#9 イベントはテンション上がっちゃうよねクロマンサー
空欄の場合「鏡華」になります。
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場所が変わり、家康公の銅像がある公園に真選組が集まっていた。銅像前に近藤とお通がたち、向かい合って隊士たちが整列している。
鏡華はというと、隊士たちの左側に停めてあるバンの前でその様子をボーっと見ながら待機している。
「いいかァァー!今回の特別警戒の目的は、正月でたるみ切った江戸市民にテロの警戒を呼びかけると共に、諸君もしっての通り最近急落してきた我等真選組の信用を回復することにある!!」
近藤が大きな声で隊士たちに今回のイベントの目的と概要を説明する。どうやらお通は、真選組のイメージアップのために一日局長として呼ばれたらしい。普段会うことのできないアイドルに隊士たちだけでなく、近藤も浮かれている。
「……うわ近藤さん、制服にデカデカとお通ちゃんのサインもらってるじゃん。大丈夫なんかな、アレ。」
「泉さんも大変ですねィ。屯所で待機じゃなかったんですかィ?」
浮かれる隊士たちの様子を見て、呆れ顔をして電子タバコをふかしながら呟く鏡華の元に沖田がやってきた。
「沖田くん。土方くんにね、万が一戦闘が起こった時のためにすぐ救護できるように来て欲しいって言われてね。」
「なるほど。土方のクソヤローは人使いが荒くていけねェや。」
「誰がクソヤローだコノヤロウ。攘夷浪士 も馬鹿じゃねェと思いてェが、イベントごとにはトラブルが付きモンだからな。念の為だ。」
と咥え煙草をした土方が登場した。土方くん、と鏡華が土方の方を見る。
「泉、まァ何もないとは思うが……なんか起こったら頼むぞ。あんだけ舞い上がってるからな……嫌な予感しかしねェ。」
「了解です。土方くんも……大変だねェ……」
哀れみを持った目で土方を見つめる鏡華。土方は、ハァとため息を吐きながら、沖田と共にお通たちの元に向かった。
「寺門さん、こいつが今日のスケジュールでさァ。」
沖田がお通にスケジュールが書かれた紙を手渡す。
「まァ、アンタは何もしないで笑って立っててくれりゃいいから気楽に」
続いて土方がお通に話しかけ、気遣いもあるのだろう、、一日〇〇にありがちな対応をお通にも求めた。だが彼女にはその気遣いが要らなかったらしい。「……あのォ」と少し真面目な口調でお通が2人に話し始めた。
「私、やるからには半端な仕事は嫌なの。どんな仕事でも全力で取り組めって、父ちゃんに言われてるんだ。」
お通の言葉に土方が「いや……でも」と戸惑うが、お通は土方に被せて話を続ける。
「例え一日でも局長の務めを立派に果たそうと思って、真選組のイメージ改善のために何ができるか色々考えて来たんだ。」
「いや、いいって。アンタはいるだけでいいから。」
土方の戸惑う声が鏡華の所まで聞こえてくる。ほんと大変だなァ……と鏡華が煙を吐いていた。
「……ちょっと!もう少し足並み揃えましょうよ!せーの!」
ふと鏡華の左側から聞き覚えのある声が聞こえた。その人物を探そうと周りを見渡してみたが、どうにも見当たらない。鏡華は立ち上がり、車の反対側を見てみると……
そこには、上半身裸でストレートの銀色の髪と立派な髭を蓄えた、下半身が馬?のケンタウロスのような人物がいた。馬の背には、矢が刺さって出血した跡がある少女がうつ伏せで乗せられている。パッと見、事件である。突然の変人の登場に、鏡華が思わずヒュッと息を飲んだ。
「ま、ま……待って!?待って、情報が多すぎる!どういう状況!?背中に乗ってる女の子死んでんじゃね!?え、誰!?」
「やっちゃったな〜オイ。」
その人物は物哀しげな目をしながらとんでもないことを呟いた。
「オイィィ!やっちゃったなって言ってるじゃねーか!!背中の子か!?背中の子のことを言ってんの!?」
鏡華の怒涛のツッコミが飛ぶ。だが、アレ?聞き覚えがあるな?ということに気づいた。
「えっ……待って……もしかして、銀…時……?」
銀髪髭もじゃケンタウロスが物哀しげに口角を上げる。
「声ちょっと低めに変えてたつもりだったけど分かったか。もう少し低くするか……」
「やっぱ銀時じゃん!!何やってんのあんた!!」
「何って仕事だよ仕事。」
「ハァ?仕事ォ?」
鏡華が思わず声を上げる。すると背中に乗ってた死体――もとい、神楽が起き上がった。
「お通から依頼が入ったネ。チンピラ警察のマスコットキャラアル。」
「死体は神楽ちゃんかいィィ!!ってかマスコットキャラ……?……え?マスコットォォ!?」
引いた顔をしながら、鏡華が銀時たちを上から下まで視線を走らせる。
「んだよ、どう見てもマスコットだろーが。」
「どう見ても不審者だわ!!」
クワッと目を見開いてツッコむ鏡華。まあまあと銀時が鏡華を窘める。
「じゃ、俺らそろそろ行ってくるわ。」
そう言って神楽を背中に乗せて銀時はパカパカ歩き出した。向こうからお通が「こっちこっち」と呼んでいた。
「えっ、ちょ、銀時……」
「だーから全然カワイクねーし!コレ、真選組と何のつながりがあんだよ!!」
銀時たちが向かった先から土方の怒涛のツッコミが聞こえてきた。鏡華が呆れながら土方たちの様子を見に行く。
「トシ、今の時代ストレートにカワイイだけじゃ通用しないんだよーグルト。よく見てみろ、なかなかキモカワ……」
近藤が銀時……いや、真選組マスコットキャラ――誠ちゃんに近づいて喋る途中で、誠ちゃんからビンタを喰らった。パンと勢いのよいビンタに、近藤の鼻から鼻血が吹き出た。
「てめー!何しやがんだっふんだ!!」
と近藤が誠ちゃんに掴みかかり、周りがそれを止めに入る。ギャーギャーと騒ぐ彼らを鏡華はため息をつきながら見ていた。
そして、彼らの近くにあるベンチにヘッドフォンを着け、三味線を背負った男が座っていた。
鏡華はというと、隊士たちの左側に停めてあるバンの前でその様子をボーっと見ながら待機している。
「いいかァァー!今回の特別警戒の目的は、正月でたるみ切った江戸市民にテロの警戒を呼びかけると共に、諸君もしっての通り最近急落してきた我等真選組の信用を回復することにある!!」
近藤が大きな声で隊士たちに今回のイベントの目的と概要を説明する。どうやらお通は、真選組のイメージアップのために一日局長として呼ばれたらしい。普段会うことのできないアイドルに隊士たちだけでなく、近藤も浮かれている。
「……うわ近藤さん、制服にデカデカとお通ちゃんのサインもらってるじゃん。大丈夫なんかな、アレ。」
「泉さんも大変ですねィ。屯所で待機じゃなかったんですかィ?」
浮かれる隊士たちの様子を見て、呆れ顔をして電子タバコをふかしながら呟く鏡華の元に沖田がやってきた。
「沖田くん。土方くんにね、万が一戦闘が起こった時のためにすぐ救護できるように来て欲しいって言われてね。」
「なるほど。土方のクソヤローは人使いが荒くていけねェや。」
「誰がクソヤローだコノヤロウ。
と咥え煙草をした土方が登場した。土方くん、と鏡華が土方の方を見る。
「泉、まァ何もないとは思うが……なんか起こったら頼むぞ。あんだけ舞い上がってるからな……嫌な予感しかしねェ。」
「了解です。土方くんも……大変だねェ……」
哀れみを持った目で土方を見つめる鏡華。土方は、ハァとため息を吐きながら、沖田と共にお通たちの元に向かった。
「寺門さん、こいつが今日のスケジュールでさァ。」
沖田がお通にスケジュールが書かれた紙を手渡す。
「まァ、アンタは何もしないで笑って立っててくれりゃいいから気楽に」
続いて土方がお通に話しかけ、気遣いもあるのだろう、、一日〇〇にありがちな対応をお通にも求めた。だが彼女にはその気遣いが要らなかったらしい。「……あのォ」と少し真面目な口調でお通が2人に話し始めた。
「私、やるからには半端な仕事は嫌なの。どんな仕事でも全力で取り組めって、父ちゃんに言われてるんだ。」
お通の言葉に土方が「いや……でも」と戸惑うが、お通は土方に被せて話を続ける。
「例え一日でも局長の務めを立派に果たそうと思って、真選組のイメージ改善のために何ができるか色々考えて来たんだ。」
「いや、いいって。アンタはいるだけでいいから。」
土方の戸惑う声が鏡華の所まで聞こえてくる。ほんと大変だなァ……と鏡華が煙を吐いていた。
「……ちょっと!もう少し足並み揃えましょうよ!せーの!」
ふと鏡華の左側から聞き覚えのある声が聞こえた。その人物を探そうと周りを見渡してみたが、どうにも見当たらない。鏡華は立ち上がり、車の反対側を見てみると……
そこには、上半身裸でストレートの銀色の髪と立派な髭を蓄えた、下半身が馬?のケンタウロスのような人物がいた。馬の背には、矢が刺さって出血した跡がある少女がうつ伏せで乗せられている。パッと見、事件である。突然の変人の登場に、鏡華が思わずヒュッと息を飲んだ。
「ま、ま……待って!?待って、情報が多すぎる!どういう状況!?背中に乗ってる女の子死んでんじゃね!?え、誰!?」
「やっちゃったな〜オイ。」
その人物は物哀しげな目をしながらとんでもないことを呟いた。
「オイィィ!やっちゃったなって言ってるじゃねーか!!背中の子か!?背中の子のことを言ってんの!?」
鏡華の怒涛のツッコミが飛ぶ。だが、アレ?聞き覚えがあるな?ということに気づいた。
「えっ……待って……もしかして、銀…時……?」
銀髪髭もじゃケンタウロスが物哀しげに口角を上げる。
「声ちょっと低めに変えてたつもりだったけど分かったか。もう少し低くするか……」
「やっぱ銀時じゃん!!何やってんのあんた!!」
「何って仕事だよ仕事。」
「ハァ?仕事ォ?」
鏡華が思わず声を上げる。すると背中に乗ってた死体――もとい、神楽が起き上がった。
「お通から依頼が入ったネ。チンピラ警察のマスコットキャラアル。」
「死体は神楽ちゃんかいィィ!!ってかマスコットキャラ……?……え?マスコットォォ!?」
引いた顔をしながら、鏡華が銀時たちを上から下まで視線を走らせる。
「んだよ、どう見てもマスコットだろーが。」
「どう見ても不審者だわ!!」
クワッと目を見開いてツッコむ鏡華。まあまあと銀時が鏡華を窘める。
「じゃ、俺らそろそろ行ってくるわ。」
そう言って神楽を背中に乗せて銀時はパカパカ歩き出した。向こうからお通が「こっちこっち」と呼んでいた。
「えっ、ちょ、銀時……」
「だーから全然カワイクねーし!コレ、真選組と何のつながりがあんだよ!!」
銀時たちが向かった先から土方の怒涛のツッコミが聞こえてきた。鏡華が呆れながら土方たちの様子を見に行く。
「トシ、今の時代ストレートにカワイイだけじゃ通用しないんだよーグルト。よく見てみろ、なかなかキモカワ……」
近藤が銀時……いや、真選組マスコットキャラ――誠ちゃんに近づいて喋る途中で、誠ちゃんからビンタを喰らった。パンと勢いのよいビンタに、近藤の鼻から鼻血が吹き出た。
「てめー!何しやがんだっふんだ!!」
と近藤が誠ちゃんに掴みかかり、周りがそれを止めに入る。ギャーギャーと騒ぐ彼らを鏡華はため息をつきながら見ていた。
そして、彼らの近くにあるベンチにヘッドフォンを着け、三味線を背負った男が座っていた。
