—天弥くんに私の恋人にして欲しいことを実演して貰ったあとのこと。

「・・・天弥くん、ありがとう」
私はきっと顔が赤くなっているだろうなと思いながら、天弥くんを見つめた。
「実紅が喜ぶならなんだって叶えてあげたいから、なんでも言って」
天弥くんは得意気な顔をして笑ってくれた。

「天弥くん、本当に嬉しかったんだけど、・・・いま私が一番して欲しいのは天弥くんの側に居させてもらうことだよ」
「それは俺もだけど、
・・・じゃあ実紅の一生側に居る権利、俺にくれる？」
「・・・こちらこそ宜しくお願いします・・・！」
多分私はさっきより赤い顔してると思いながら天弥くんに微笑み返した。


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