#14 弱ってる時優しくされるとコロッといっちゃうよねアレそんなことない?
空欄の場合「鏡華」になります。
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土方たちに恋愛相談(?)をした次の日。ポツポツと雨が降る中、鏡華は傘を差しかぶき町を歩いていた。
傘を差すその顔は今日の天気と同じくどんよりと曇っている。「一日しっかり考えてみろ」と言われたが、何をどう考えればいいのか分からない。
恋人がいたこと無いだろうと言われたが、いたことはある。なんたってアラサーだもの。ソッチの経験も一応はある。だが、今までの相手のことを好きだったかと問われれば返答に悩む。いや、好きになろうと努力はした。だが仕事は激務だし不規則だしで、気がついたら自然消滅。何度部屋に《好きな人が出来ました》と置き手紙をされたことか。つまりは相手のことを好きになる前にお別れしてしまっているのだ。
だから、である。今の自分の感情が分からない。幼なじみの銀時にまさかこんな感情を抱くなんて。いや顔と声は好みだよ?でもそれって俳優を「いっけめぇん」と言うのと同じじゃないのか?頭の中で自問自答を繰り返すが答えが出ない。
ちなみにオバチャンに言ってしまった「銀時と結婚したら〜」の話は、実は土方たちにはしていない。さすがに「コイツ付き合ってもないのに結婚を考えてるとか……重すぎんだろ……」とドン引きされるのが目に見えていたからである。それでなくてもドン引きされたが。
結婚なんて一生一緒にいるのを約束することだろう、私は本当に銀時と一生一緒に居たいのかと頭の中で己に問い質す。だがやはり答えは出ない。何をどう思って『結婚』なんて言葉が出てきたのか。それを確認するために我々はアマゾンの奥地へと向かっ……
「……って違うだろーがァァァ!!」
頭の中のナレーションに思わず声を出してツッコむ鏡華。突然聞こえた女の怒号に道行く人々がビクッと反応した。そりゃそうである。
とにかく、自分の気持ちを知るために鏡華は雨の中万事屋に向かっていた。とりあえず銀時に会えば何か分かるかもしれない。そう思いながらぬかるむ道を歩いていた。
◇◇
万事屋の看板が見えた。念の為銀時のスクーターを確認してみると置いてある。遠出はしてないみたいだと鏡華がホッと胸をなでおろした。と同時に、銀時がいるかもと思うと急に鼓動が早くなった。ドクンドクンと脈打つ心臓が、やはり自分は銀時が好きなのだろうか?と感じさせるのに難くない。少し緊張しながらタンタンタンと、階段を上がっていった。
ピンポーン。
玄関に着き、チャイムを鳴らすが中から全く音がしない。留守なのかな?と扉に手をかけると、カラカラと音を立てて扉が開いた。鍵がかかっていなかったようだ。
「不用心な……」
と鏡華がボソッと呟く。そして扉を開け、そーっと中を覗いた。玄関には履物が3足置いてある。3人とも中にいるのだろう。そう思っていると奥から激しく咳き込む声が聞こえた。
「ん……?おーい銀時ィ、居るのォ?」
玄関から声をかけるが、返事はなく代わりにまた激しい咳とくしゃみが聞こえてきた。嫌な予感がした鏡華は、カバンからマスクを取り出した。そしてそれを着けて万事屋の中へと入ったのだった。
傘を差すその顔は今日の天気と同じくどんよりと曇っている。「一日しっかり考えてみろ」と言われたが、何をどう考えればいいのか分からない。
恋人がいたこと無いだろうと言われたが、いたことはある。なんたってアラサーだもの。ソッチの経験も一応はある。だが、今までの相手のことを好きだったかと問われれば返答に悩む。いや、好きになろうと努力はした。だが仕事は激務だし不規則だしで、気がついたら自然消滅。何度部屋に《好きな人が出来ました》と置き手紙をされたことか。つまりは相手のことを好きになる前にお別れしてしまっているのだ。
だから、である。今の自分の感情が分からない。幼なじみの銀時にまさかこんな感情を抱くなんて。いや顔と声は好みだよ?でもそれって俳優を「いっけめぇん」と言うのと同じじゃないのか?頭の中で自問自答を繰り返すが答えが出ない。
ちなみにオバチャンに言ってしまった「銀時と結婚したら〜」の話は、実は土方たちにはしていない。さすがに「コイツ付き合ってもないのに結婚を考えてるとか……重すぎんだろ……」とドン引きされるのが目に見えていたからである。それでなくてもドン引きされたが。
結婚なんて一生一緒にいるのを約束することだろう、私は本当に銀時と一生一緒に居たいのかと頭の中で己に問い質す。だがやはり答えは出ない。何をどう思って『結婚』なんて言葉が出てきたのか。それを確認するために我々はアマゾンの奥地へと向かっ……
「……って違うだろーがァァァ!!」
頭の中のナレーションに思わず声を出してツッコむ鏡華。突然聞こえた女の怒号に道行く人々がビクッと反応した。そりゃそうである。
とにかく、自分の気持ちを知るために鏡華は雨の中万事屋に向かっていた。とりあえず銀時に会えば何か分かるかもしれない。そう思いながらぬかるむ道を歩いていた。
◇◇
万事屋の看板が見えた。念の為銀時のスクーターを確認してみると置いてある。遠出はしてないみたいだと鏡華がホッと胸をなでおろした。と同時に、銀時がいるかもと思うと急に鼓動が早くなった。ドクンドクンと脈打つ心臓が、やはり自分は銀時が好きなのだろうか?と感じさせるのに難くない。少し緊張しながらタンタンタンと、階段を上がっていった。
ピンポーン。
玄関に着き、チャイムを鳴らすが中から全く音がしない。留守なのかな?と扉に手をかけると、カラカラと音を立てて扉が開いた。鍵がかかっていなかったようだ。
「不用心な……」
と鏡華がボソッと呟く。そして扉を開け、そーっと中を覗いた。玄関には履物が3足置いてある。3人とも中にいるのだろう。そう思っていると奥から激しく咳き込む声が聞こえた。
「ん……?おーい銀時ィ、居るのォ?」
玄関から声をかけるが、返事はなく代わりにまた激しい咳とくしゃみが聞こえてきた。嫌な予感がした鏡華は、カバンからマスクを取り出した。そしてそれを着けて万事屋の中へと入ったのだった。
