夏の銀時夢SS集
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隣から聞こえてくる愛しい人の寝息。男らしい腕で私を抱きしめたまま寝てしまったようだ。私はというと汗で肌に張り付く髪を何とかしたい。何故熱帯夜というのに彼の髪の毛はフワフワのままなんだろう、本当に羨ましい。
シャワーも浴びず寝てしまっているが、風邪は引かないだろうか、起こした方がいいのかな、と考えたが、暑いし髪の毛はフワフワのままだし彼は大丈夫だろう。それより汗臭い私を何とかしなければ。
彼を起こさないようにそろりと腕から抜け出す。外から虫の声が聞こえた。シャワーを浴びようと浴室のドアに手をかけたところだった。
「何俺置いてってくれてんの」
私が虫の声に気を取られてたのか、彼が猫のように静かに歩くのが上手いだけなのか、どちらにせよ気付かぬうちに彼が起きて私の腰に手を回していた。
「よく寝てるから私だけシャワー浴びようと思って。置いてったつもりじゃなかったの」
ごめんね、と声をかけるとギュッと腕の力を強めてきた。
「…怖い夢でも見た?」
返事は無いが触れた肌がほんの少し震えている。
「…汗臭いかもだけど、このままでも良ければ」
そう言うと無言のまま私を横抱きにして再び布団へ。優しく寝かされ、フワフワの髪が私の頬をくすぐる。
「…また、オメーの一番近いところで安心していいか?」
耳元で外から聞こえる虫の声と同じくらいの声量で聞いてくる彼。
「…もちろん」
と、ゆっくり彼を抱きしめた。紅い瞳が愁いと愛しさを帯びながら街明かりを写して揺れる。静けさに響く虫の声を聴きながら、私たちはまた、お互いを最も近いところで感じていた。
シャワーも浴びず寝てしまっているが、風邪は引かないだろうか、起こした方がいいのかな、と考えたが、暑いし髪の毛はフワフワのままだし彼は大丈夫だろう。それより汗臭い私を何とかしなければ。
彼を起こさないようにそろりと腕から抜け出す。外から虫の声が聞こえた。シャワーを浴びようと浴室のドアに手をかけたところだった。
「何俺置いてってくれてんの」
私が虫の声に気を取られてたのか、彼が猫のように静かに歩くのが上手いだけなのか、どちらにせよ気付かぬうちに彼が起きて私の腰に手を回していた。
「よく寝てるから私だけシャワー浴びようと思って。置いてったつもりじゃなかったの」
ごめんね、と声をかけるとギュッと腕の力を強めてきた。
「…怖い夢でも見た?」
返事は無いが触れた肌がほんの少し震えている。
「…汗臭いかもだけど、このままでも良ければ」
そう言うと無言のまま私を横抱きにして再び布団へ。優しく寝かされ、フワフワの髪が私の頬をくすぐる。
「…また、オメーの一番近いところで安心していいか?」
耳元で外から聞こえる虫の声と同じくらいの声量で聞いてくる彼。
「…もちろん」
と、ゆっくり彼を抱きしめた。紅い瞳が愁いと愛しさを帯びながら街明かりを写して揺れる。静けさに響く虫の声を聴きながら、私たちはまた、お互いを最も近いところで感じていた。
