設定置き場

えふいーカルテット メイン回あらすじ

2019/12/23 18:34
えふいーカルテット
ティーミメイン回①
 ティーミはお付きの兵士を連れ見聞を広める旅に出ていた。外の世界は広く勉強になることばかりだったが、実際に体験しようとすると兵士達に止められ、若干の窮屈さを感じていた。そんなある日ちょっとしたトラブルから兵士たちとはぐれてしまい、一人でいるところを賊に狙われる。窮地を救ったのはツィアだった。彼は近場の町まで送り届ける代わりに報酬を要求し、ティーミは仕方なくそれを了承する。
 町でツィアにパフェ(報酬)を奢った後、商店で揉め事が起きているのを発見する。違法な金額で魔導書を買いそうになっていたフィリスを、その場に居合わせたウィトが止めていた。店主と言い争いになっていたため、ティーミが仲裁に入り事なきを得た。ティーミがお付きの兵士とはぐれた話をすると、ウィトがさっきのお礼にと護衛を申し出る。フィリスも楽しそうだから仲間に入りたいと言い、ティーミはこれを承諾。ツィアはそのまま別れようとするが、人数は多い方がいいと考えたティーミに報酬は払うからと無理矢理護衛を継続させられた。ティーミは実家に兵士とはぐれた旨と旅先で出会った仲間と旅を続ける旨を手紙で送り、4人での旅が始まることになった。

ツィアメイン回①
 ちょっとした見識の違いからツィアはティーミの怒りを買ってしまい、しばらく口も利いてもらえなくなる。もともと団体行動を苦手とするツィアはいい機会だからと一行から抜ける旨を伝えその場を後にする。しかしその夜ツィアに恨みを持つならず者の一味がツィアを罠にかけ拘束する。闇魔法を封じられたツィアは絶体絶命の危機に陥る。
 既に仲間から抜けた身として助けを求めるわけにもいかないと、ツィアはこれが自分に似合いの結末だとして報復を受け入れる。しかしツィアを連れ戻そうと探していたフィリスが異常事態に気づき、仲間を連れて救援に駆け付ける。フィリスやウィトのみならずティーミまで助けに来たことにツィアは理由を聞くと、ティーミは元仲間が殺されたら後味悪いでしょ、と素直じゃない態度を取る。その後フィリスに半ば強引に連れ戻されるも、まんざらでもない様子を見せ、再び4人で旅を続けることになる。

フィリスメイン回①
 旅の道中、緑髪の人しかいない集落にたどり着いた一行。ここがフィリスの生まれた場所では?と話していると、フィリスの両親を名乗る夫婦が現れた。再会を喜ぶ夫婦だったが、フィリスは実感がないのかリアクションが薄かった。しかし夫婦とフィリスの話には矛盾があり、また夫婦が半ば強引にフィリスの集落への移住の話を進めたため、違和感を感じたティーミ達仲間は夫婦の素性を調べ始める。
 実は夫婦はフィリスの本当の両親ではなく、フィリスを養子に引き取り自分達の跡継ぎに仕立て上げようとしていた。企みがバレ、フィリスは目的のために旅を続けることを宣言し夫婦は諦める。旅立ちの際、一人の女性がフィリスに地元名物の辛い果物をお土産にと渡す。実はその女性がフィリスの母親なのだが、女性は名乗らずフィリスも気付くことなく旅立っていった。

ウィトメイン回①
 旅の道中、賊と交戦することになった一行。敵のボスが使う魅了の魔法に苦戦することになる。しかしウィトには魅了の魔法が効かず、あっさりこれを撃破。仲間達はウィトが特別魔法耐性が強いということで結論づけたが、ウィトは自分の中の疑念を一人深めていた。
 実はウィトの中には性別という概念がなく、自分が男である・女であるという自認がなかった。加えて体つきも男とも女とも言えない半端なもので、自分が男なのか女なのかわからずにいた。魅了の魔法が効かなかったことでさらに思い詰めていた。そんなウィトを見かねた仲間達が息抜きにウィトを遊びに連れ出す。仲間からたまには頼ってと言われ、優しさに触れたウィトは焦ることはないと余裕を持ち直し、今は仲間がいることを心から喜んだ。

ティーミメイン回②
 ティーミの故郷近くに立ち寄った一行。旅を終えるまでは帰らないと決めていたティーミだったが、家の兵士に見つかり連れ戻される。娘の帰宅を喜ぶ両親だったが、弟のティアスは機嫌が悪く、仲間達にも不遜な態度をとる。反抗期だから、と半ば諦めている両親だったがティーミはそれを許さず、ティアスに根気強く言い聞かせる。しかし仲間達に対し平民を馬鹿にするような発言をしたためティーミは激怒、ティアスをあなたなんか弟じゃないと拒絶する。昔はあんなこと言わなかったのに、と悲しがるティーミの発言を受け、フィリス達はティアスの身辺を調べることにする。
 実はティアスは自身が通う学校で貴族至上主義の友人達に影響を受け、平民を馬鹿にするような態度を取っていた。姉が平民なんかと仲良くしている、ということを友人達に話すと友人達はティーミの旅仲間を彼女から引き離す計画を立てる。しかし実行の直前でティアスがティーミが悲しむから止める、としたことで計画が破綻。友人達が無理矢理実行しようとするも全て見透かしていたツィア達によって阻止された。姉の仲間達の実力を目にしたティアスは無礼を詫び、もう平民を馬鹿にするような発言はしないと約束する。ティーミとも和解し、本当は姉が遠い人になったようで寂しかったと本心を明かす。両親はティアスが迷惑をかけたお詫びとして一行の装備品一式を新調する(CC)。家族の見送りを受け再びティーミ達は旅に出発する。

フィリスメイン回②
 CC後。ある町でフィリスは一人の少女に斬りつけられ重傷を負う。何とか一命をとりとめるもしばらく安静にしなければならなくなった。しかしフィリスを斬りつけた少女が、フィリスが探していた親友ルナであることが判明。フィリスは絶対安静の身を押してルナの「説得」に向かう。
 ルナはフィリスの故郷を離れた後、様々な地を転々とし窃盗等で食い繋いでいた。行った先で差別を受けることもあり、性格はどんどん荒んでいった。自分の出自を呪うようになり、そんな中で仲間と楽しそうに旅をするフィリスを目の前にし、衝動的に刺してしまった。親友に重傷を負わせたことで自責の念にかられ自死しようとするが、フィリスが追ってきたことで阻止され、和解。フィリスの故郷に帰ることを提案されるが、誰も自分を迎え入れてくれないのではないかと躊躇する。フィリスはそれを否定し、共に故郷に帰ることにする。仲間達も同行しフィリスの故郷へ向かうと、故郷では誰もがルナの帰りを待ちわびていた。盛大に迎え入れられルナはここで生活することを決意する。旅の目的を果たしたフィリスだったが、まだ仲間達と旅がしたいと言い再び旅に出る。

ツィアメイン回②
 CC後。フィリスがツィアの故郷に行きたいと言い出し、渋々ながらツィアはそれに応じる。砂漠を越え、ツィアが在籍していた魔導学園にたどり着いた一行は学園長に出会う。ツィアの昔話を聞くことになり、理魔法の成績は振るわなかったものの闇魔法は真面目に勉強し成績も良かったと聞かされる。しかし当時ツィアに闇魔法を教えた教師は授業中に起きた事故の責任を取り退職していた。唯一の闇魔法教師だったため今は闇魔法を座学でしか生徒に教えることができなくなり、闇魔法の本当の怖さを今の生徒達は知らないと学園長は言う。そこでツィアが特別講師として一日だけ闇魔法の授業を行うことを提案され、ツィアは断るも学園長に押され嫌々受けることになる。そして特別授業が始まろうとした瞬間、学園が何者かに襲撃される。
 学園を襲撃したのはツィアのかつての師だった。学園を去った後彼は初めて世間の闇魔法への当たりの強さを目の当たりにし、精神が摩耗し闇に飲み込まれてしまっていた。ただ本能のまま闇魔法を振るうだけの存在になってしまった師とツィアは一対一で戦い、撃破する。最期に師はなけなしの理性でツィアに闇に飲まれることの恐ろしさを教え、ツィアは一番の生徒だったと言い残し絶命。ツィアは「今までで一番楽しくない戦いだった」と零した。学園長は学園の敷地内に彼の墓を建て、今日の出来事を教訓に闇魔法教育を強化すると決定した。別れ際、学園長はツィアに旅ができなくなったら教師にしてやるからいつでも帰ってこいと言い、ツィアは考えておくと返した。

ウィトメイン回②
 CC後。一行が訪れた集落は男女両方の特徴を持つ両性族の集落だった。両性という新しい概念に驚く一行だったが、部族長がウィトを無性族の生き残りではないかと認める。無性族は両性族の集落の近辺に住んでいた部族だったが、ある一人の両性族によって全滅させられてしまったという。無性族の集落があったという場所を教えてもらい、ウィト達一行はその場所へ向かう。無性族の集落があったという場所は既に廃墟と化し、あちこちに襲撃の跡が残っていた。そこで無性族を研究しているという一人の男性と出会う。男性に集落跡を案内してもらうと、ウィトの両親と思しき人物の肖像画があり、一行はウィトが無性族であることを確信する。やっと見つけた自分の故郷が既に壊滅していた事実にウィトは涙する。その時、集落を再び何者かが襲撃した。
 集落を襲撃したのはかつて無性族を滅ぼした両性族の人物だった。その人物は自分達とまったく異なる存在である無性族を忌み嫌い、たった一人で無性族を壊滅させた強大な力を持っていた。無性族の生き残りがいることをどこからか嗅ぎつけ、今度こそ無性族を完全に滅ぼすべくやって来たのだった。一行はウィトと集落を守るため交戦し、辛くも勝利。ウィトは仇を討ったことで、この地を守り無性族がいた証を残していくことが自分が生き残った意味だとした。だがしばらくは実力をつけるために旅を続け、その後故郷に帰ることを宣言。男性はここに残り研究を続けると共に、ウィトと同様にこの地を守っていくことを約束した。

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