#1 再会は突然に
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◇◇
「……神楽ちゃん、今の見た?」
鏡華と銀時が別れる前、実はベンチ近くの木陰から某家政婦の如く2人を覗き見る者たちがいた。万事屋従業員の志村新八と神楽の2人である。
2人は銀時の見舞いに来たのだが、病室に居なかったため病院内を探したところ、ちょっと割り込めない雰囲気を醸し出している鏡華と銀時を見つけ木陰から覗いていた。
「見たアル新八二等兵。銀ちゃんが美人な女医と話してたネ。つまり不倫ヨ!不倫!!」
「いやそれどこの家政婦だよ!!別に結婚もしてねーし!!……けど、なんかなんとも言えない雰囲気だったよねぇ……」
「そんなん決まってるアルよ。昔の女ネ」
えー?と訝しげな顔をする新八に、鼻をほじりながら神楽が返す。実際幼なじみなのだから、昔の女と云えばある意味昔の女である。
「えぇ……?銀さんって爛れた恋愛しかして無さそうなのに…あんなまともな職業の人と付き合えるの……?……無理じゃね?」
「……私が言うのもなんだけど新八、オメーもまあまあ酷いこと言うアルな」
「まァとりあえず銀さんにそれとなく聞いてみたらいっか。銀さん病室に戻ったみたいだし、僕らも行こっか、神楽ちゃん」
2人は木陰から出ると銀時の病室へ向かった。
◇◇
病室では銀時が相変わらずジャンプを読んでいた。だが心做しか、心ここに在らずな感じがする。
というのも、ジャンプを読みながらやたらと周りを見渡してみたり、急にニヤッとしては真顔に戻ったりと顔面が忙しないのである。
それもそうだ。初恋の人と食事の約束ができたのだから。なんなら今でも好きだと再認識してしまったので、現在進行形で片思いになってしまった。
意中の相手と食事に行けるなんてなかなかなくね?そら笑みも零れるだろ、脳内でダンスパーティーも開催されるだろ、と自分の中がとにかく忙しない。早く退院したいと、銀時は何度もカレンダーと時計を見ていた。
「銀さーん、お見舞いに来ましたよー。調子どうですかー?」
新八たちが病室にやってきた。銀時は急いで起き上がるとジャンプをしまい、平静を装って2人を迎えた。
「おー。あと少しで退院だってよ。ほんとひでえ目に遭ったんだぜ、俺ァ」
「良かった!あと少しで退院なんですね」
新八は持ってきたりんごを食べようと皮を剥き始めた。
「ところで銀ちゃん、外で会ってた美人のお医者さんは誰ネ?」
「はっ!?えっ!?んんんんんんんん!?……な、なななななななんのことかね、神楽ちゃん?」
「いや動揺しすぎだろ!!てか神楽ちゃん!もっとさりげなくでしょ!?直球すぎてストライクどころかデッドボールだよ!!大暴投だよ!!」
銀時は突然ぶっ込まれた質問に動揺を隠せない。そしてその事に長めのツッコミを入れる新八である。当の神楽は気にすることなく、りんごを一口齧った。
「えー……ごほん。アイツは俺の昔の馴染みで、今回は俺の担当医なの。それだけ。だから気にするんじゃねーの」
銀時はいちご牛乳を一口飲み、端的に説明をした。かなり端折っている。
「昔馴染みですか。知ってる人が担当だと安心ですね」
「イヤイヤ新八ィ、絶対それだけじゃないネ。もっと何かあるネ。女の勘はよく当たるのヨ」
「いやいやいやオメーの女の勘は外れてるから!!マジで何もねえから!!」
無駄に神楽の勘が鋭い。下手したら想い人であることがバレてしまう……!この2人にバレてしまったら確実に弄られまくる……!特に神楽はやばい。
そう思った銀時は必死に誤魔化そうとするが、余計に神楽のワクワクに火をつけてしまったようだった。
「ほらァ!銀ちゃんがこんなに慌てる時は何かある時ヨ!めっさ気になるネ!オラ!!吐け!!」
「グハァ!!」
神楽のボディブローが銀時のみぞおちに入る。
先程飲んでいたいちご牛乳を吐き出しながら、銀時はヤ〇チャのようにベッドに倒れ込んだ。
「神楽ちゃん!?一応怪我人だから!!ちょ、落ち着いて!!」
「チッ……今回はぱっつぁんに免じて許してやるヨ。帰ってきたら隠してること全部吐くんだな」
「神楽ちゃん?それどういうキャラなの?……とりあえず銀さんが元気そうでよかった。また退院する時は教えてくださいね」
新八の声掛けに銀時は辛うじて手を上げて返事をした。そして新八と神楽は病室を後にした。
―――アイツ綺麗にボディブロー決めやがって……。退院が延びたらどうしてくれんだ……
と銀時は心の中で悪態をついた。まあ彼のことなので、悪態はついているがそこまでのダメージは無い。退院に影響は無いだろう。
いたたと腹を擦りながら、銀時はまたジャンプを手に取り読み始めた。退院の日が待ち遠しい銀時である。
「……神楽ちゃん、今の見た?」
鏡華と銀時が別れる前、実はベンチ近くの木陰から某家政婦の如く2人を覗き見る者たちがいた。万事屋従業員の志村新八と神楽の2人である。
2人は銀時の見舞いに来たのだが、病室に居なかったため病院内を探したところ、ちょっと割り込めない雰囲気を醸し出している鏡華と銀時を見つけ木陰から覗いていた。
「見たアル新八二等兵。銀ちゃんが美人な女医と話してたネ。つまり不倫ヨ!不倫!!」
「いやそれどこの家政婦だよ!!別に結婚もしてねーし!!……けど、なんかなんとも言えない雰囲気だったよねぇ……」
「そんなん決まってるアルよ。昔の女ネ」
えー?と訝しげな顔をする新八に、鼻をほじりながら神楽が返す。実際幼なじみなのだから、昔の女と云えばある意味昔の女である。
「えぇ……?銀さんって爛れた恋愛しかして無さそうなのに…あんなまともな職業の人と付き合えるの……?……無理じゃね?」
「……私が言うのもなんだけど新八、オメーもまあまあ酷いこと言うアルな」
「まァとりあえず銀さんにそれとなく聞いてみたらいっか。銀さん病室に戻ったみたいだし、僕らも行こっか、神楽ちゃん」
2人は木陰から出ると銀時の病室へ向かった。
◇◇
病室では銀時が相変わらずジャンプを読んでいた。だが心做しか、心ここに在らずな感じがする。
というのも、ジャンプを読みながらやたらと周りを見渡してみたり、急にニヤッとしては真顔に戻ったりと顔面が忙しないのである。
それもそうだ。初恋の人と食事の約束ができたのだから。なんなら今でも好きだと再認識してしまったので、現在進行形で片思いになってしまった。
意中の相手と食事に行けるなんてなかなかなくね?そら笑みも零れるだろ、脳内でダンスパーティーも開催されるだろ、と自分の中がとにかく忙しない。早く退院したいと、銀時は何度もカレンダーと時計を見ていた。
「銀さーん、お見舞いに来ましたよー。調子どうですかー?」
新八たちが病室にやってきた。銀時は急いで起き上がるとジャンプをしまい、平静を装って2人を迎えた。
「おー。あと少しで退院だってよ。ほんとひでえ目に遭ったんだぜ、俺ァ」
「良かった!あと少しで退院なんですね」
新八は持ってきたりんごを食べようと皮を剥き始めた。
「ところで銀ちゃん、外で会ってた美人のお医者さんは誰ネ?」
「はっ!?えっ!?んんんんんんんん!?……な、なななななななんのことかね、神楽ちゃん?」
「いや動揺しすぎだろ!!てか神楽ちゃん!もっとさりげなくでしょ!?直球すぎてストライクどころかデッドボールだよ!!大暴投だよ!!」
銀時は突然ぶっ込まれた質問に動揺を隠せない。そしてその事に長めのツッコミを入れる新八である。当の神楽は気にすることなく、りんごを一口齧った。
「えー……ごほん。アイツは俺の昔の馴染みで、今回は俺の担当医なの。それだけ。だから気にするんじゃねーの」
銀時はいちご牛乳を一口飲み、端的に説明をした。かなり端折っている。
「昔馴染みですか。知ってる人が担当だと安心ですね」
「イヤイヤ新八ィ、絶対それだけじゃないネ。もっと何かあるネ。女の勘はよく当たるのヨ」
「いやいやいやオメーの女の勘は外れてるから!!マジで何もねえから!!」
無駄に神楽の勘が鋭い。下手したら想い人であることがバレてしまう……!この2人にバレてしまったら確実に弄られまくる……!特に神楽はやばい。
そう思った銀時は必死に誤魔化そうとするが、余計に神楽のワクワクに火をつけてしまったようだった。
「ほらァ!銀ちゃんがこんなに慌てる時は何かある時ヨ!めっさ気になるネ!オラ!!吐け!!」
「グハァ!!」
神楽のボディブローが銀時のみぞおちに入る。
先程飲んでいたいちご牛乳を吐き出しながら、銀時はヤ〇チャのようにベッドに倒れ込んだ。
「神楽ちゃん!?一応怪我人だから!!ちょ、落ち着いて!!」
「チッ……今回はぱっつぁんに免じて許してやるヨ。帰ってきたら隠してること全部吐くんだな」
「神楽ちゃん?それどういうキャラなの?……とりあえず銀さんが元気そうでよかった。また退院する時は教えてくださいね」
新八の声掛けに銀時は辛うじて手を上げて返事をした。そして新八と神楽は病室を後にした。
―――アイツ綺麗にボディブロー決めやがって……。退院が延びたらどうしてくれんだ……
と銀時は心の中で悪態をついた。まあ彼のことなので、悪態はついているがそこまでのダメージは無い。退院に影響は無いだろう。
いたたと腹を擦りながら、銀時はまたジャンプを手に取り読み始めた。退院の日が待ち遠しい銀時である。
