夏の銀時夢SS集
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風が吹いた。夏の青が空に広がる。大きな入道雲が次々と流れていく。前を歩く広い背中と風に揺れるフワリとした銀髪。目の前を歩いてるのに、今にも何処か遠くに行ってしまいそうな雰囲気に思わず彼の袖を掴む。
「置いて、行かないで」
振り返った彼がビー玉のように目を丸くした。
「なァに言ってんだよ。置いていくワケねェだろ」
そう言って私の手を握る。それでも何故か消えない心のざわめき。お願い夏風よ。彼を飛ばすなら、私も一緒に連れてって。遠くでチリンと風鈴の音が聴こえた気がした。