夏の銀時夢SS集
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夏の夕方。桃色と緋色を混ぜたような夕焼けが白い入道雲を染め上げる。空は濃紺の絵の具を空色に流し始めたように、淡いグラデーションを作りながら点々と小さく輝く星を乗せ始める。
蝉の声を聞きながら浜辺に座り海を眺めていると、波と一緒に嫌なことを流せた。
「銀時、やっぱりここに居た」
後ろから声をかけられて振り返ると、同じ寺子屋の鏡華が居た。
「…何しに来たんだよ」
「何ってあんた探してたんだよ。先生たちも銀時まだかなって。ヅラと晋助も晩ご飯我慢して待ってくれてるよ。帰ろ?」
俺を立ち上がらせようとしているのか、鏡華が手を伸ばす。それをプイッと顔を逸らす俺。今思うと随分子供じみている。
「…先生もう怒ってないよ?あんたが先生の団子全部食べたの許すって言ってた」
「別に怒られたからここにいるワケじゃねーよ!バーカ!!」
「じゃあなんでここに居るのよ?嫌なことがあった時いつもここにいるじゃん」
鏡華が尋ねる。
「…別に、なんもねーけどよ……」
「あっそ」
そう言って俺の横に鏡華が座る。2人でただ波の満ち干きを眺めた。段々と空が濃紺から黒に変わっていく。蝉の声も、鈴虫たちの静かな声に変わった。
「…そろそろ帰るか」
俺だけが怒られるならまだしも、このままだとコイツも怒られる。いやこの暗さだ、確実に怒られる。やっちまったな、とボリボリと頭をかいた。
「うん帰ろ。銀時、嫌なことはもう無くなった?」
「……は…?」
そういえば何しに海に来たんだっけ。コイツが隣に来て海見てたら、コイツと一緒に早く帰らなきゃと考えるので一杯だった。鏡華がニッと笑う。
「晩御飯楽しみだねェ!」
鏡華の笑顔に何もかもが流された。釣られて俺もフッとキザっぽく笑った。
「どーせ松陽が作った味噌汁とヅラが握った飯だろ?いつもと一緒だ」
そう返して2人で怒られに帰った。
……あの時と同じような空が今、目の前に拡がっている。
「銀時、どうしたのこんな所で」
振り返るとスーパーの袋を持った鏡華が居た。
「こんな人の往来で立ち止まっちゃって。何してんの?」
「何って、空見てんだよ空」
「空……?あぁ、夕焼けが綺麗だねェ。夏らしいわ」
2人で立ち止まって空を見る。が、俺は先に空から目を逸らし鏡華を見つめる。あの頃と変わらない横顔。いつも俺の隣に居てくれる、大事な人。
……こんなことを考えるのは夏の夕焼けに焼かれてるからだろうか。口には出せないな。小っ恥ずかしい。
「…帰るか」
「うん、そうだね。今日の晩御飯はそうめんとお惣菜ね」
「お、夏らしくて良いじゃねーか」
「あとビールもね」
そう言ってニッと笑う鏡華。釣られて俺も笑う。
スーパーの袋を貰い、空いた手をギュッと握る。これからもずっとこの夕焼けをコイツと見れるように。
蝉の声を聞きながら浜辺に座り海を眺めていると、波と一緒に嫌なことを流せた。
「銀時、やっぱりここに居た」
後ろから声をかけられて振り返ると、同じ寺子屋の鏡華が居た。
「…何しに来たんだよ」
「何ってあんた探してたんだよ。先生たちも銀時まだかなって。ヅラと晋助も晩ご飯我慢して待ってくれてるよ。帰ろ?」
俺を立ち上がらせようとしているのか、鏡華が手を伸ばす。それをプイッと顔を逸らす俺。今思うと随分子供じみている。
「…先生もう怒ってないよ?あんたが先生の団子全部食べたの許すって言ってた」
「別に怒られたからここにいるワケじゃねーよ!バーカ!!」
「じゃあなんでここに居るのよ?嫌なことがあった時いつもここにいるじゃん」
鏡華が尋ねる。
「…別に、なんもねーけどよ……」
「あっそ」
そう言って俺の横に鏡華が座る。2人でただ波の満ち干きを眺めた。段々と空が濃紺から黒に変わっていく。蝉の声も、鈴虫たちの静かな声に変わった。
「…そろそろ帰るか」
俺だけが怒られるならまだしも、このままだとコイツも怒られる。いやこの暗さだ、確実に怒られる。やっちまったな、とボリボリと頭をかいた。
「うん帰ろ。銀時、嫌なことはもう無くなった?」
「……は…?」
そういえば何しに海に来たんだっけ。コイツが隣に来て海見てたら、コイツと一緒に早く帰らなきゃと考えるので一杯だった。鏡華がニッと笑う。
「晩御飯楽しみだねェ!」
鏡華の笑顔に何もかもが流された。釣られて俺もフッとキザっぽく笑った。
「どーせ松陽が作った味噌汁とヅラが握った飯だろ?いつもと一緒だ」
そう返して2人で怒られに帰った。
……あの時と同じような空が今、目の前に拡がっている。
「銀時、どうしたのこんな所で」
振り返るとスーパーの袋を持った鏡華が居た。
「こんな人の往来で立ち止まっちゃって。何してんの?」
「何って、空見てんだよ空」
「空……?あぁ、夕焼けが綺麗だねェ。夏らしいわ」
2人で立ち止まって空を見る。が、俺は先に空から目を逸らし鏡華を見つめる。あの頃と変わらない横顔。いつも俺の隣に居てくれる、大事な人。
……こんなことを考えるのは夏の夕焼けに焼かれてるからだろうか。口には出せないな。小っ恥ずかしい。
「…帰るか」
「うん、そうだね。今日の晩御飯はそうめんとお惣菜ね」
「お、夏らしくて良いじゃねーか」
「あとビールもね」
そう言ってニッと笑う鏡華。釣られて俺も笑う。
スーパーの袋を貰い、空いた手をギュッと握る。これからもずっとこの夕焼けをコイツと見れるように。
