#10 君が君であるために
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銀時たちが犯行グループたちへカレーをデリバリーする前、銀時は近藤と一緒にカレーを食べていた。
「まこっちゃん、お前、泉が拉致られてる映像観て血相変えてたが、案外大人しくしてたな。何でだ?」
カレーを食べながら、近藤がまこっちゃん――銀時に話しかける。
「あ?そりゃあマスコットキャラが私情で勝手に動いたらマズイだろーが。俺一応、テメーらのイメージマスコットなワケだし」
銀時もまたカレーを食べながら言葉を返す。そして「それによ」と言葉を続ける。
「最初こそは動揺したが、アイツはこんぐらいのことじゃなんも心配いらねー女だって思い出してよ。俺が焦ることねェやって思ったワケ」
近藤は銀時の優しい眼差しに気づく。そしてフッと笑った。
「その言葉でお前らがどんだけの付き合いがあるか分かるな。いいな、その関係はよ」
まァな、と銀時が頭を搔いた。
「……まこっちゃん、もう帰っていいよ。あとは俺達でなんとかするから。泉のことも心配すんな。お前の言う通りなら、まァ大丈夫だろうしな」
「そうもいかねー。イメージマスコットだから俺は、お前らの。お通ちゃんには前払いで金もらってるからきっちりやらねーと」
近藤の「帰っていい」という言葉に銀時が反対する。近藤は「てかさ」と冷や汗混じりに話を切り出した。
「さっきも言ってたけど、イメージマスコットって何?俺らってそーいうイメージなの?」
「こーいうカンジだろ」
「どーいうカンジだ」
近藤が疑問に思うのも無理は無い。一体どんなイメージを持ったら、物哀しげな目をした死体を背負ったケンタウロスというキャラが生まれるというのか。近藤の疑問に、物哀しげな目をした銀時が答える。
「バカで物騒で江戸の平和を護るカンジ」
「バカなカンジしか出てないんだけど」
近藤が呆れながらツッコむが、気にせず銀時はカレーを作る隊士にカレーを準備するように言った。
「オイ、どこに行く、まこっちゃん」
銀時は両手に合わせて6皿のカレーをお盆に乗せた。そしてどこかに行こうとする。近藤はそれを呼び止めた。
「言ったろ、まこっちゃんはお前らのイメージマスコットだ。バカで物騒で江戸の平和を護る」
銀時はそう言い残すと、人質が捕らわれている塔へと向かっていった。近藤はその背中を黙って見つめていたのであった。
おわり
「まこっちゃん、お前、泉が拉致られてる映像観て血相変えてたが、案外大人しくしてたな。何でだ?」
カレーを食べながら、近藤がまこっちゃん――銀時に話しかける。
「あ?そりゃあマスコットキャラが私情で勝手に動いたらマズイだろーが。俺一応、テメーらのイメージマスコットなワケだし」
銀時もまたカレーを食べながら言葉を返す。そして「それによ」と言葉を続ける。
「最初こそは動揺したが、アイツはこんぐらいのことじゃなんも心配いらねー女だって思い出してよ。俺が焦ることねェやって思ったワケ」
近藤は銀時の優しい眼差しに気づく。そしてフッと笑った。
「その言葉でお前らがどんだけの付き合いがあるか分かるな。いいな、その関係はよ」
まァな、と銀時が頭を搔いた。
「……まこっちゃん、もう帰っていいよ。あとは俺達でなんとかするから。泉のことも心配すんな。お前の言う通りなら、まァ大丈夫だろうしな」
「そうもいかねー。イメージマスコットだから俺は、お前らの。お通ちゃんには前払いで金もらってるからきっちりやらねーと」
近藤の「帰っていい」という言葉に銀時が反対する。近藤は「てかさ」と冷や汗混じりに話を切り出した。
「さっきも言ってたけど、イメージマスコットって何?俺らってそーいうイメージなの?」
「こーいうカンジだろ」
「どーいうカンジだ」
近藤が疑問に思うのも無理は無い。一体どんなイメージを持ったら、物哀しげな目をした死体を背負ったケンタウロスというキャラが生まれるというのか。近藤の疑問に、物哀しげな目をした銀時が答える。
「バカで物騒で江戸の平和を護るカンジ」
「バカなカンジしか出てないんだけど」
近藤が呆れながらツッコむが、気にせず銀時はカレーを作る隊士にカレーを準備するように言った。
「オイ、どこに行く、まこっちゃん」
銀時は両手に合わせて6皿のカレーをお盆に乗せた。そしてどこかに行こうとする。近藤はそれを呼び止めた。
「言ったろ、まこっちゃんはお前らのイメージマスコットだ。バカで物騒で江戸の平和を護る」
銀時はそう言い残すと、人質が捕らわれている塔へと向かっていった。近藤はその背中を黙って見つめていたのであった。
おわり
