#11.5 〜幕間〜恋とそうめん流しは夏の空
空欄の場合「鏡華」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ミーンミンミンミンと蝉が大合唱するかぶき町。ジリジリと照りつける太陽の下、麦わら帽子を被り首にタオル、手には軍手をつけた万事屋3人は無言で、一方の鏡華は鼻歌混じりにノコギリで竹を切ったり割ったりしていた。
虚ろな目をした新八の脳裏にある言葉が浮かぶ。『僕らはなぜこんなことをしているのか』と――。
「アンタたち精が出るねェ。これ、少しだけど差し入れだよ」
ガララと引き戸の音がしたかと思えば、《スナック お登勢》の女将――お登勢とその従業員、キャサリンが切り分けたスイカを持ってきた。万事屋3人組の目に若干だが生気が戻った。
「ヒャッ、ヒャッホウ……スイカ…アル……」
今にも干からびそうな神楽が、いの一番にスイカを食べ始めた。続いて銀時、新八、鏡華がスイカを取っていく。鮮やかな赤い果肉にみずみずしい食感。4人の喉が一気に潤っていく。
「ホント、このクソ暑い中ようやるよ。そうめん流し大会なんて」
「は?ちょっと待てババァ、そうめん流し大会ィ?」
「僕たちそうめん流しするとしか聞いてないんですけど。なんですか大会って」
スイカにかぶりつきながら銀時と新八がお登勢に尋ねる。一方、神楽と鏡華は店内で麦茶を飲んで涼んでいた。
「いや何って聞かれてもアタシもよく知らないんだけど。鏡華が言ってたよ?『そうめん流し大会するので店の前の道借ります』って。なんでも街中にそうめん流し台立てて、宇宙一長いそうめん流しってギ〇スに認定してもらうって」
突拍子もない話に銀時と新八がスイカを吹き出す。飛ばされた大量のスイカの種がお登勢の顔面に張り付いた。
「ギャアァァァァ!!何すんだテメーら!!汚ねェだろーがァァァ!!」
「冗談じゃねェェェェ!!街中にそうめん流し作ってギ〇ス認定だァ!?この殺人的暑さの中ァ!?まだ1個もできてねェのにィィ!?そんなん出来るかァァァ!!」
額をピキらせた銀時のシャウトが歌舞伎町中に響き渡る。隣にいる新八も白目を剥いている。店内までシャウトが聞こえたのか鏡華が店内から出てきた。
「なんかすごい声が聞こえたけど、どうした?ノコギリで手切った?」
「オイコラ鏡華テメー!!俺らにそうめん流し『大会』するって言ってなかったな!?ワザとか!?ワザとじゃなかったらド天然か!?どっちなんだオイ!」
銀時が食い気味にキレる。しかし鏡華は「……知ってしまったか」と特に動じず意味深に俯き、そして顔を上げて銀時たちを見つめた。銀時と新八がゴクリと唾を飲んだ。
「完っっっ全に言うの忘れてたわ。マジごめん」
「「忘れてただけかよォォォ!!」」
軽く眉を八の字にし、両手を合わせスマンというポーズをする鏡華に、銀時と新八のツッコミが飛ぶ。鏡華は悪びれもせずにペロッと舌を出した。
「ということで〇ネス目指してるので、作業ちゃっちゃとやっちゃおう。なお神楽ちゃんは熱中症なりかけなので休憩させます」
「おうオメーら、私の分まで頑張るヨロシ」
神楽が店内からオロ〇ミンCを飲みながら2人に声をかける。
変わらず額をピキらせている銀時が文句を言いそうになったのを先回りして、鏡華が銀時に耳打ちした。
「……これは依頼ということにして依頼料弾むから。ね?銀時クゥン?」
予想外の耳打ちに思わずドキッとする銀時。そしてかなり大きくため息をついた。
「……相変わらずいー性格してるよなァ、テメーはよォ。びた一文マケねーからな?」
「おう、もちろん。夏の思い出のためならいくらでも払ってやるよ」
そう言ってニッと笑う鏡華。その笑顔に弱い銀時は再び盛大にため息をつきながらも、作業を再開したのだった。
虚ろな目をした新八の脳裏にある言葉が浮かぶ。『僕らはなぜこんなことをしているのか』と――。
「アンタたち精が出るねェ。これ、少しだけど差し入れだよ」
ガララと引き戸の音がしたかと思えば、《スナック お登勢》の女将――お登勢とその従業員、キャサリンが切り分けたスイカを持ってきた。万事屋3人組の目に若干だが生気が戻った。
「ヒャッ、ヒャッホウ……スイカ…アル……」
今にも干からびそうな神楽が、いの一番にスイカを食べ始めた。続いて銀時、新八、鏡華がスイカを取っていく。鮮やかな赤い果肉にみずみずしい食感。4人の喉が一気に潤っていく。
「ホント、このクソ暑い中ようやるよ。そうめん流し大会なんて」
「は?ちょっと待てババァ、そうめん流し大会ィ?」
「僕たちそうめん流しするとしか聞いてないんですけど。なんですか大会って」
スイカにかぶりつきながら銀時と新八がお登勢に尋ねる。一方、神楽と鏡華は店内で麦茶を飲んで涼んでいた。
「いや何って聞かれてもアタシもよく知らないんだけど。鏡華が言ってたよ?『そうめん流し大会するので店の前の道借ります』って。なんでも街中にそうめん流し台立てて、宇宙一長いそうめん流しってギ〇スに認定してもらうって」
突拍子もない話に銀時と新八がスイカを吹き出す。飛ばされた大量のスイカの種がお登勢の顔面に張り付いた。
「ギャアァァァァ!!何すんだテメーら!!汚ねェだろーがァァァ!!」
「冗談じゃねェェェェ!!街中にそうめん流し作ってギ〇ス認定だァ!?この殺人的暑さの中ァ!?まだ1個もできてねェのにィィ!?そんなん出来るかァァァ!!」
額をピキらせた銀時のシャウトが歌舞伎町中に響き渡る。隣にいる新八も白目を剥いている。店内までシャウトが聞こえたのか鏡華が店内から出てきた。
「なんかすごい声が聞こえたけど、どうした?ノコギリで手切った?」
「オイコラ鏡華テメー!!俺らにそうめん流し『大会』するって言ってなかったな!?ワザとか!?ワザとじゃなかったらド天然か!?どっちなんだオイ!」
銀時が食い気味にキレる。しかし鏡華は「……知ってしまったか」と特に動じず意味深に俯き、そして顔を上げて銀時たちを見つめた。銀時と新八がゴクリと唾を飲んだ。
「完っっっ全に言うの忘れてたわ。マジごめん」
「「忘れてただけかよォォォ!!」」
軽く眉を八の字にし、両手を合わせスマンというポーズをする鏡華に、銀時と新八のツッコミが飛ぶ。鏡華は悪びれもせずにペロッと舌を出した。
「ということで〇ネス目指してるので、作業ちゃっちゃとやっちゃおう。なお神楽ちゃんは熱中症なりかけなので休憩させます」
「おうオメーら、私の分まで頑張るヨロシ」
神楽が店内からオロ〇ミンCを飲みながら2人に声をかける。
変わらず額をピキらせている銀時が文句を言いそうになったのを先回りして、鏡華が銀時に耳打ちした。
「……これは依頼ということにして依頼料弾むから。ね?銀時クゥン?」
予想外の耳打ちに思わずドキッとする銀時。そしてかなり大きくため息をついた。
「……相変わらずいー性格してるよなァ、テメーはよォ。びた一文マケねーからな?」
「おう、もちろん。夏の思い出のためならいくらでも払ってやるよ」
そう言ってニッと笑う鏡華。その笑顔に弱い銀時は再び盛大にため息をつきながらも、作業を再開したのだった。
