夏の銀時夢SS集
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ポツ、ポツ。空はまだ青いのに雫が落ちてきた。
「うわ、雨だ!」
通りすがる人達が口にしながら小走りで駆けていく。例に漏れず私も小走りで雨宿り出来るところを探す。
「オイ!入ってけ!」
突然視界に白の布が入った。右側を見ると銀髪頭の彼である。着物の袖を傘のようにしてすっぽりと私に覆い被さってくれている。
「あ、ありがとう!」
「いいってことよ。彼処の軒下で雨宿りするぞ」
そう言って2人で軒下まで走る。
「急にびっくりしたねェ。本当ありがとう。代わりに濡れちゃったね」
トレードマークの天パが落ち着いてしまうにはびっしょりと濡れた彼。袖を絞りながら「肘笠雨だったな」と言う。
「肘笠雨?」
「にわか雨の他の言い方よ。肘で笠のようにするからそう言うんだと」
意外と博識な彼にへーと感心する。そんでな、と言葉を続ける彼。
「びっしょり濡れたけどな、オメーの笠になれたんなら濡れるのも悪くねェや」
そう言って微笑んできた。突然何を言うんだ。顔から火が出そうだ。
「な、ななな…」
何とか言おうとしたが
「お、止んだな」
と言って歩き出した彼の背中を追いかけるのに必死で言葉が出なかった。
「ほら見ろ、虹が出てるぞ」
私の視線の先にはまるで絵画のような男が居たのだった。
「うわ、雨だ!」
通りすがる人達が口にしながら小走りで駆けていく。例に漏れず私も小走りで雨宿り出来るところを探す。
「オイ!入ってけ!」
突然視界に白の布が入った。右側を見ると銀髪頭の彼である。着物の袖を傘のようにしてすっぽりと私に覆い被さってくれている。
「あ、ありがとう!」
「いいってことよ。彼処の軒下で雨宿りするぞ」
そう言って2人で軒下まで走る。
「急にびっくりしたねェ。本当ありがとう。代わりに濡れちゃったね」
トレードマークの天パが落ち着いてしまうにはびっしょりと濡れた彼。袖を絞りながら「肘笠雨だったな」と言う。
「肘笠雨?」
「にわか雨の他の言い方よ。肘で笠のようにするからそう言うんだと」
意外と博識な彼にへーと感心する。そんでな、と言葉を続ける彼。
「びっしょり濡れたけどな、オメーの笠になれたんなら濡れるのも悪くねェや」
そう言って微笑んできた。突然何を言うんだ。顔から火が出そうだ。
「な、ななな…」
何とか言おうとしたが
「お、止んだな」
と言って歩き出した彼の背中を追いかけるのに必死で言葉が出なかった。
「ほら見ろ、虹が出てるぞ」
私の視線の先にはまるで絵画のような男が居たのだった。
