賢者の石
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とある世界のとある大国、その国の王は世界を統べていた
民に愛され、臣下に愛され、精霊にも愛された彼
しかし望んだものが手に入ったことはなかった
全てを手にしているように見える彼の王の望み…
それは皆にとっての当たり前。
以前はこの大国にもスラム街があった。
しかし彼の王が君臨したことでそれはなくなった。
今では誰もが家を、職を持っていた。
彼の王は偉大であった。
何者にも成すことの出来なかったことを成し遂げ、民に、国に、その身の全てを捧げていた。
大国に住む誰もが幸せだった。
だがしかし、その幸せは彼の王の犠牲の上に成り立っていた。
誰もが忘れてしまっていたのだ。
彼の王が未だ齢11の子供であることを。
そしてそれが彼の王の心を殺してしまったということを…誰も気づくことが出来なかったのだ────────