#7.5 〜幕間〜部屋が汚いんじゃない、足の踏み場が無いだけだ
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銀時たちがグチグチ言いながら片付けをし終わったのが、夕方16時頃のことであった。流しが見えなくなるほど積まれた食器たちは、なんということでしょう。食器棚の帰るべき場所に帰り、入り切らなかった分はいい感じに銀時が整理してくれたではありませんか。(某ビフォーアフター風ナレーション)
桂と鏡華が担当したリビングとそれ以外も、必要なものと不要なものとに分けられ、しっかりと整理された。物で溢れて見えなかったが、今では一般の女性の部屋並みに綺麗になった。散らばっていた医学書たちは本棚に片付けられ、埋もれていた洗濯物たちもきちんと洗われて、現在は脱衣所に干されている。
片付けを終えた桂と銀時が座卓を囲んで休憩していた。銀時に至っては寝転んでいる。
「いやー!何ヶ月かぶりに床が見えたわ!二人ともありがとう!お茶出すわ。ちょっと待ってな。」
鏡華が電子タバコをふかしながら笑顔で二人に礼を言った。
「いや、これぐらいどうってことはない。鏡華の部屋が綺麗になって俺も良かった。玉露で頼む。」
「テメーは腐海になりかけたブツとか見てねェからそんな事言えんだよ……俺は二度と来ねェぞ……俺はいちご牛乳で。」
「どっちもねーよ。普通の緑茶な。」
結んでいた髪の毛を解き、リラックスモードになる桂と二度と来ない宣言をする銀時。二人を背にお茶の用意をする鏡華。西日が差し込むリビングには、汚部屋を片付けた達成感と一緒になんとも言えないエモい時間が流れていた。
「ほい、お茶。」
お茶をいれた鏡華が銀時たちがいる座卓に湯呑みを置いた。三人はズズズ、とお茶を飲むとホゥと一息ついた。
「……オメーもう溜めんなよマジで。この状態を維持しろよ?このお茶の湯呑みもすぐ洗えよ?な?」
眉間に皺を寄せ、目を細めながら銀時が鏡華に言う。鏡華は指で丸を作った。
「分かってる分かってる。寝る前に洗うわ。」
「寝る前だとオメー絶対忘れるだろーが!あーもう!俺が洗う!」
「マジでか、ありがとうオカン。」
「誰がオカンだ!!」
銀時と鏡華の漫才のようなやり取りを微笑みながら見る桂。桂はお茶を飲み切ると、おもむろに立ち上がった。
「それじゃ、部屋も片付いたしお茶も頂いたし、俺は帰らせてもらうとするかな。」
「え、もう帰るのヅラ。」
さっさと帰ろうとする桂を鏡華が引き止めた。
「あぁ、特に長居する理由も無いしな。それに鏡華とは言え、妙齢の女子の家に男が長く居るのも良くはなかろう。」
えらく紳士的な理由で断る桂に思わず胸を抑える鏡華。横で鏡華の仕草を見た銀時が「らしくない仕草しやがって」とボヤき、エルボーを食らった。
「そんな気を使ってもらっちゃって……あ、そしたら三人で飲み行かない?」
「何?」
鏡華の提案に桂が荷物を持つ手を止めた。そうそう、と鏡華が話を続ける。
「晩御飯作るのめんどくせーし、今日のお疲れ様会ってことで。奢るよ。」
「おっ、奢りなら行こうぜヅラ。三日間の治療代にしてはどう考えても払いすぎだと思うんだよ俺は。」
「あぁ?そんなこと言うんだったら、あんたの分は奢らねーぞ?」
「嘘ですお姉様〜!三日間の治療代として妥当です〜!僕お酒飲みたいです〜!今日の疲れを癒したいです〜!」
久々に会う友人ではなく、まるでずっと会っていた友人かのような食事の誘われ方に思わず面食らう桂。
そして本当に漫才のような銀時と鏡華のやりとり。桂は昔と変わらず距離を置かない二人にフッと笑みをこぼした。
「……奢りなら是非行こう。美味しい蕎麦があるところがいい。」
飲みで蕎麦食うのかよ!という銀時のツッコミがはいる。そのツッコミを他の二人が笑う。そして三人は夕焼けが沈む中、夜の街へと歩いていったのだった。
幕間〜完〜
桂と鏡華が担当したリビングとそれ以外も、必要なものと不要なものとに分けられ、しっかりと整理された。物で溢れて見えなかったが、今では一般の女性の部屋並みに綺麗になった。散らばっていた医学書たちは本棚に片付けられ、埋もれていた洗濯物たちもきちんと洗われて、現在は脱衣所に干されている。
片付けを終えた桂と銀時が座卓を囲んで休憩していた。銀時に至っては寝転んでいる。
「いやー!何ヶ月かぶりに床が見えたわ!二人ともありがとう!お茶出すわ。ちょっと待ってな。」
鏡華が電子タバコをふかしながら笑顔で二人に礼を言った。
「いや、これぐらいどうってことはない。鏡華の部屋が綺麗になって俺も良かった。玉露で頼む。」
「テメーは腐海になりかけたブツとか見てねェからそんな事言えんだよ……俺は二度と来ねェぞ……俺はいちご牛乳で。」
「どっちもねーよ。普通の緑茶な。」
結んでいた髪の毛を解き、リラックスモードになる桂と二度と来ない宣言をする銀時。二人を背にお茶の用意をする鏡華。西日が差し込むリビングには、汚部屋を片付けた達成感と一緒になんとも言えないエモい時間が流れていた。
「ほい、お茶。」
お茶をいれた鏡華が銀時たちがいる座卓に湯呑みを置いた。三人はズズズ、とお茶を飲むとホゥと一息ついた。
「……オメーもう溜めんなよマジで。この状態を維持しろよ?このお茶の湯呑みもすぐ洗えよ?な?」
眉間に皺を寄せ、目を細めながら銀時が鏡華に言う。鏡華は指で丸を作った。
「分かってる分かってる。寝る前に洗うわ。」
「寝る前だとオメー絶対忘れるだろーが!あーもう!俺が洗う!」
「マジでか、ありがとうオカン。」
「誰がオカンだ!!」
銀時と鏡華の漫才のようなやり取りを微笑みながら見る桂。桂はお茶を飲み切ると、おもむろに立ち上がった。
「それじゃ、部屋も片付いたしお茶も頂いたし、俺は帰らせてもらうとするかな。」
「え、もう帰るのヅラ。」
さっさと帰ろうとする桂を鏡華が引き止めた。
「あぁ、特に長居する理由も無いしな。それに鏡華とは言え、妙齢の女子の家に男が長く居るのも良くはなかろう。」
えらく紳士的な理由で断る桂に思わず胸を抑える鏡華。横で鏡華の仕草を見た銀時が「らしくない仕草しやがって」とボヤき、エルボーを食らった。
「そんな気を使ってもらっちゃって……あ、そしたら三人で飲み行かない?」
「何?」
鏡華の提案に桂が荷物を持つ手を止めた。そうそう、と鏡華が話を続ける。
「晩御飯作るのめんどくせーし、今日のお疲れ様会ってことで。奢るよ。」
「おっ、奢りなら行こうぜヅラ。三日間の治療代にしてはどう考えても払いすぎだと思うんだよ俺は。」
「あぁ?そんなこと言うんだったら、あんたの分は奢らねーぞ?」
「嘘ですお姉様〜!三日間の治療代として妥当です〜!僕お酒飲みたいです〜!今日の疲れを癒したいです〜!」
久々に会う友人ではなく、まるでずっと会っていた友人かのような食事の誘われ方に思わず面食らう桂。
そして本当に漫才のような銀時と鏡華のやりとり。桂は昔と変わらず距離を置かない二人にフッと笑みをこぼした。
「……奢りなら是非行こう。美味しい蕎麦があるところがいい。」
飲みで蕎麦食うのかよ!という銀時のツッコミがはいる。そのツッコミを他の二人が笑う。そして三人は夕焼けが沈む中、夜の街へと歩いていったのだった。
幕間〜完〜
