
そう言って、桃子の手をギュッと握ると、桃子の顔が桃みたいにどんどんピンクに色づいてきた。
「大園〜授業聞いてるか?」
「え、はい!」
「てか、お前ら教科書忘れたのどっちだ」
「桃子です!」
「山下なら怒ろうかと思ってたけど、大園なら珍しいから今日は良しとしよう、次からはちゃんと持ってこいよ〜」
こら、みり愛さん。クスクスしない。
忘れたのはみり愛さんですよ。
「みーちゃん!そういうのは授業中はダメだって」
「なんでよ、桃子には愛情をいっぱい伝えとかないと逃げてっちゃいそうなんだもん」
「桃子はみーちゃんのペットじゃないの」
「え、あんなに夜キャンキャン鳴いてるのに?」
「みーちゃん!」
桃子のこんなに怖い顔は見たことない。
やめとこう、危ない。今日の夜、下手したら抱かせてもらえないどころか、ソファーで寝るフラグが立ちまくっている。
桃子がせっせかと何かを書き始めた。
私の悪ふざけにも飽きて、そろそろ真剣にノートを取り始めたんだろう。
見習って、私もノート取ってみるか。
生憎、勉強が嫌いなわけではない。
でもさすがに連日の仕事の疲れもあって、昼のぽかぽか陽気が気持ちよくて、隣には愛おしい人がいて、思わず寝てしまいそう。
「はい」
少しぶっきらぼうな声とともに渡された1枚の小さな紙。中学生の頃に友達とよくやったお手紙交換みたいな。
みーちゃんへ
みーちゃんのこと大好きだよ。
かっこいいし、可愛いし、桃子に無いものたくさん持ってる。みーちゃんといると幸せなんだ。
これからも桃子の隣にいてね。
ももこ
この後、ダンスレッスンがあったな…。
必死で今日の予定を思い返す。
終わったら速攻帰ろう。
今日は他のメンバーとご飯に行ってる場合じゃない。
この子を速攻家に連れて帰って、思いっきり甘やかす、可愛がる。
明日…?
朝からの仕事はバラシだって言ってたな…。学校は仕事だったって遅刻しよう。マネージャーさんが連絡していないことを祈って。
「桃子、今日は寝れないよ」
耳元でそう呟く先には、口角を上げた少し嬉しそうな気恥しそうな桃色の女の子がいた。
「もう、数学だよ。みーちゃんしっかりしな」
「ごめんごめん、ぼーっとしてて」
「桃子は何でも屋さんじゃないんだからね」
「へーい」
今日は久しぶりに1日学校にいる。
ありがたいことにお仕事が忙しくて、こうやって学校に当たり前のように通うのも少し難しくなってきた。
「教科書忘れた…」
「みり愛さ〜ん、しっかりしてくださいよ」
「みーちゃんが言えることじゃないでしょ」
「だよね〜」
「みり愛さんもですよ!」
私を含めた、大園桃子、渡辺みり愛さんは同じ学校のクラスメイト。
同級生として学生生活を送っている。
「あ、みり愛さん!私の教科書貸しますよ」
「え、ありがとう〜」
「みーちゃんはどうするの?」
「桃子に見せてもらうんで、」
「なんでよ〜」
「ちょっと3期生の仕事の話し合って、授業中にこなしちゃいたいんで」
「ありがとうね、でもあんまり喋りすぎて目つけられると、マネージャーさんに怒られるからね」
「はーい!」
私はピシッと手を挙げ、席に戻っていくみり愛さんにヒラヒラ〜と手を振って見送った。
「ねえ、桃子」
「ん?」
「耳貸して」
「耳…?」
「好きだよ」
そう言って、桃子の手をギュッと握ると、桃子の顔が桃みたいにどんどんピンクに色づいてきた。
「大園〜授業聞いてるか?」
「え、はい!」
「てか、お前ら教科書忘れたのどっちだ」
「桃子です!」
「山下なら怒ろうかと思ってたけど、大園なら珍しいから今日は良しとしよう、次からはちゃんと持ってこいよ〜」
こら、みり愛さん。クスクスしない。
忘れたのはみり愛さんですよ。
「みーちゃん!そういうのは授業中はダメだって」
「なんでよ、桃子には愛情をいっぱい伝えとかないと逃げてっちゃいそうなんだもん」
「桃子はみーちゃんのペットじゃないの」
「え、あんなに夜キャンキャン鳴いてるのに?」
「みーちゃん!」
桃子のこんなに怖い顔は見たことない。
やめとこう、危ない。今日の夜、下手したら抱かせてもらえないどころか、ソファーで寝るフラグが立ちまくっている。
桃子がせっせかと何かを書き始めた。
私の悪ふざけにも飽きて、そろそろ真剣にノートを取り始めたんだろう。
見習って、私もノート取ってみるか。
生憎、勉強が嫌いなわけではない。
でもさすがに連日の仕事の疲れもあって、昼のぽかぽか陽気が気持ちよくて、隣には愛おしい人がいて、思わず寝てしまいそう。
「はい」
少しぶっきらぼうな声とともに渡された1枚の小さな紙。中学生の頃に友達とよくやったお手紙交換みたいな。
みーちゃんへ
みーちゃんのこと大好きだよ。
かっこいいし、可愛いし、桃子に無いものたくさん持ってる。みーちゃんといると幸せなんだ。
これからも桃子の隣にいてね。
ももこ
この後、ダンスレッスンがあったな…。
必死で今日の予定を思い返す。
終わったら速攻帰ろう。
今日は他のメンバーとご飯に行ってる場合じゃない。
この子を速攻家に連れて帰って、思いっきり甘やかす、可愛がる。
明日…?
朝からの仕事はバラシだって言ってたな…。学校は仕事だったって遅刻しよう。マネージャーさんが連絡していないことを祈って。
「桃子、今日は寝れないよ」
耳元でそう呟く先には、口角を上げた少し嬉しそうな気恥しそうな桃色の女の子がいた。
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