#9 イベントはテンション上がっちゃうよねクロマンサー
空欄の場合「鏡華」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「『犯罪というのは心のスキから生まれるものでございます!!これは罪を犯す側、そしてその被害に遭う側、両方に言えることではないでしょうか?』」
新年を迎えて数日、正月の江戸の町で近藤の声がスピーカーから響いていた。選挙カーのように車の上に乗って演説をしている。土方も近藤と一緒に上に乗って控えている。
「《年始め特別軽警戒デー》ねェ…」
このイベントに動員されてしまった鏡華は、少し離れた場所で頬杖をつきながらその様子を見守っていた。真選組常勤医という肩書きゆえに、スクラブの上に隊服に似せた医療用のアウターを羽織っている。
「『いいですかァ!!《浮かれちゃう、こんな時期こそ、戸締り用心、テロ用心》!!ハイ!!』」
近藤が民衆にマイクを向けるが、聞こえてくるのはボソボソとした声ばかり。
その後ろから、ミニ丈の着物姿の女の子が勢いよく登場した。
「『あれれ〜みんな元気がないぞォ!ホラ、もっと大きな声で!《浮かれちゃう、こんな時期こそ、戸締り用心、火の用じん臓売らんかィクソッタっリャああ!!》』」
「「「じん臓売らんかィクソったりゃああ!!」」」
一気に民衆が沸き立つ。一瞬で選挙演説がライブ会場のように変わった。場の雰囲気がガラッと変わるのを見て、鏡華も思わず「おぉ」と声を漏らした。
「『こんにちは〜!真選組一日局長を務めさせて頂くことになりました、寺門通で〜す♡』」
空気を一変させた女の子は、独特な語尾《お通語》を使うことで有名なアイドル――寺門通であった。
「『みんなァ〜!正月だからって浮かれてちゃダメだぞーさんのウンコメッさデカイ!』」
「「「メッさデカイ!!」」」
「『今日はお通が全力で江戸の平和を護ってみせるから、みんな手伝ってねこのウンコメッさくさい!』」
その語尾は果たしてアイドルとしてどうなんだ?とツッコみたくなるような呼びかけをするお通と、お通語で合いの手を入れる民衆。
だが正直、近藤が演説していた時よりも民衆の注目がかなり集まっている。
「『それじゃ一曲きいてください!《ポリ公なんざクソくらえ!!》』」
「いやその選曲はダメじゃね?」
と死んだ魚のような目で鏡華がポツリとツッコんだ。だが彼女の独り言は、爆音のイントロと歓声にかき消されていった。盛り上がる様子を見て、近藤が土方に声をかける。
「……トシ、やっぱ呼んでよかったなポリタン。」
「……んなワケねーだろッキーⅢ炎の友情。」
局長と副長の会話も、しっかりお通語で締められたのであった。
新年を迎えて数日、正月の江戸の町で近藤の声がスピーカーから響いていた。選挙カーのように車の上に乗って演説をしている。土方も近藤と一緒に上に乗って控えている。
「《年始め特別軽警戒デー》ねェ…」
このイベントに動員されてしまった鏡華は、少し離れた場所で頬杖をつきながらその様子を見守っていた。真選組常勤医という肩書きゆえに、スクラブの上に隊服に似せた医療用のアウターを羽織っている。
「『いいですかァ!!《浮かれちゃう、こんな時期こそ、戸締り用心、テロ用心》!!ハイ!!』」
近藤が民衆にマイクを向けるが、聞こえてくるのはボソボソとした声ばかり。
その後ろから、ミニ丈の着物姿の女の子が勢いよく登場した。
「『あれれ〜みんな元気がないぞォ!ホラ、もっと大きな声で!《浮かれちゃう、こんな時期こそ、戸締り用心、火の用じん臓売らんかィクソッタっリャああ!!》』」
「「「じん臓売らんかィクソったりゃああ!!」」」
一気に民衆が沸き立つ。一瞬で選挙演説がライブ会場のように変わった。場の雰囲気がガラッと変わるのを見て、鏡華も思わず「おぉ」と声を漏らした。
「『こんにちは〜!真選組一日局長を務めさせて頂くことになりました、寺門通で〜す♡』」
空気を一変させた女の子は、独特な語尾《お通語》を使うことで有名なアイドル――寺門通であった。
「『みんなァ〜!正月だからって浮かれてちゃダメだぞーさんのウンコメッさデカイ!』」
「「「メッさデカイ!!」」」
「『今日はお通が全力で江戸の平和を護ってみせるから、みんな手伝ってねこのウンコメッさくさい!』」
その語尾は果たしてアイドルとしてどうなんだ?とツッコみたくなるような呼びかけをするお通と、お通語で合いの手を入れる民衆。
だが正直、近藤が演説していた時よりも民衆の注目がかなり集まっている。
「『それじゃ一曲きいてください!《ポリ公なんざクソくらえ!!》』」
「いやその選曲はダメじゃね?」
と死んだ魚のような目で鏡華がポツリとツッコんだ。だが彼女の独り言は、爆音のイントロと歓声にかき消されていった。盛り上がる様子を見て、近藤が土方に声をかける。
「……トシ、やっぱ呼んでよかったなポリタン。」
「……んなワケねーだろッキーⅢ炎の友情。」
局長と副長の会話も、しっかりお通語で締められたのであった。
