「相変わらず素直じゃねえヤツだな」
鳳凰さんはククッと笑った。
「はい、結構来てくれるので、あまり寂しくありません」
「・・・スマねぇな、いつも一人にしちまって」

「私が望んだことですから、それに鳳凰さんといつも一緒にいられて私は嬉しいんです」
「俺の奥さんは可愛くて仕方ねえな。」
鳳凰さんは笑顔でそう言ってぎゅうと私を抱き締めた。そしてリップ音を立てて顔中にキスしてくるのでくすぐったさを堪えた。

「ふふふ、甘えん坊なダーリンですね」
嬉しくて鳳凰さんの頬をそっと撫でた。
「おぅ、甘やかし上手なハニーだな。俺だけを甘やかしてくれよ？・・・そうだ、次の休みに指輪を見に行くか、あと式場も」
「行きたいです！・・・なんだか、もうすぐ結婚するんだって実感して緊張とワクワクでふわふわしちゃいます。」