#18 あなたを想っている
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―――長期戦になれば実力差がモロに出る……この勝負、一気にカタを……!
九兵衛を吹っ飛ばした新八が一息に距離を詰め、突きを繰り出した。……が。
新八の切っ先にピタリと九兵衛が合わせた。まさに神業である。次に仕掛けたのは九兵衛。新八が動揺した隙を見逃さず、すかさず剣を蹴り上げ空いた胴に一太刀入れようと動いた。
しかし、九兵衛に向かって何かが飛んできた。敏木斎とやり合っていた銀時が剣を投げつけたのである。正確なコントロールで投げられた剣は、九兵衛の手に当たり彼の剣を飛ばした。
九兵衛に隙が生まれた。その一瞬、新八が彼に打ち込まんとした。
だが、次は新八の剣が跳ね飛ばされた。敏木斎が己の剣を投げ飛ばしたのだ。
飛ばされた二本の剣が宙を舞う。剣に吸い寄せられるように四人が飛び上がった。
「「「「うおらァァァァァァァ!!」」」」
四人が我先にと剣に手を伸ばす。そして、剣を掴んだのは銀時と九兵衛であった。
剣を掴んだ二人がそれぞれ大将の新八と敏木斎に狙いを定める。
―――僕が新八君を斬るが速いか、君がおじい様を斬るが速いか。
九兵衛が思案を巡らす。
―――神速とうたわれる僕の剣に挑もうというのか!!
九兵衛が自分を斬る。そう思っていた新八の顔が困惑の色に変わった。
―――僕じゃない…彼が狙うのは……!
九兵衛の体が九十度方向を変える。その先に居たのは……
―――大将を狙いスキができた……危険なのは、君だァァァァ!!
敏木斎を狙っていた銀時であった。銀時が受けられないと確信し、九兵衛が突きを繰り出した。
ただでさえ空中戦。九兵衛の体捌きは神業のそれである。確実に銀時の皿は割れたと、その場に居た新八、敏木斎、そして門下生たちと戦う鏡華、誰もがそう思った。
……銀時がニヤリと笑った。まるで『てめーの肚 は読めてんだよ』と言わんばかりに。
銀時は九兵衛の突きを思いっきり体を捻って躱し、そのままトン、と彼の皿を軽く柄で叩き割った。
九兵衛の目は見開いたまま。遅れて、何が起こったのか理解した。
呆然とする彼から得物を奪った銀時は新八に剣を投げて渡す。だが、銀時の後ろにはもともと彼が狙いを定めていた敏木斎がいた。
―――一瞬で九兵衛の肚を読み、その皿を割るだけにとどまらず木刀を二本取り戻すとは見事。
敏木斎が銀時にしがみつく。しがみつかれた銀時は身動きが取れず、そのまま落ちていく。
―――だが言ったはずじゃ。この戦い、荷物を抱えて勝てる程……
銀時の視界に灯篭が入る。勢いは止まらない。
―――甘くはないと!
銀時はそのまま灯篭に衝突した。腹に着けていた彼の皿と灯篭が割れた。
「銀時ィ!」
その様子を見ていた鏡華が思わず声をあげる。戦っていた他の面々も、攻撃の手を止めて銀時の方を振り返った。
―――最後まであの小僧にこだわったがぬしの敗因。何をそこまでこだわっ……
敏木斎が着地した。灯篭が壊れて起きた土煙が、彼の反応を数コンマ遅らせた。
「いけ。新八」
壊れた灯篭の向こうでメガネが光る。新八が剣を構えていたのだ。
「おおおお!!」
新八が吠えた。彼が放った剣は真っ直ぐに、目を見開いた敏木斎の額の皿を砕いたのだった。
九兵衛を吹っ飛ばした新八が一息に距離を詰め、突きを繰り出した。……が。
新八の切っ先にピタリと九兵衛が合わせた。まさに神業である。次に仕掛けたのは九兵衛。新八が動揺した隙を見逃さず、すかさず剣を蹴り上げ空いた胴に一太刀入れようと動いた。
しかし、九兵衛に向かって何かが飛んできた。敏木斎とやり合っていた銀時が剣を投げつけたのである。正確なコントロールで投げられた剣は、九兵衛の手に当たり彼の剣を飛ばした。
九兵衛に隙が生まれた。その一瞬、新八が彼に打ち込まんとした。
だが、次は新八の剣が跳ね飛ばされた。敏木斎が己の剣を投げ飛ばしたのだ。
飛ばされた二本の剣が宙を舞う。剣に吸い寄せられるように四人が飛び上がった。
「「「「うおらァァァァァァァ!!」」」」
四人が我先にと剣に手を伸ばす。そして、剣を掴んだのは銀時と九兵衛であった。
剣を掴んだ二人がそれぞれ大将の新八と敏木斎に狙いを定める。
―――僕が新八君を斬るが速いか、君がおじい様を斬るが速いか。
九兵衛が思案を巡らす。
―――神速とうたわれる僕の剣に挑もうというのか!!
九兵衛が自分を斬る。そう思っていた新八の顔が困惑の色に変わった。
―――僕じゃない…彼が狙うのは……!
九兵衛の体が九十度方向を変える。その先に居たのは……
―――大将を狙いスキができた……危険なのは、君だァァァァ!!
敏木斎を狙っていた銀時であった。銀時が受けられないと確信し、九兵衛が突きを繰り出した。
ただでさえ空中戦。九兵衛の体捌きは神業のそれである。確実に銀時の皿は割れたと、その場に居た新八、敏木斎、そして門下生たちと戦う鏡華、誰もがそう思った。
……銀時がニヤリと笑った。まるで『てめーの
銀時は九兵衛の突きを思いっきり体を捻って躱し、そのままトン、と彼の皿を軽く柄で叩き割った。
九兵衛の目は見開いたまま。遅れて、何が起こったのか理解した。
呆然とする彼から得物を奪った銀時は新八に剣を投げて渡す。だが、銀時の後ろにはもともと彼が狙いを定めていた敏木斎がいた。
―――一瞬で九兵衛の肚を読み、その皿を割るだけにとどまらず木刀を二本取り戻すとは見事。
敏木斎が銀時にしがみつく。しがみつかれた銀時は身動きが取れず、そのまま落ちていく。
―――だが言ったはずじゃ。この戦い、荷物を抱えて勝てる程……
銀時の視界に灯篭が入る。勢いは止まらない。
―――甘くはないと!
銀時はそのまま灯篭に衝突した。腹に着けていた彼の皿と灯篭が割れた。
「銀時ィ!」
その様子を見ていた鏡華が思わず声をあげる。戦っていた他の面々も、攻撃の手を止めて銀時の方を振り返った。
―――最後まであの小僧にこだわったがぬしの敗因。何をそこまでこだわっ……
敏木斎が着地した。灯篭が壊れて起きた土煙が、彼の反応を数コンマ遅らせた。
「いけ。新八」
壊れた灯篭の向こうでメガネが光る。新八が剣を構えていたのだ。
「おおおお!!」
新八が吠えた。彼が放った剣は真っ直ぐに、目を見開いた敏木斎の額の皿を砕いたのだった。
