#13 箸の使い方は育ちが出るから気をつけろ
空欄の場合「鏡華」になります。
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◇◇
「!!お……お前はァァァ!」
銀時を見て舎弟たちが大声を出したのもつかの間、ドォン、ドゴォ!と吊り下げられた資材が重機で振り回され、倉庫を破壊し始めた。「うおおおおお!!」「わぎゃあああ!!」と舎弟たちが叫び声をあげた。
「僕機械苦手なんですけどォォ!!」
と新八があたふたしながら重機を操作する。めちゃくちゃな操作のおかげ(?)で、舎弟たちは混乱していた。
「わぁァァァァァァ!!アカン、ひとまずココから……」
逃げ出そうとする舎弟たちを銀時が木刀でぶん殴っていく。「ふごををを!!」と舎弟たちのやられる声と重機の破壊音が辺りを埋めつくしていた。
この混乱に乗じて鏡華がスーツ内に仕込んでいたメスを取り出した。横にいる勝男と舎弟は、銀時たちに気を取られて鏡華の行動には気づいていない。
「なんちゅー無茶しよる連中や。どっちがヤクザか分からんで……オイそこまでにしときィ、このオバはん、」
勝男が銀時たちにそう呼びかけた時、オバチャンの体が浮いた。
「このオバはんはもらったぜフゥ〜」
勝男たちが急いで振り向くと資材に体を巻き付かせた神楽が、オバチャンを抱き抱えて連れていっていた。辛うじて縄を切って拘束が解けた鏡華も急いで資材に飛び乗る。
「のおおおおお!!」
瞬発的に動いた勝男が、叫びながらオバチャンにしがみついた。バキバキと新八が操作する重機が倉庫を破壊し続けているが、勝男はその衝撃にも耐えている。
「すごいな若頭。よく掴まったな」
鏡華が資材の上から勝男を見下ろす。オバチャンに掴まる勝男が、神楽と鏡華に向けて話し始めた。
「このォボケコラカス、舐めとったらあかんどォ。お登勢ババアの回し者やなんやしらんが、この街でわしら溝鼠組に逆ろうと生きていける思うとんのかボケコラカス。次郎長親分敵に回したら……」
勝男の話を遮るように、ブッとオバチャンが放屁した。しかも……勝男の顔面にである。
―――むがァァァァァァ!!クリーンヒットやァァ!!アカン……めまいが……このババア何食っとんねん!!手ェ離したらアカン、耐えろ耐え……
飛ばしそうになる意識を必死で繋ぎ止める勝男。だが、あまりの臭いに掴まる力が無くなりズルズルと落ちていってしまう。その感触にオバチャンが思わず反応する。
「何頬あからめとんねん!」
勝男のツッコミが飛ぶ。そして気づけば勝男たちの目の前に銀時が待ち構えていた。
「溝鼠だか二十日鼠だか知らねーけどな、溝ん中でも必死に泥かき分けて生きてる鼠を、」
銀時が木刀を振りかぶる。動く資材、そしてオバチャンに掴まるのに精一杯な勝男に逃げ場はない。
「邪魔すんじゃねェェ!!」
銀時の木刀が勝男を芯でとらえた。思いっきり吹き飛ばされた勝男は、舎弟たちのいる床にドシャアと、めり込むぐらい叩きつけられた。
「兄貴ィィィ!!……おんどりゃああ!!」
倒れた勝男を見て舎弟たちが青筋を浮かび上がらせて銀時に叫ぶ。舎弟の一人が今にも飛び掛ろうと動こうとした時、「ほっときほっとき」と勝男が起き上がった。
「あにっ……」
「これでこの件から手ェ引いてもオジキに言い訳立つわ。溝鼠にも溝鼠のルールがあるゆーこっちゃ。わしは借りた恩は必ず返す。7借りたら3返す。ついでにやられた借りもな。3借りたら7や。覚えとき兄ちゃん」
そう言うと勝男は舎弟たちを連れて、引き上げていった。その後ろ姿を銀時と鏡華が見ていたのだった。
◇◇
「銀時、良かったナイスタイミン……いだァ!!」
勝男たちの姿が見えなくなった後、鏡華が銀時の元に駆け寄り声をかけたのだが、銀時から脳天にチョップを食らってしまった。あまりの痛さに鏡華はうずくまる。
「オ・メ・ェ・なァァァ!?なーに勝手に居なくなってやがンだ!?こちとらどんだけ走り回ったと思ってんだ!アァ!?」
「〜〜〜ッ!いってーなオイ!オバチャン一人でヤクザんトコ行かせるワケにはいかねーだろーが!声かける暇無かったんだよ!心配かけたのは悪かったけどさァ!」
「ハァ!?別にオメーのことなんか心配してねーけどォ!?」
ンだとゴラァァァ!と鏡華の怒号が飛ぶ。オバチャンたちには目もくれず、ギャーギャーと騒ぎ出す2人を唖然と見る狂死郎と、いつもの様子に呆れた顔をする新八と神楽。
「あの2人は……?」
と、2人のやりとりに戸惑う狂死郎が新八と神楽に尋ねた。2人はハァとため息をつきながら「拗らせ男と鈍感女です」と吐き捨てた。
だが同時に、鏡華が無事で銀時はホッとしたんだろうなと、2人とも胸をなでおろしたのだった。
「!!お……お前はァァァ!」
銀時を見て舎弟たちが大声を出したのもつかの間、ドォン、ドゴォ!と吊り下げられた資材が重機で振り回され、倉庫を破壊し始めた。「うおおおおお!!」「わぎゃあああ!!」と舎弟たちが叫び声をあげた。
「僕機械苦手なんですけどォォ!!」
と新八があたふたしながら重機を操作する。めちゃくちゃな操作のおかげ(?)で、舎弟たちは混乱していた。
「わぁァァァァァァ!!アカン、ひとまずココから……」
逃げ出そうとする舎弟たちを銀時が木刀でぶん殴っていく。「ふごををを!!」と舎弟たちのやられる声と重機の破壊音が辺りを埋めつくしていた。
この混乱に乗じて鏡華がスーツ内に仕込んでいたメスを取り出した。横にいる勝男と舎弟は、銀時たちに気を取られて鏡華の行動には気づいていない。
「なんちゅー無茶しよる連中や。どっちがヤクザか分からんで……オイそこまでにしときィ、このオバはん、」
勝男が銀時たちにそう呼びかけた時、オバチャンの体が浮いた。
「このオバはんはもらったぜフゥ〜」
勝男たちが急いで振り向くと資材に体を巻き付かせた神楽が、オバチャンを抱き抱えて連れていっていた。辛うじて縄を切って拘束が解けた鏡華も急いで資材に飛び乗る。
「のおおおおお!!」
瞬発的に動いた勝男が、叫びながらオバチャンにしがみついた。バキバキと新八が操作する重機が倉庫を破壊し続けているが、勝男はその衝撃にも耐えている。
「すごいな若頭。よく掴まったな」
鏡華が資材の上から勝男を見下ろす。オバチャンに掴まる勝男が、神楽と鏡華に向けて話し始めた。
「このォボケコラカス、舐めとったらあかんどォ。お登勢ババアの回し者やなんやしらんが、この街でわしら溝鼠組に逆ろうと生きていける思うとんのかボケコラカス。次郎長親分敵に回したら……」
勝男の話を遮るように、ブッとオバチャンが放屁した。しかも……勝男の顔面にである。
―――むがァァァァァァ!!クリーンヒットやァァ!!アカン……めまいが……このババア何食っとんねん!!手ェ離したらアカン、耐えろ耐え……
飛ばしそうになる意識を必死で繋ぎ止める勝男。だが、あまりの臭いに掴まる力が無くなりズルズルと落ちていってしまう。その感触にオバチャンが思わず反応する。
「何頬あからめとんねん!」
勝男のツッコミが飛ぶ。そして気づけば勝男たちの目の前に銀時が待ち構えていた。
「溝鼠だか二十日鼠だか知らねーけどな、溝ん中でも必死に泥かき分けて生きてる鼠を、」
銀時が木刀を振りかぶる。動く資材、そしてオバチャンに掴まるのに精一杯な勝男に逃げ場はない。
「邪魔すんじゃねェェ!!」
銀時の木刀が勝男を芯でとらえた。思いっきり吹き飛ばされた勝男は、舎弟たちのいる床にドシャアと、めり込むぐらい叩きつけられた。
「兄貴ィィィ!!……おんどりゃああ!!」
倒れた勝男を見て舎弟たちが青筋を浮かび上がらせて銀時に叫ぶ。舎弟の一人が今にも飛び掛ろうと動こうとした時、「ほっときほっとき」と勝男が起き上がった。
「あにっ……」
「これでこの件から手ェ引いてもオジキに言い訳立つわ。溝鼠にも溝鼠のルールがあるゆーこっちゃ。わしは借りた恩は必ず返す。7借りたら3返す。ついでにやられた借りもな。3借りたら7や。覚えとき兄ちゃん」
そう言うと勝男は舎弟たちを連れて、引き上げていった。その後ろ姿を銀時と鏡華が見ていたのだった。
◇◇
「銀時、良かったナイスタイミン……いだァ!!」
勝男たちの姿が見えなくなった後、鏡華が銀時の元に駆け寄り声をかけたのだが、銀時から脳天にチョップを食らってしまった。あまりの痛さに鏡華はうずくまる。
「オ・メ・ェ・なァァァ!?なーに勝手に居なくなってやがンだ!?こちとらどんだけ走り回ったと思ってんだ!アァ!?」
「〜〜〜ッ!いってーなオイ!オバチャン一人でヤクザんトコ行かせるワケにはいかねーだろーが!声かける暇無かったんだよ!心配かけたのは悪かったけどさァ!」
「ハァ!?別にオメーのことなんか心配してねーけどォ!?」
ンだとゴラァァァ!と鏡華の怒号が飛ぶ。オバチャンたちには目もくれず、ギャーギャーと騒ぎ出す2人を唖然と見る狂死郎と、いつもの様子に呆れた顔をする新八と神楽。
「あの2人は……?」
と、2人のやりとりに戸惑う狂死郎が新八と神楽に尋ねた。2人はハァとため息をつきながら「拗らせ男と鈍感女です」と吐き捨てた。
だが同時に、鏡華が無事で銀時はホッとしたんだろうなと、2人とも胸をなでおろしたのだった。
