#10 君が君であるために
空欄の場合「鏡華」になります。
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場所は犯行グループが立てこもる《異菩寺 》に移る。異菩寺の前には、大江戸テレビが早速生中継を行っていた。
『――現在《異菩寺》に立てこもる犯行グループは《天狗党 》と呼ばれる攘夷浪士集団で、ここ最近起きた一連の婦女誘拐事件は彼等の犯行であったようです!』
花野アナが現場の状況をお茶の間に説明する。周りには、大江戸テレビの他にも各報道陣や野次馬がゾロゾロと集まり始めていた。
『そしてですね、本日真選組一日局長を務めていた人気アイドル、寺門通さんをパレード中に拉致!誘拐した少女…少女?一名少女よりお年を召した方も見えますが、彼女らを人質にとり、あのように塔に立てこもる状態です』
「……ん?なんとなくだけど、なんか失礼なこと言われた気がするなァ……?」
塔で捕らわれている鏡華のよく分からないセンサーが働く。彼女のボヤきはもちろん花野アナに聞こえるはずもなく、花野アナは報道を続ける。
『えー、犯人たちの要求は真選組に逮捕された攘夷浪士達の解放、そして真選組の解散と声明にあります!これらの要求が通らない場合、人質を全員殺害すると訴えています!』
状況を確認しながら花野アナが実況を続ける。
『えー、これに対して真選組がどう対応するのか。行き過ぎた捜査に対するバッシングに加え、目の前で寺門通さんを誘拐されるという失態を犯した真選組……今後の動向が注目されます!』
花野アナの実況が終わるタイミングで、車が停まる音が聞こえた。真選組がやってきたのだ。
『あ!!来ました!真選組が来ました!!』
『今回の事はどう責任を取られるつもりなんですか!?話をお聞かせ願います!』
大江戸テレビ他、多数の報道陣が一斉に車に駆け寄る。
『近藤さん!お通ちゃんともう一人の方は、あなた達の目の前にいたんですよね?誰も気づかなかったんですか!?』
『彼等は真選組の解散を要求していますが、どうされるつもりなんですか!』
報道陣たちが車に向かって次々と質問を投げかける。するとマイクの前に一人の人物が現れた。
「やっちゃったなーオイ……やっちゃったよ〜。まさか逮捕されちゃうとは思わないものな〜」
現れたのは真選組マスコットキャラに扮した銀時である。物哀しげな顔をしながら、報道陣たちにとんでもないことを話し出した。
『あっ!!あなたは誰ですか?真選組とはどのような関係で!?』
「不当逮捕以外の何ものでもないものな〜」
『不当逮捕!?真選組にですか!?何があったか詳しくおきかせ願えませんか!』
『あっ、オイ!後ろでも女の子がしっ……死んでるぞコレェェ!!何があったんですか!!』
真選組の評判がさらに下がるようなことを言い出す銀時と、それに乗じて質問を浴びせる報道陣たち。銀時がさらに話し続ける。
「取り調べというより拷問だったものな〜」
「話をややこしくするんじゃねェ!!」
余計なことを言う銀時に、痺れを切らした土方が車内から蹴りを喰らわせた。そして倒れた銀時に、追い打ちで蹴りを食らわせ続ける。
「いい加減にしろよテメェーら!元はと言えば、テメーらが出てこなきゃこんな事態には!」
『見ましたか今のを!まるでチンピラです!』
「トシぃぃぃ!やめてェェ!これ以上評判が落ちたら俺達もう……」
2人の様子を見た花野アナが興奮気味に実況する。近藤の涙ながらの懇願を聞き、土方が銀時をシバく足を退け「ぬぐをぉぉぉ!!」と青筋を浮かび上がらせながら拳を握り、堪えることになった。そしてシバかれていた銀時は、ニンマリと嫌味な笑みを浮かべた。
「こんなにマスコミがいたんじゃ下手な真似出来ねェ。連中め、徹底的に俺達をおとしめる腹づもりだ」
土方がギリィと唇を噛み締める。真選組がマスコミに囲まれる中、塔の上からお通と天狗党の党首らしき男が彼らを見下ろしながら登場した。
「みんなァ!!」
「クク、来たか真選組!解散の手続きは済ませてきたんだろうな!」
お通と男の声が近藤たちに向けて発せられたが、近藤は眉間に皺を寄せながら耳に手を当てた。
「……え?何て言ったの今。すいまっせーん!もっかい大きい声でお願いします!」
「みんなァ!」
「クク、来たか真選組!解散の手続きは……って2回も言わせるな!なんか恥ずかしーだろが!!」
2回も同じやり取りをする真選組と犯行グループに、人質として捕まっている鏡華が思わず吹き出す。人質たちを見張っている他の仲間がジロリと彼女を睨みつけた。
「おー怖ァ、ちょっと笑っただけで睨みつけるとか懐狭ェんじゃねーの?」
「いやこの状況でよく笑えますね、泉先生」
ボヤく鏡華に隣に座る女性が声をかけてきた。しかも彼女のことを知る人物である。声のした方へ鏡華が振り向くと、日本髪の女性が居た。だがよくよく顔を見ると…
「……山崎さん?」
鏡華がそう言うと彼はニッと笑った。犯行グループたちが「スケッチブックとペン持ってこい!」とバタバタし始めたのに乗じて、鏡華は山崎に近寄り小声で話し始めた。
「山崎さんこんなとこに居たんですか。何してるんですか?(小声)」
「何って潜入捜査ですよ。このヤマ洗ってたんです(小声)」
「だからってその格好……似合いますね(笑)」
「アレ?(小声)が(笑)になってるな?ただ笑われてるだけだな?(小声)」
まァいいや、と山崎がため息をついた。鏡華たちが話してる間に、犯行グループのメンバーたちが人質を取り囲むのをやめ、真選組がいる方へと移動していく。どうやら真選組にいろいろ注文して好き勝手やっているようだ。何故かカレーのいい匂いが鏡華たちの元までしてきた。
「てかお通ちゃんだけでなく、泉先生までなんで……(小声)」
「あーなんか上手いこと拉致られちゃいまして。すみませんねェ(小声)」
変わらず小声でやりとりをする2人。犯行グループたちは、真選組が自分たちの思うように動いているのが気持ちいいらしい。段々笑い声が増えてきた。
「鬼の副長の3回回ってワンは爆笑ものだったな!!」
「切り込み隊長のロボットダンスも見応えあったじゃないか!ハハハハ!」
奴らの会話から察するに、まあまあ屈辱的なことをやらされているようだ……。だがそのおかげか、人質を見張ることなく皆真選組の方に釘付けになっている。
―――これはチャンスかも。
鏡華はそう判断するとモゾモゾと動き出した。
「先生?何してるんです?」
「ちょっと待ってくださいね……っと」
2、3回モゾモゾと動いたかと思うと、はらりと鏡華を縛っていた縄が落ちた。縄には切られた跡。そして彼女の手にはメスが握られている。
「えっ!?メス!?」
「いざという時の為にメス1本ぐらいは携帯してるんですよ。いやー、持ってて良かった」
「ブラック・ジャックですかアンタは」
ドヤ顔で説明する鏡華とツッコむ山崎。話しながら鏡華は彼の縄に切り込みを入れる。犯行グループたちが「次は局長を斬らせるか」と不穏なことを言い出した。少し急がねば。
「……多分、人質救出のために人員が送られてくる頃ですよね?」
「そうですね。副長は確実にそういう風に人を配置すると思うんで」
「そしたら人が送られてきたら一気に逃げちゃいましょ」
人質となってる少女達にもコソコソと伝える。少女達の顔がほんの少し明るくなった。
「多分銀時達が来ると思うんで」
「えっ、旦那達がいるんですか?」
「なんか真選組のマスコットキャラやってたんですよ。真選組じゃないから顔割れてないし、ほぼ確で銀時達が来るでしょ」
山崎がマスコットキャラ……?と頭を抱える。その間にも、犯行グループたちの様子を伺いながら、少女たちを少しずつ出口の方に移動させる鏡華。
犯行グループたちは《局長を斬れ》という指示を出したらしい。お通の「やめて、お願い、もう」という声とともに、党首が欄干にお通を押さえつける様子が見えた。
「できなくば、局長の代わりにこの女が死ぬだけ」
党首が真選組に話しかける。
「人一人護れぬようで江戸の平和は護れぬよ。今まで我々攘夷浪士を散々苦しめてきたじゃないか。江戸を護るために。こんな所でおしまいかね?」
党首の煽りに、山崎が殺気混じりの目つきに変わり、拳をグッと握る。彼のその様子に気付いた鏡華がそっと彼の背に手を添えた。その手に気付いた山崎はフーと息を吐いた。
「……大丈夫ですよ、ありがとうございます」
「えぇ心配してません。まだ働き始めて数週間ですが、皆さんの強さはよく知っていますから」
ニッと鏡華が微笑む。こんな攘夷浪士たちにやられる真選組では無い。そう思いながら待ち人を待った。
「うーす。カレー届けに来ました」
丁度その頃、塔の下では銀時たちが扮した誠ちゃんがカレーを持ってやって来ていた。
「なんだお前?」
塔の下で見張りをしていた犯行グループのメンバー2人が銀時達に尋ねた。
「バイトでマスコットやってまして。もー参りましたよこんな事に巻き込まれて。あっツレも巻き込まれたんですけど、こんな事ならここで働くのもっと強く断っときゃ良かったー、なんて思ったりして」
「ちょっと今いいとこだからあっちいってくんない?カレーその辺に置いといて」
真選組局長を斬るかもしれない、という重要な場面でそれどころじゃないメンバーが、銀時を適当にあしらう。
「この辺スか」
適当にあしらわれた銀時はメンバー2人の顔面にカレーを叩きつけ、塔の中に入っていった。
『――現在《異菩寺》に立てこもる犯行グループは《
花野アナが現場の状況をお茶の間に説明する。周りには、大江戸テレビの他にも各報道陣や野次馬がゾロゾロと集まり始めていた。
『そしてですね、本日真選組一日局長を務めていた人気アイドル、寺門通さんをパレード中に拉致!誘拐した少女…少女?一名少女よりお年を召した方も見えますが、彼女らを人質にとり、あのように塔に立てこもる状態です』
「……ん?なんとなくだけど、なんか失礼なこと言われた気がするなァ……?」
塔で捕らわれている鏡華のよく分からないセンサーが働く。彼女のボヤきはもちろん花野アナに聞こえるはずもなく、花野アナは報道を続ける。
『えー、犯人たちの要求は真選組に逮捕された攘夷浪士達の解放、そして真選組の解散と声明にあります!これらの要求が通らない場合、人質を全員殺害すると訴えています!』
状況を確認しながら花野アナが実況を続ける。
『えー、これに対して真選組がどう対応するのか。行き過ぎた捜査に対するバッシングに加え、目の前で寺門通さんを誘拐されるという失態を犯した真選組……今後の動向が注目されます!』
花野アナの実況が終わるタイミングで、車が停まる音が聞こえた。真選組がやってきたのだ。
『あ!!来ました!真選組が来ました!!』
『今回の事はどう責任を取られるつもりなんですか!?話をお聞かせ願います!』
大江戸テレビ他、多数の報道陣が一斉に車に駆け寄る。
『近藤さん!お通ちゃんともう一人の方は、あなた達の目の前にいたんですよね?誰も気づかなかったんですか!?』
『彼等は真選組の解散を要求していますが、どうされるつもりなんですか!』
報道陣たちが車に向かって次々と質問を投げかける。するとマイクの前に一人の人物が現れた。
「やっちゃったなーオイ……やっちゃったよ〜。まさか逮捕されちゃうとは思わないものな〜」
現れたのは真選組マスコットキャラに扮した銀時である。物哀しげな顔をしながら、報道陣たちにとんでもないことを話し出した。
『あっ!!あなたは誰ですか?真選組とはどのような関係で!?』
「不当逮捕以外の何ものでもないものな〜」
『不当逮捕!?真選組にですか!?何があったか詳しくおきかせ願えませんか!』
『あっ、オイ!後ろでも女の子がしっ……死んでるぞコレェェ!!何があったんですか!!』
真選組の評判がさらに下がるようなことを言い出す銀時と、それに乗じて質問を浴びせる報道陣たち。銀時がさらに話し続ける。
「取り調べというより拷問だったものな〜」
「話をややこしくするんじゃねェ!!」
余計なことを言う銀時に、痺れを切らした土方が車内から蹴りを喰らわせた。そして倒れた銀時に、追い打ちで蹴りを食らわせ続ける。
「いい加減にしろよテメェーら!元はと言えば、テメーらが出てこなきゃこんな事態には!」
『見ましたか今のを!まるでチンピラです!』
「トシぃぃぃ!やめてェェ!これ以上評判が落ちたら俺達もう……」
2人の様子を見た花野アナが興奮気味に実況する。近藤の涙ながらの懇願を聞き、土方が銀時をシバく足を退け「ぬぐをぉぉぉ!!」と青筋を浮かび上がらせながら拳を握り、堪えることになった。そしてシバかれていた銀時は、ニンマリと嫌味な笑みを浮かべた。
「こんなにマスコミがいたんじゃ下手な真似出来ねェ。連中め、徹底的に俺達をおとしめる腹づもりだ」
土方がギリィと唇を噛み締める。真選組がマスコミに囲まれる中、塔の上からお通と天狗党の党首らしき男が彼らを見下ろしながら登場した。
「みんなァ!!」
「クク、来たか真選組!解散の手続きは済ませてきたんだろうな!」
お通と男の声が近藤たちに向けて発せられたが、近藤は眉間に皺を寄せながら耳に手を当てた。
「……え?何て言ったの今。すいまっせーん!もっかい大きい声でお願いします!」
「みんなァ!」
「クク、来たか真選組!解散の手続きは……って2回も言わせるな!なんか恥ずかしーだろが!!」
2回も同じやり取りをする真選組と犯行グループに、人質として捕まっている鏡華が思わず吹き出す。人質たちを見張っている他の仲間がジロリと彼女を睨みつけた。
「おー怖ァ、ちょっと笑っただけで睨みつけるとか懐狭ェんじゃねーの?」
「いやこの状況でよく笑えますね、泉先生」
ボヤく鏡華に隣に座る女性が声をかけてきた。しかも彼女のことを知る人物である。声のした方へ鏡華が振り向くと、日本髪の女性が居た。だがよくよく顔を見ると…
「……山崎さん?」
鏡華がそう言うと彼はニッと笑った。犯行グループたちが「スケッチブックとペン持ってこい!」とバタバタし始めたのに乗じて、鏡華は山崎に近寄り小声で話し始めた。
「山崎さんこんなとこに居たんですか。何してるんですか?(小声)」
「何って潜入捜査ですよ。このヤマ洗ってたんです(小声)」
「だからってその格好……似合いますね(笑)」
「アレ?(小声)が(笑)になってるな?ただ笑われてるだけだな?(小声)」
まァいいや、と山崎がため息をついた。鏡華たちが話してる間に、犯行グループのメンバーたちが人質を取り囲むのをやめ、真選組がいる方へと移動していく。どうやら真選組にいろいろ注文して好き勝手やっているようだ。何故かカレーのいい匂いが鏡華たちの元までしてきた。
「てかお通ちゃんだけでなく、泉先生までなんで……(小声)」
「あーなんか上手いこと拉致られちゃいまして。すみませんねェ(小声)」
変わらず小声でやりとりをする2人。犯行グループたちは、真選組が自分たちの思うように動いているのが気持ちいいらしい。段々笑い声が増えてきた。
「鬼の副長の3回回ってワンは爆笑ものだったな!!」
「切り込み隊長のロボットダンスも見応えあったじゃないか!ハハハハ!」
奴らの会話から察するに、まあまあ屈辱的なことをやらされているようだ……。だがそのおかげか、人質を見張ることなく皆真選組の方に釘付けになっている。
―――これはチャンスかも。
鏡華はそう判断するとモゾモゾと動き出した。
「先生?何してるんです?」
「ちょっと待ってくださいね……っと」
2、3回モゾモゾと動いたかと思うと、はらりと鏡華を縛っていた縄が落ちた。縄には切られた跡。そして彼女の手にはメスが握られている。
「えっ!?メス!?」
「いざという時の為にメス1本ぐらいは携帯してるんですよ。いやー、持ってて良かった」
「ブラック・ジャックですかアンタは」
ドヤ顔で説明する鏡華とツッコむ山崎。話しながら鏡華は彼の縄に切り込みを入れる。犯行グループたちが「次は局長を斬らせるか」と不穏なことを言い出した。少し急がねば。
「……多分、人質救出のために人員が送られてくる頃ですよね?」
「そうですね。副長は確実にそういう風に人を配置すると思うんで」
「そしたら人が送られてきたら一気に逃げちゃいましょ」
人質となってる少女達にもコソコソと伝える。少女達の顔がほんの少し明るくなった。
「多分銀時達が来ると思うんで」
「えっ、旦那達がいるんですか?」
「なんか真選組のマスコットキャラやってたんですよ。真選組じゃないから顔割れてないし、ほぼ確で銀時達が来るでしょ」
山崎がマスコットキャラ……?と頭を抱える。その間にも、犯行グループたちの様子を伺いながら、少女たちを少しずつ出口の方に移動させる鏡華。
犯行グループたちは《局長を斬れ》という指示を出したらしい。お通の「やめて、お願い、もう」という声とともに、党首が欄干にお通を押さえつける様子が見えた。
「できなくば、局長の代わりにこの女が死ぬだけ」
党首が真選組に話しかける。
「人一人護れぬようで江戸の平和は護れぬよ。今まで我々攘夷浪士を散々苦しめてきたじゃないか。江戸を護るために。こんな所でおしまいかね?」
党首の煽りに、山崎が殺気混じりの目つきに変わり、拳をグッと握る。彼のその様子に気付いた鏡華がそっと彼の背に手を添えた。その手に気付いた山崎はフーと息を吐いた。
「……大丈夫ですよ、ありがとうございます」
「えぇ心配してません。まだ働き始めて数週間ですが、皆さんの強さはよく知っていますから」
ニッと鏡華が微笑む。こんな攘夷浪士たちにやられる真選組では無い。そう思いながら待ち人を待った。
「うーす。カレー届けに来ました」
丁度その頃、塔の下では銀時たちが扮した誠ちゃんがカレーを持ってやって来ていた。
「なんだお前?」
塔の下で見張りをしていた犯行グループのメンバー2人が銀時達に尋ねた。
「バイトでマスコットやってまして。もー参りましたよこんな事に巻き込まれて。あっツレも巻き込まれたんですけど、こんな事ならここで働くのもっと強く断っときゃ良かったー、なんて思ったりして」
「ちょっと今いいとこだからあっちいってくんない?カレーその辺に置いといて」
真選組局長を斬るかもしれない、という重要な場面でそれどころじゃないメンバーが、銀時を適当にあしらう。
「この辺スか」
適当にあしらわれた銀時はメンバー2人の顔面にカレーを叩きつけ、塔の中に入っていった。
