#8 そうだ、ハ〇ーワークに行こう。
空欄の場合「鏡華」になります。
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次の日。鏡華は死んだ魚のような目をしながら、大江戸病院内を段ボールを持って歩いていた。
クソハゲ院長から『有休ももう無いし、早めに荷物持って帰ってね』と言われたため、周りからコソコソと陰口を言われながら片付けをする羽目になったのである。あまりの陰口の多さに鏡華は憔悴していた。
「泉先生!本当に辞められるんですか!?」
研修医の山田が息を切らしながら、院内を歩く鏡華の元へやってきた。鏡華は足を止めて山田の方を振り向いた。
「山田さん。」
「あの紙の件ですよね?先生が攘夷志士だなんて、そんなワケ、ないですよね?」
山田が荒い息で疑いや信頼など、複雑な感情が入り混じった眼差しで鏡華を見つめる。鏡華は死んだ魚のような目をしたまま「うん」とだけ答えた。
「……そうですよね……すみません、本当に信じられてなくて……」
「いや、いいよ。院長にも信じてもらえなかったし。」
と相変わらず生気を失った目をした鏡華が言う。山田は少し寂しそうに俯いた。
「あの……短い間でしたが本当にありがとうございました。先生から教えていただいたこと、忘れませんから。」
「うん。真面目に仕事しなさいね。」
「ちょっと!?私にそれ言うの先生しかいませんからね!?私ちゃんと働いてますから!」
鏡華の言葉にようやく山田が笑った。鏡華も釣られて少し微笑む。それじゃ、と言って鏡華は歩き出した。山田はその背中を見つめて見送ったのだった。
鏡華が病院の外に出ると、出口に万事屋三人組が居た。
「あれ、なんであんた達ここにいるの?」
予想外の人物達の登場に、流石の鏡華も目を丸くして驚き銀時たちに尋ねる。「あー」と頭をかきながら銀時が鏡華を見た。
「ババァがオメーのこと手伝ってやれって言うからよ。いや別に依頼が無くて暇だったってワケじゃねェし?たまたまね?たまたまババァに言われたタイミングで仕事がなかっただけだからね?」
「銀さん……そんな見え透いた嘘をつかなくても、素直に再就職できるか心配って言えばいいじゃないですか。」
「新八、このまるでダメな男、略してマダオにはそんなスマートな真似出来ないネ。おネエさん、私たちと一緒に再就職先探すヨロシ。」
銀時たちが次々に鏡華に話しかける。その顔にどこかホッとする鏡華。
……名を変え、知り合いが居ない場所で生活してきたことに慣れていたはずだった。だが……やはりしんどかったのだ、職を失って不安だったのだと、銀時たちの顔を見て分かってしまった。
安堵と同時に、鏡華の目からほろりと涙が流れた。
「えっ、泉さん!?」
「おネエさん、どうしたヨ?銀ちゃんの気遣いの下手さに絶望したアルか?」
「ンなワケねーだろ。ありゃ俺たちが来たことによって泣いてる嬉し泣きだ。」
「いや嬉し泣きには見えないんですけど。」
三人が鏡華の涙を見てガヤガヤしだす。珍しく銀時の言うことが遠からず当たっていた。鏡華がフッと笑う。
「……あんたたち、ありがとう。そしたら一緒にハ〇ーワーク、行ってくれる?」
三人はニッと歯を見せ、口を揃えて「もちろん!」と笑ったのだった。
クソハゲ院長から『有休ももう無いし、早めに荷物持って帰ってね』と言われたため、周りからコソコソと陰口を言われながら片付けをする羽目になったのである。あまりの陰口の多さに鏡華は憔悴していた。
「泉先生!本当に辞められるんですか!?」
研修医の山田が息を切らしながら、院内を歩く鏡華の元へやってきた。鏡華は足を止めて山田の方を振り向いた。
「山田さん。」
「あの紙の件ですよね?先生が攘夷志士だなんて、そんなワケ、ないですよね?」
山田が荒い息で疑いや信頼など、複雑な感情が入り混じった眼差しで鏡華を見つめる。鏡華は死んだ魚のような目をしたまま「うん」とだけ答えた。
「……そうですよね……すみません、本当に信じられてなくて……」
「いや、いいよ。院長にも信じてもらえなかったし。」
と相変わらず生気を失った目をした鏡華が言う。山田は少し寂しそうに俯いた。
「あの……短い間でしたが本当にありがとうございました。先生から教えていただいたこと、忘れませんから。」
「うん。真面目に仕事しなさいね。」
「ちょっと!?私にそれ言うの先生しかいませんからね!?私ちゃんと働いてますから!」
鏡華の言葉にようやく山田が笑った。鏡華も釣られて少し微笑む。それじゃ、と言って鏡華は歩き出した。山田はその背中を見つめて見送ったのだった。
鏡華が病院の外に出ると、出口に万事屋三人組が居た。
「あれ、なんであんた達ここにいるの?」
予想外の人物達の登場に、流石の鏡華も目を丸くして驚き銀時たちに尋ねる。「あー」と頭をかきながら銀時が鏡華を見た。
「ババァがオメーのこと手伝ってやれって言うからよ。いや別に依頼が無くて暇だったってワケじゃねェし?たまたまね?たまたまババァに言われたタイミングで仕事がなかっただけだからね?」
「銀さん……そんな見え透いた嘘をつかなくても、素直に再就職できるか心配って言えばいいじゃないですか。」
「新八、このまるでダメな男、略してマダオにはそんなスマートな真似出来ないネ。おネエさん、私たちと一緒に再就職先探すヨロシ。」
銀時たちが次々に鏡華に話しかける。その顔にどこかホッとする鏡華。
……名を変え、知り合いが居ない場所で生活してきたことに慣れていたはずだった。だが……やはりしんどかったのだ、職を失って不安だったのだと、銀時たちの顔を見て分かってしまった。
安堵と同時に、鏡華の目からほろりと涙が流れた。
「えっ、泉さん!?」
「おネエさん、どうしたヨ?銀ちゃんの気遣いの下手さに絶望したアルか?」
「ンなワケねーだろ。ありゃ俺たちが来たことによって泣いてる嬉し泣きだ。」
「いや嬉し泣きには見えないんですけど。」
三人が鏡華の涙を見てガヤガヤしだす。珍しく銀時の言うことが遠からず当たっていた。鏡華がフッと笑う。
「……あんたたち、ありがとう。そしたら一緒にハ〇ーワーク、行ってくれる?」
三人はニッと歯を見せ、口を揃えて「もちろん!」と笑ったのだった。
