雑多記事
2025年読んだもの(随時追加予定)
2025/03/26 22:17その他
1/2(木)
『雲は湧き、光あふれて』(須賀しのぶ)
高校野球を題材にした三本の独立した短編集。
全部で三〜四時間程度で読み切れるくらいの長さで、かつ一、二本目の話は一人称視点で地の文がかなりシンプルで読みやすい。読みやすいうえに引き込まれる洗練された文体でプロってすげぇ〜〜……。
三本目は時代も戦時に遡り、三人称視点で地の文も少し硬くなる。須賀しのぶさんを『革命前夜』で知った私としてはこの文体が一番イメージに近い。時代という自分ではどうしようもないものに翻弄される虚しさが苦しい。
一本目は代打と代走、二本目は強豪校と弱小校のエース同士、三本目はバッテリー(捕手は投手からの転向)という多角的な視点で野球少年たちの関係性を描き出していて色んな味する最高。
なにやら二本目で出てきた三ツ木高校(偶然だけど綾瀬川の中学と名前被ってる……)をメインにした短編集?が他にもあるみたい。これはマストバイだ〜。
新年早々当たりを引いて大満足。
1/3(金)
『野球エリート 野球選手の人生は13歳で決まる』(赤坂英一)
正直に言ってゾッとする……。
私は全くもって体育会系の人間ではなかったから子供をプロ野球選手にするためにお金も時間も注ぎ込んで怒鳴りつけて練習させるって環境が本当に理解できない。
特に、長男のときは厳しくしすぎて失敗したから次男のときは野球を嫌いにさせないように気を使ったって話はちょっとエグすぎると思う。失敗ってなんだ、長男も一人の人間なのに?
実際のインタビューの答え方は分からないし、長い年月過ごした家族はこの本から分かるような表面的な事以外にも沢山要素があるんだろうけど……。
この本が出版されたのは2018年あたりだから、ここで取り上げられている選手たちの現状は調べれば出てくるんだけど、勿論まだまだこれからとはいえ、ここまでしても順風満帆とはいかないのね……という感じでこわい世界だなぁ。
母親が食育に全力を注ぎ込んでいたり、父親が自分の伝手を必死に使ってプロの指導を息子に施したり家族全員が息子一人をプロ野球選手にするために必死になったりというのを見ると、綾瀬川家みたいに野球に無関心だったり、園家みたいに口出ししないようにしたりしている中で、子供が自ら主体的に学んで成長していくような家庭があったら、ガチでやってる家ほどはらわた煮えくりかえるでしょうねという感じ。綾ママはフェニックス入ってから遠回しに何もわかってないよね〜って言われてるっぽいので……。
一番怖いのは、この本の冒頭。
「本書が、子供を野球選手にしたい親にとっても、自ら野球選手になりたい子供にとっても一助になれば、筆者としてはこんなにうれしいことはない。」
あ、この紹介されてる例って美談として語られてるんだ……、これが普通の世界なんだ……。てか自ら野球選手になりたい子供っていうのは分かるけど、そうじゃない子供を野球選手にしたい親がいたとすれば、子供の自由にさせてあげなさいと宥めるものなのではと思ってしまうので、本当に、あの、私には分からない世界の話だ。
とはいえ、誰も彼もが子供の頃から主体的に自ら学んで正しい道を進んでいけるわけでもないから、親や指導者が道を"矯正"してやる必要があるというのも分からんでもない。それこそバンビーズの監督が綾瀬川にそうしたみたいに。
でもそれが本人を幸せにするか、最終的にプロになれたら道中どんなに辛い思いをさせても良いのか、そもそもプロになれれば幸せなのか。もう結果論でしかない。
私には理解できないし、良い悪いというのも判定できない。こういう世界があるという事だけがわかった。
時間をおいてこれ系の本他にも読んでみたい。
1/5(日)-1/10(金)
『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)
面白かった!
ロシアの女性狙撃手にフォーカスした戦争小説で読了目安時間が約10時間程と長編。単調気味だった地の文がどんどん叙情的になって行く感じが、小さな村で育った主人公セラフィマの世界が広がっていき戦争を通じて仲間に出会い凄惨な体験をしていく様とリンクしてるようでどんどん引き込まれる感じがした。
今まで読んだ戦争ものの小説は日本やドイツを主人公側に置いたものが多かったからロシアの目線で描かれるものを読んだのは初だったかも?
終盤の、今までの伏線を一気に回収して畳み掛けるシーンはめちゃくちゃテンション上がって一気に読み進めたけどその直後冷や水浴びせられる構成にはおそらく意図された通りの反応をしてしまった、と思う。
でもねぇ、ロシア娘は挨拶の意味でキスをするから深い意味はありませんけど??みたいな感じで時たま挟まれる百合キッスに脳内のCP人格と真面目人格が殴り合いの喧嘩を始めるのが大変集中力を乱して良くなかった。除夜の鐘で消し去ったはずの煩悩があっという間に復活だ!!
1/13(月)-1/14(火)
『エースナンバー 雲は湧き、光あふれて』(須賀しのぶ)
最高〜〜〜〜〜!!!!!
『雲は湧き、光あふれて』の二作目に出てきた三ツ木高校をメインに据えて、前作ではエースの月谷くらいしか触れなかったところを監督、マネージャー、上級生の主将、退部した同期、とキャラクターを広げてて、特に退部した同期、笛吹のキャラがめちゃくちゃ良い……。
笛吹は野球が人より上手いが故に悪気なく周囲との軋轢を生んで、でもそのストレスを受け流せるほど大人ではなくて不器用で等身大の青少年って感じなところが憎めないキャラをしてて、すごい感情移入できるタイプの子だ……。
あと前作ではすごく飄々とした印象が強かった月谷も色々悩んだり間違ったり努力したりする姿を見れたのが良かったな〜。
しかも前作でも出てきたスポーツ誌記者の泉ちゃん、地味に同期との恋模様が進展してて良い。こういうのでいいんだよ!!って感じのラブコメしてて最高。
もう一作続きあるっぽいんだよなぁ〜〜でも読んだらなくなっちゃうのが嫌すぎる〜〜〜読むけど。
1/15(水)
『星野くんの二塁打』(吉田甲子太郎)
かつてあったヤンジャンの巻末コメントで平井先生が触れていたらしい(アプリで単話で追ってるから私は読んでない)。小学校の教材として定番だったみたいなんだけど記憶にないんだよなぁ…ってことで読んでみた。
改訂版と初出版がどっちも載っていて、改訂版では少年野球、初出版は中学野球(時代的に旧制中学?甲子園って言ってるし)だったり設定からして結構違う。
話の流れは同じだけど、学生野球にとって甲子園かそうじゃないかってかなり大きな違いでは?と思うので大分別物な印象。
星野くんの行動の是非については、監督の言うように、試合の作戦には従うって決め事があったわけだからダメなことだよねって言うのには納得感があると思う。
結果が良ければ何してもいいとしたら命令の意味無くなっちゃうし、仮にそれで上手くいかずに負けても後から叱ったってもう負けてるから意味ないから、そもそも好き勝手やらせないようにするのはおかしくないと思う。
ただ、処罰が甲子園に出場させないってところが争点なんだろうなぁ……。野球に詳しくなくても甲子園が球児にとって大切なことは分かるし、罪に対して罰が重くない…?と言う感じはする。これが甲子園の一回戦目は出さないとかならまだ納得感はあったかも。勝ち進んで二回戦目があるかもって希望があるし。
それに星野くんが投手ってのもね。たしかに打撃で勝手なことしたけどそれまで点差つけずに抑えてたのは星野くんじゃん!みたいなところはある。
この話についてYouTubeで今浪さんが取り上げてるのを見てみたんだけど、早々に「ダメよ!」の一言で切り捨てて笑った。野球やってる人ほどチームスポーツ的な意識が強いのかな。
でも里崎さんはベンチからの球種とかのサインを聞こえないふりして無視してたって言ってたんだよね笑
めちゃくちゃ短くて考えさせられるのでオススメ。
1/20(月)-1/31(金)
『アルジャーノンに花束を』(作:Daniel Keyes 訳:小尾茉佐)
全編にわたって主人公チャーリーが書く経過報告の体裁で進行していくんだけど、文体の移り変わりでチャーリーの知能レベルだったり物事の受け止め方をこうも鮮明に表現できるのか…という圧巻の作品。
あまりにも有名な古典作品だから話の流れは知ってたんだけど、それでも終盤の展開は苦しい。
訳者後書きで、当初数々の出版社から手直しを求められた、要はハッピーエンドにしろと言われたと書いてあったけど、その気持ちもわかる。けどそうしたらこんなにも長い間愛される名作にはなってなかっただろうなということも分かる。
以前のチャーリーに戻ることを凄く怖がっていたけど、皮肉にも戻ってしまった後のチャーリーの方が穏やかで幸せそうに見えるのもやるせない感じ。
ラストの一文……。強烈……。この一文だけで、この後のチャーリーや周囲の人たちのことに思いを馳せずにはいられない、これ以上ないラストだ……。
2/2(日)
『NO.6 #1』(あさのあつこ)
NO.6が今年の5月に再始動すると聞いて、絶対読む〜〜と超テンションあがったのですがよくよく考えると小学生とかの頃に読んだもんだから細かい話の流れを覚えていないなと気がついて一巻から読み返すことにしました。
読み始めた瞬間懐かしさに胸を打たれ、紫苑とネズミにもう一度会えて嬉しい気持ちになる……。そうそう、この2人の仲良くなるのかならないのか、分かり合えるのか相容れないのか、イマイチ掴めない感じ、ドキドキしながら読んだなぁというのを思い出すわ……。
続編の発売までにゆっくり読み返していこう〜
2/9(日)-2/10(月)
『NO.6 #2』(あさのあつこ)
イヌカシとか力河さんとか、うわー懐かしい!!キャラクターがキャッチーで良いんだよねぇ……。
2/11(火)
『NO.6 #3』(あさのあつこ)
内容をほとんど忘れてるから既読なのにめちゃくちゃ新鮮に楽しんでいる……。NO.6しかり、バナナフィッシュしかり、闇の世界で生きた美しい青年×純朴で心優しい青年の関係性ってなんでこんなに素晴らしいんだろうね。
2/13(木)-2/15(土)
『NO.6 #4』(あさのあつこ)
話がだいぶ動き出した感じがする……マジで全然覚えてないなぁ
2/20(木)-3/2(日)
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(Philip K. Dick)
これぞSF……!って感じで面白かった〜。
ムードオルガンとかマーサー教とかエンパシーボックスとか、なんですか?それってものがみなさんご存知みたいな感じでバンバンでてくるの、違う世界の小説読んでるみたいで楽しい。偏見なんだけど、最近のSFよりも昔のSF(基準が曖昧だけど)の方が突拍子もない夢のある技術が出てくるような印象があって、当時の人たちはそれらがどのくらい実現してると思ってたんだろうと思うと面白いな〜。
話の軸としては地球に逃げ込んだアンドロイドを主人公が始末していくって結構スリリングな感じだけど実際に読むとはっきりとした起承転結があったり、問題を解決する劇的なラストがあるというよりも、もっと繊細に精神面や人々の立場や構造を描きだしてるって感じでじんわりと面白い感覚。
私はSF大好きなんだけど、SFの何が好きかを突きつけられるような感覚でもあった。
3/25(火)-3/26(水)
『NO.6 #5』(あさのあつこ)
すっかり紫苑に絆されてるイヌカシかわいいね。下手したら紫苑に火藍を重ねてる力河さんよりもしっかり紫苑本人に絆されてるかも。
あと沙布が……可哀想すぎるよ……。状況の最悪さも当然可哀想なんだけどこの期に及んでなお念入りに紫苑からの恋愛感情を潰されてるのが、容赦ねぇな……。
『雲は湧き、光あふれて』(須賀しのぶ)
高校野球を題材にした三本の独立した短編集。
全部で三〜四時間程度で読み切れるくらいの長さで、かつ一、二本目の話は一人称視点で地の文がかなりシンプルで読みやすい。読みやすいうえに引き込まれる洗練された文体でプロってすげぇ〜〜……。
三本目は時代も戦時に遡り、三人称視点で地の文も少し硬くなる。須賀しのぶさんを『革命前夜』で知った私としてはこの文体が一番イメージに近い。時代という自分ではどうしようもないものに翻弄される虚しさが苦しい。
一本目は代打と代走、二本目は強豪校と弱小校のエース同士、三本目はバッテリー(捕手は投手からの転向)という多角的な視点で野球少年たちの関係性を描き出していて色んな味する最高。
なにやら二本目で出てきた三ツ木高校(偶然だけど綾瀬川の中学と名前被ってる……)をメインにした短編集?が他にもあるみたい。これはマストバイだ〜。
新年早々当たりを引いて大満足。
1/3(金)
『野球エリート 野球選手の人生は13歳で決まる』(赤坂英一)
正直に言ってゾッとする……。
私は全くもって体育会系の人間ではなかったから子供をプロ野球選手にするためにお金も時間も注ぎ込んで怒鳴りつけて練習させるって環境が本当に理解できない。
特に、長男のときは厳しくしすぎて失敗したから次男のときは野球を嫌いにさせないように気を使ったって話はちょっとエグすぎると思う。失敗ってなんだ、長男も一人の人間なのに?
実際のインタビューの答え方は分からないし、長い年月過ごした家族はこの本から分かるような表面的な事以外にも沢山要素があるんだろうけど……。
この本が出版されたのは2018年あたりだから、ここで取り上げられている選手たちの現状は調べれば出てくるんだけど、勿論まだまだこれからとはいえ、ここまでしても順風満帆とはいかないのね……という感じでこわい世界だなぁ。
母親が食育に全力を注ぎ込んでいたり、父親が自分の伝手を必死に使ってプロの指導を息子に施したり家族全員が息子一人をプロ野球選手にするために必死になったりというのを見ると、綾瀬川家みたいに野球に無関心だったり、園家みたいに口出ししないようにしたりしている中で、子供が自ら主体的に学んで成長していくような家庭があったら、ガチでやってる家ほどはらわた煮えくりかえるでしょうねという感じ。綾ママはフェニックス入ってから遠回しに何もわかってないよね〜って言われてるっぽいので……。
一番怖いのは、この本の冒頭。
「本書が、子供を野球選手にしたい親にとっても、自ら野球選手になりたい子供にとっても一助になれば、筆者としてはこんなにうれしいことはない。」
あ、この紹介されてる例って美談として語られてるんだ……、これが普通の世界なんだ……。てか自ら野球選手になりたい子供っていうのは分かるけど、そうじゃない子供を野球選手にしたい親がいたとすれば、子供の自由にさせてあげなさいと宥めるものなのではと思ってしまうので、本当に、あの、私には分からない世界の話だ。
とはいえ、誰も彼もが子供の頃から主体的に自ら学んで正しい道を進んでいけるわけでもないから、親や指導者が道を"矯正"してやる必要があるというのも分からんでもない。それこそバンビーズの監督が綾瀬川にそうしたみたいに。
でもそれが本人を幸せにするか、最終的にプロになれたら道中どんなに辛い思いをさせても良いのか、そもそもプロになれれば幸せなのか。もう結果論でしかない。
私には理解できないし、良い悪いというのも判定できない。こういう世界があるという事だけがわかった。
時間をおいてこれ系の本他にも読んでみたい。
1/5(日)-1/10(金)
『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)
面白かった!
ロシアの女性狙撃手にフォーカスした戦争小説で読了目安時間が約10時間程と長編。単調気味だった地の文がどんどん叙情的になって行く感じが、小さな村で育った主人公セラフィマの世界が広がっていき戦争を通じて仲間に出会い凄惨な体験をしていく様とリンクしてるようでどんどん引き込まれる感じがした。
今まで読んだ戦争ものの小説は日本やドイツを主人公側に置いたものが多かったからロシアの目線で描かれるものを読んだのは初だったかも?
終盤の、今までの伏線を一気に回収して畳み掛けるシーンはめちゃくちゃテンション上がって一気に読み進めたけどその直後冷や水浴びせられる構成にはおそらく意図された通りの反応をしてしまった、と思う。
でもねぇ、ロシア娘は挨拶の意味でキスをするから深い意味はありませんけど??みたいな感じで時たま挟まれる百合キッスに脳内のCP人格と真面目人格が殴り合いの喧嘩を始めるのが大変集中力を乱して良くなかった。除夜の鐘で消し去ったはずの煩悩があっという間に復活だ!!
1/13(月)-1/14(火)
『エースナンバー 雲は湧き、光あふれて』(須賀しのぶ)
最高〜〜〜〜〜!!!!!
『雲は湧き、光あふれて』の二作目に出てきた三ツ木高校をメインに据えて、前作ではエースの月谷くらいしか触れなかったところを監督、マネージャー、上級生の主将、退部した同期、とキャラクターを広げてて、特に退部した同期、笛吹のキャラがめちゃくちゃ良い……。
笛吹は野球が人より上手いが故に悪気なく周囲との軋轢を生んで、でもそのストレスを受け流せるほど大人ではなくて不器用で等身大の青少年って感じなところが憎めないキャラをしてて、すごい感情移入できるタイプの子だ……。
あと前作ではすごく飄々とした印象が強かった月谷も色々悩んだり間違ったり努力したりする姿を見れたのが良かったな〜。
しかも前作でも出てきたスポーツ誌記者の泉ちゃん、地味に同期との恋模様が進展してて良い。こういうのでいいんだよ!!って感じのラブコメしてて最高。
もう一作続きあるっぽいんだよなぁ〜〜でも読んだらなくなっちゃうのが嫌すぎる〜〜〜読むけど。
1/15(水)
『星野くんの二塁打』(吉田甲子太郎)
かつてあったヤンジャンの巻末コメントで平井先生が触れていたらしい(アプリで単話で追ってるから私は読んでない)。小学校の教材として定番だったみたいなんだけど記憶にないんだよなぁ…ってことで読んでみた。
改訂版と初出版がどっちも載っていて、改訂版では少年野球、初出版は中学野球(時代的に旧制中学?甲子園って言ってるし)だったり設定からして結構違う。
話の流れは同じだけど、学生野球にとって甲子園かそうじゃないかってかなり大きな違いでは?と思うので大分別物な印象。
星野くんの行動の是非については、監督の言うように、試合の作戦には従うって決め事があったわけだからダメなことだよねって言うのには納得感があると思う。
結果が良ければ何してもいいとしたら命令の意味無くなっちゃうし、仮にそれで上手くいかずに負けても後から叱ったってもう負けてるから意味ないから、そもそも好き勝手やらせないようにするのはおかしくないと思う。
ただ、処罰が甲子園に出場させないってところが争点なんだろうなぁ……。野球に詳しくなくても甲子園が球児にとって大切なことは分かるし、罪に対して罰が重くない…?と言う感じはする。これが甲子園の一回戦目は出さないとかならまだ納得感はあったかも。勝ち進んで二回戦目があるかもって希望があるし。
それに星野くんが投手ってのもね。たしかに打撃で勝手なことしたけどそれまで点差つけずに抑えてたのは星野くんじゃん!みたいなところはある。
この話についてYouTubeで今浪さんが取り上げてるのを見てみたんだけど、早々に「ダメよ!」の一言で切り捨てて笑った。野球やってる人ほどチームスポーツ的な意識が強いのかな。
でも里崎さんはベンチからの球種とかのサインを聞こえないふりして無視してたって言ってたんだよね笑
めちゃくちゃ短くて考えさせられるのでオススメ。
1/20(月)-1/31(金)
『アルジャーノンに花束を』(作:Daniel Keyes 訳:小尾茉佐)
全編にわたって主人公チャーリーが書く経過報告の体裁で進行していくんだけど、文体の移り変わりでチャーリーの知能レベルだったり物事の受け止め方をこうも鮮明に表現できるのか…という圧巻の作品。
あまりにも有名な古典作品だから話の流れは知ってたんだけど、それでも終盤の展開は苦しい。
訳者後書きで、当初数々の出版社から手直しを求められた、要はハッピーエンドにしろと言われたと書いてあったけど、その気持ちもわかる。けどそうしたらこんなにも長い間愛される名作にはなってなかっただろうなということも分かる。
以前のチャーリーに戻ることを凄く怖がっていたけど、皮肉にも戻ってしまった後のチャーリーの方が穏やかで幸せそうに見えるのもやるせない感じ。
ラストの一文……。強烈……。この一文だけで、この後のチャーリーや周囲の人たちのことに思いを馳せずにはいられない、これ以上ないラストだ……。
2/2(日)
『NO.6 #1』(あさのあつこ)
NO.6が今年の5月に再始動すると聞いて、絶対読む〜〜と超テンションあがったのですがよくよく考えると小学生とかの頃に読んだもんだから細かい話の流れを覚えていないなと気がついて一巻から読み返すことにしました。
読み始めた瞬間懐かしさに胸を打たれ、紫苑とネズミにもう一度会えて嬉しい気持ちになる……。そうそう、この2人の仲良くなるのかならないのか、分かり合えるのか相容れないのか、イマイチ掴めない感じ、ドキドキしながら読んだなぁというのを思い出すわ……。
続編の発売までにゆっくり読み返していこう〜
2/9(日)-2/10(月)
『NO.6 #2』(あさのあつこ)
イヌカシとか力河さんとか、うわー懐かしい!!キャラクターがキャッチーで良いんだよねぇ……。
2/11(火)
『NO.6 #3』(あさのあつこ)
内容をほとんど忘れてるから既読なのにめちゃくちゃ新鮮に楽しんでいる……。NO.6しかり、バナナフィッシュしかり、闇の世界で生きた美しい青年×純朴で心優しい青年の関係性ってなんでこんなに素晴らしいんだろうね。
2/13(木)-2/15(土)
『NO.6 #4』(あさのあつこ)
話がだいぶ動き出した感じがする……マジで全然覚えてないなぁ
2/20(木)-3/2(日)
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(Philip K. Dick)
これぞSF……!って感じで面白かった〜。
ムードオルガンとかマーサー教とかエンパシーボックスとか、なんですか?それってものがみなさんご存知みたいな感じでバンバンでてくるの、違う世界の小説読んでるみたいで楽しい。偏見なんだけど、最近のSFよりも昔のSF(基準が曖昧だけど)の方が突拍子もない夢のある技術が出てくるような印象があって、当時の人たちはそれらがどのくらい実現してると思ってたんだろうと思うと面白いな〜。
話の軸としては地球に逃げ込んだアンドロイドを主人公が始末していくって結構スリリングな感じだけど実際に読むとはっきりとした起承転結があったり、問題を解決する劇的なラストがあるというよりも、もっと繊細に精神面や人々の立場や構造を描きだしてるって感じでじんわりと面白い感覚。
私はSF大好きなんだけど、SFの何が好きかを突きつけられるような感覚でもあった。
3/25(火)-3/26(水)
『NO.6 #5』(あさのあつこ)
すっかり紫苑に絆されてるイヌカシかわいいね。下手したら紫苑に火藍を重ねてる力河さんよりもしっかり紫苑本人に絆されてるかも。
あと沙布が……可哀想すぎるよ……。状況の最悪さも当然可哀想なんだけどこの期に及んでなお念入りに紫苑からの恋愛感情を潰されてるのが、容赦ねぇな……。