#15.5 〜幕間〜夢主たるもの花言葉に堪能であれ
空欄の場合「鏡華」になります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
◇◇
次の日の朝。太陽がすっかり昇りきった街の中を、新八と神楽が万事屋に向かって歩いていた。昨晩開かれた銀時の誕生日会でいつの間にか寝落ちてた2人は、鏡華たちが店を出たあとお登勢に起こされ『銀時は鏡華が送った。察してやんな』と言われたため神楽は急遽新八の家に泊まることになったのである。
「とうとう銀さんと泉さんが……『察してやんな』ってことはつまり、その……そういう…コト……だよね……?」
「夜の運動会か夜のプロレスネ」
「オイィィィ!!今せっかく濁したのに!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"気まずい!!どんな顔して『おはようございまーす』って言えばいいんだ!?」
「これだからダメガネは童貞過ぎてダメネ。いつも通り行けばいいヨロシ」
そんなこと言ったってぇ……と新八が涙目で神楽を見る。日傘を差した神楽がチベスナ顔でハァとため息をついた。
「銀ちゃん、散々拗らせてたからようやく実って良かったアル。大体昨日も鏡華鏡華うるさかったネ。もう聞かなくていいと思うと清々するヨ」
「いや辛辣過ぎるでしょ。応援してんのしてないのどっちなのそれ」
そういうやり取りをしながら2人が万事屋の階段を上がる。新八が玄関の扉に手をかけると鍵がかかっていなかった。
「あれ?鍵かかっていないよ。ちゃんと閉めなきゃ……」
「銀ちゃーん鏡ちゃーん、おはよーアル〜。しっぽりやったカ〜?」
「ってゴラァ!!初っ端からツッコむんじゃねェよ!!いやツッコむってそっちの意味じゃなくてボケツッコミのツッコむの方で……!」
「うるさいネ新八。チェリぱちは黙っときな」
そう言って神楽が部屋に上がる。応接間の扉を開けると目に入ったのは、テーブルに置かれた酒瓶に生けられた花束。そしてほんの少し開いた和室の襖だった。
「もう神楽ちゃん上がるの早いよ……って、花束?これ泉さんかな?」
「多分そうアル。それより新八ィ、こっち」
神楽が新八にちょいちょいと手を振り和室を指差す。ほんの少し開いた和室の襖を見て新八がヒュッと息を飲んだ。
「これ……この向こうに、もしかして2人が……?」
「どっちが開けるアル?」
「も、もしさ、ほんとにしっぽりやってたら僕が開けたら不味くない?泉さんの裸体見たらさすがにヤバくない?」
「その裸体って言い方がキモいネ、このチェリぱちがァ」
「だ、だってぇ!」
「分かったアル。私が開けるネ」
ちょっと神楽ちゃん、と言う新八の声も気にせず神楽が「おはよーごぜーマス!!」とスパーンと襖を開けた。
……そこに居たのは鏡華に首を絞め上げられ白目を剥いて気絶する銀時と、ヘッドロックをかましたままスヤスヤと眠る鏡華であった。3秒ほどフリーズした2人の顔がみるみるチベスナ顔になった。
「……夜のプロレスってそっちィィィ!?」
チベスナ顔のまま、新八の渾身のツッコミが朝のかぶき町に響く。そのツッコミの大音量で銀時と鏡華は目を覚ました。そして鏡華の目論見通り(?)、銀時は昨夜のことは覚えていなかった。ちなみに鏡華も恥ずかしさが天元突破して昨夜のことは深い記憶の底に封印したようで、何も覚えていなかったのだった。
起き上がり、ボーッとしていた鏡華が「あ」と声を出した。
「そういえば誕生日おめでとう銀時。もう30代じゃん本格的にオッサンじゃん」
「オイ、んな言い方されたら素直に喜べねーんだけど?てかここはサザエさん時空なので永遠の20代ですゥ〜残念でしたァ〜」
軽口を叩き合いながら笑い合う2人。昨夜の2人を覚えているのは、テーブルに飾られたセンニチコウの花束だけだった。
《センニチコウの花言葉:変わらぬ恋、永遠の恋、不死》
幕間〜完〜
次の日の朝。太陽がすっかり昇りきった街の中を、新八と神楽が万事屋に向かって歩いていた。昨晩開かれた銀時の誕生日会でいつの間にか寝落ちてた2人は、鏡華たちが店を出たあとお登勢に起こされ『銀時は鏡華が送った。察してやんな』と言われたため神楽は急遽新八の家に泊まることになったのである。
「とうとう銀さんと泉さんが……『察してやんな』ってことはつまり、その……そういう…コト……だよね……?」
「夜の運動会か夜のプロレスネ」
「オイィィィ!!今せっかく濁したのに!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"気まずい!!どんな顔して『おはようございまーす』って言えばいいんだ!?」
「これだからダメガネは童貞過ぎてダメネ。いつも通り行けばいいヨロシ」
そんなこと言ったってぇ……と新八が涙目で神楽を見る。日傘を差した神楽がチベスナ顔でハァとため息をついた。
「銀ちゃん、散々拗らせてたからようやく実って良かったアル。大体昨日も鏡華鏡華うるさかったネ。もう聞かなくていいと思うと清々するヨ」
「いや辛辣過ぎるでしょ。応援してんのしてないのどっちなのそれ」
そういうやり取りをしながら2人が万事屋の階段を上がる。新八が玄関の扉に手をかけると鍵がかかっていなかった。
「あれ?鍵かかっていないよ。ちゃんと閉めなきゃ……」
「銀ちゃーん鏡ちゃーん、おはよーアル〜。しっぽりやったカ〜?」
「ってゴラァ!!初っ端からツッコむんじゃねェよ!!いやツッコむってそっちの意味じゃなくてボケツッコミのツッコむの方で……!」
「うるさいネ新八。チェリぱちは黙っときな」
そう言って神楽が部屋に上がる。応接間の扉を開けると目に入ったのは、テーブルに置かれた酒瓶に生けられた花束。そしてほんの少し開いた和室の襖だった。
「もう神楽ちゃん上がるの早いよ……って、花束?これ泉さんかな?」
「多分そうアル。それより新八ィ、こっち」
神楽が新八にちょいちょいと手を振り和室を指差す。ほんの少し開いた和室の襖を見て新八がヒュッと息を飲んだ。
「これ……この向こうに、もしかして2人が……?」
「どっちが開けるアル?」
「も、もしさ、ほんとにしっぽりやってたら僕が開けたら不味くない?泉さんの裸体見たらさすがにヤバくない?」
「その裸体って言い方がキモいネ、このチェリぱちがァ」
「だ、だってぇ!」
「分かったアル。私が開けるネ」
ちょっと神楽ちゃん、と言う新八の声も気にせず神楽が「おはよーごぜーマス!!」とスパーンと襖を開けた。
……そこに居たのは鏡華に首を絞め上げられ白目を剥いて気絶する銀時と、ヘッドロックをかましたままスヤスヤと眠る鏡華であった。3秒ほどフリーズした2人の顔がみるみるチベスナ顔になった。
「……夜のプロレスってそっちィィィ!?」
チベスナ顔のまま、新八の渾身のツッコミが朝のかぶき町に響く。そのツッコミの大音量で銀時と鏡華は目を覚ました。そして鏡華の目論見通り(?)、銀時は昨夜のことは覚えていなかった。ちなみに鏡華も恥ずかしさが天元突破して昨夜のことは深い記憶の底に封印したようで、何も覚えていなかったのだった。
起き上がり、ボーッとしていた鏡華が「あ」と声を出した。
「そういえば誕生日おめでとう銀時。もう30代じゃん本格的にオッサンじゃん」
「オイ、んな言い方されたら素直に喜べねーんだけど?てかここはサザエさん時空なので永遠の20代ですゥ〜残念でしたァ〜」
軽口を叩き合いながら笑い合う2人。昨夜の2人を覚えているのは、テーブルに飾られたセンニチコウの花束だけだった。
《センニチコウの花言葉:変わらぬ恋、永遠の恋、不死》
幕間〜完〜
