気づけなかったけど...(松村×山下)
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まいやんが卒業した…。
今まで楽屋では毎回と言っても過言じゃないくらいまいやんの隣にいた。
でも今の私の隣にはまいやんはいない。
「おはようございます」
「あ、おはよう」
「また今日も一緒でしたね」
ここ最近はコロナの影響で、少人数での仕事が多くなったと同時に、楽屋も2,3人と少人数で分けられるようになった。
なぜか美月とは3回に2回くらい楽屋が一緒になる。今日も美月と2人の楽屋だ。
「美月〜、一緒にゲームしない?」
「ゲーム、ですか?」
「ん、まちゅ暇やねん」
「可愛い、いいですよ」
2人でSwitchをしたり、
「松村さん!これ前の現場からもらったので、おひとついかがですか?」
「え!ありがとう〜」
「はい、どうぞ!」
「ふふ、美味しい、ありがとうな。」
「もらってきて良かったです。」
前現場からお菓子の差し入れを持ってきてくれたり、
「ドラマの撮影どう?」
「まだ本格的には始まってなくて…」
「そっか、まちゅもやっと映画の撮影終わったんやけど、それに付随する宣伝がなぁ」
「そうですよね、撮影で終わりじゃないですもんね」
「最近忙しそうやけど、なんかあったらまちゅに言ってな。」
「ありがとうございます、松村さんも無理しないでくださいね」
お互いの個人仕事の話をしたり、
「明日のCanCam、久しぶりに2人やね」
「久しぶりの姉妹企画ですね。」
「2人の撮影はいつぶりやろ…」
「かとしと3人は多いですけど、最近2人だけは減ってましたもんね」
「美月の顔になりたいよ…」
「私は松村さんの顔になりたいですよ」
「嘘やん、お世辞やろ!」
「嘘ついてませんよ、本当ですって。」
専属モデルの話をしたり。
「もう無理です…」
「どうしたん?」
「私がセンターなんかなっちゃいけなかった」
人前で中々弱音を吐いたり、涙を見せない美月がある日、何かの蓋が外れたかのように泣きじゃくった。
「そんなことない」
こういう時は何も言わないのが1番だ。ずっと麻衣ちゃんの隣にいて、そこで学んだこと。
「見てください…」
彼女が見せてくれた携帯の画面には、美月を批判したり、貶めたりするような発言が並んでいた。
あまりにも酷い言葉の数々に、私も涙が出そうになってくる。
「大丈夫、みんな美月の味方だから」
私は優しく美月のことを抱きしめる。
「みんな敵に見えます…」
「大丈夫、少なくともまちゅは、乃木坂のメンバーは敵じゃない。」
涙の止まらない彼女を半ば強引に持ち上げ、ソファーのある場所へ移動した。あまりの軽さに、ご飯も食べられてないんだろうなと感じた。
ソファー座った私の上に、向かい合わせになるように座らせて、ぎゅっと抱きしめる。
最初は強ばっていた体の力がふっと抜け、私に心地のいい重みがかかった同時に、寝息が聞こえてる。
「疲れてたんやな…まちゅが守ってあげる」
そう小さく呟いて、心地のいい温かさと重みに私も目を閉じた。
今日の楽屋は一実ちゃんと真夏と生ちゃんの4人
最近、美月が乃木坂の活動に来られないことが増えた。連ドラに出演することになって、連日ドラマの撮影に、ドラマに関するバラエティの撮影に毎日忙しそうだ。
「まっちゅん、今日いつもと違うね…」
「ん?いつも通りやで」
「なんか違う気がする」
一実ちゃんから声をかけられた。
でも、確かに言われてみれば、今日はいつもより笑う回数が少ない気がする。
まいやんが卒業してから、ずっと上の空で元気があまり無かった私。同期にもよく注意されてた。
だけどいつからか
「まっちゅん楽しそうだね」
「今日も元気だね」
と同期から言われることが増えた。
ん?いつも私のそばにいてくれた人って…。
「松村さん」
そう呼ぶ可愛い声が頭の中で木霊した。
あ、私、あの子のこと好きなんだ。
連ドラの撮影をぬって、久しぶりに美月が歌番組の仕事に来た。今日も2人の楽屋。
「なあ、美月…」
「なんですか?」
「付き合わへん?」
「はい、よろしくお願いします。」
「え、ホンマに?」
「ふふ、私ずっと沙友理さんのこと好きだったんですよ」
「ホンマに、ホンマに?」
「松村さん気づかないんですもん」
「なあ、沙友理さんって呼んでくれへんの?」
「え、呼びましたっけ?」
そう言い、美月はソファーの方へ移動する。
「松村さんじゃ、いやや!」
そう言いながらソファーに座る美月の横に並んで、足をばたつかせる。
「ふふ、今日お家に来ますか?」
「うん!行く!」
「もう我慢しなくてもいいですよね…?」
耳元で呟いてきたから
「私の下でいっぱいないてな」
と返してあげた。
美月は自分が抱く側だと思っていたのだろう。
顔を真っ赤にして、うつむいてしまった。
「美月、ありがとう。大好きやで。」
そんな可愛い彼女の唇に優しくキスを1つ落とした。
今まで楽屋では毎回と言っても過言じゃないくらいまいやんの隣にいた。
でも今の私の隣にはまいやんはいない。
「おはようございます」
「あ、おはよう」
「また今日も一緒でしたね」
ここ最近はコロナの影響で、少人数での仕事が多くなったと同時に、楽屋も2,3人と少人数で分けられるようになった。
なぜか美月とは3回に2回くらい楽屋が一緒になる。今日も美月と2人の楽屋だ。
「美月〜、一緒にゲームしない?」
「ゲーム、ですか?」
「ん、まちゅ暇やねん」
「可愛い、いいですよ」
2人でSwitchをしたり、
「松村さん!これ前の現場からもらったので、おひとついかがですか?」
「え!ありがとう〜」
「はい、どうぞ!」
「ふふ、美味しい、ありがとうな。」
「もらってきて良かったです。」
前現場からお菓子の差し入れを持ってきてくれたり、
「ドラマの撮影どう?」
「まだ本格的には始まってなくて…」
「そっか、まちゅもやっと映画の撮影終わったんやけど、それに付随する宣伝がなぁ」
「そうですよね、撮影で終わりじゃないですもんね」
「最近忙しそうやけど、なんかあったらまちゅに言ってな。」
「ありがとうございます、松村さんも無理しないでくださいね」
お互いの個人仕事の話をしたり、
「明日のCanCam、久しぶりに2人やね」
「久しぶりの姉妹企画ですね。」
「2人の撮影はいつぶりやろ…」
「かとしと3人は多いですけど、最近2人だけは減ってましたもんね」
「美月の顔になりたいよ…」
「私は松村さんの顔になりたいですよ」
「嘘やん、お世辞やろ!」
「嘘ついてませんよ、本当ですって。」
専属モデルの話をしたり。
「もう無理です…」
「どうしたん?」
「私がセンターなんかなっちゃいけなかった」
人前で中々弱音を吐いたり、涙を見せない美月がある日、何かの蓋が外れたかのように泣きじゃくった。
「そんなことない」
こういう時は何も言わないのが1番だ。ずっと麻衣ちゃんの隣にいて、そこで学んだこと。
「見てください…」
彼女が見せてくれた携帯の画面には、美月を批判したり、貶めたりするような発言が並んでいた。
あまりにも酷い言葉の数々に、私も涙が出そうになってくる。
「大丈夫、みんな美月の味方だから」
私は優しく美月のことを抱きしめる。
「みんな敵に見えます…」
「大丈夫、少なくともまちゅは、乃木坂のメンバーは敵じゃない。」
涙の止まらない彼女を半ば強引に持ち上げ、ソファーのある場所へ移動した。あまりの軽さに、ご飯も食べられてないんだろうなと感じた。
ソファー座った私の上に、向かい合わせになるように座らせて、ぎゅっと抱きしめる。
最初は強ばっていた体の力がふっと抜け、私に心地のいい重みがかかった同時に、寝息が聞こえてる。
「疲れてたんやな…まちゅが守ってあげる」
そう小さく呟いて、心地のいい温かさと重みに私も目を閉じた。
今日の楽屋は一実ちゃんと真夏と生ちゃんの4人
最近、美月が乃木坂の活動に来られないことが増えた。連ドラに出演することになって、連日ドラマの撮影に、ドラマに関するバラエティの撮影に毎日忙しそうだ。
「まっちゅん、今日いつもと違うね…」
「ん?いつも通りやで」
「なんか違う気がする」
一実ちゃんから声をかけられた。
でも、確かに言われてみれば、今日はいつもより笑う回数が少ない気がする。
まいやんが卒業してから、ずっと上の空で元気があまり無かった私。同期にもよく注意されてた。
だけどいつからか
「まっちゅん楽しそうだね」
「今日も元気だね」
と同期から言われることが増えた。
ん?いつも私のそばにいてくれた人って…。
「松村さん」
そう呼ぶ可愛い声が頭の中で木霊した。
あ、私、あの子のこと好きなんだ。
連ドラの撮影をぬって、久しぶりに美月が歌番組の仕事に来た。今日も2人の楽屋。
「なあ、美月…」
「なんですか?」
「付き合わへん?」
「はい、よろしくお願いします。」
「え、ホンマに?」
「ふふ、私ずっと沙友理さんのこと好きだったんですよ」
「ホンマに、ホンマに?」
「松村さん気づかないんですもん」
「なあ、沙友理さんって呼んでくれへんの?」
「え、呼びましたっけ?」
そう言い、美月はソファーの方へ移動する。
「松村さんじゃ、いやや!」
そう言いながらソファーに座る美月の横に並んで、足をばたつかせる。
「ふふ、今日お家に来ますか?」
「うん!行く!」
「もう我慢しなくてもいいですよね…?」
耳元で呟いてきたから
「私の下でいっぱいないてな」
と返してあげた。
美月は自分が抱く側だと思っていたのだろう。
顔を真っ赤にして、うつむいてしまった。
「美月、ありがとう。大好きやで。」
そんな可愛い彼女の唇に優しくキスを1つ落とした。
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