二時間目
夢主人公名前変換
主人公設定主人公は椚ヵ丘中学3年E組所属。
入学当初は最優秀の成績だったが、不登校と素行の悪さからE組落ち。
他人に無関心、無興味。
制服の下に着た白のパーカーのフードで顔を隠そうとする。整頓な顔立ちで誰もが振り向く美形。
学力は超絶優秀。運動神経も抜群で剣道の腕前はなかなかのもの。その他合気道が得意。
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露出狂の英語教師も同行する形でそのまま廊下を進んだ。
スーツの男は教室らしき扉を開ける。
中は予想した通り教室。
一番に視界に飛び込んできたのは、黄色、タコのような生き物。
え、あれが超生物?
あれが月を蒸発させて地球の破壊を企んでるとか言ってた?
なんか、もっと化け物染みたグロテスクな、あるいは知能高そう系なものかと思ってた。
結構普通というか、想像していたよりも弱そう。
なんだか拍子抜けだ。
「授業中すまない。朝話していた、このクラスもう一人加わってもらう生徒だ」
「御劔忍くん、ですね」
教室内がざわつくのがわかる。
………今さらこの場からエスケープするわけにもいかないか。
仕方なく教室の中に入れば、視線が集まっているのがわかる。
注目集めたりするのは、嫌いなんだけど。
つい最近も屋上でこんなことがあったのではなかったっけ。
本当に、嫌になる。
目の前にした黄色い、タコのようなこの超生物には顔や表情があるようで、友好的な笑みをこちらに向けていた。
「遅刻、早退の常習犯と聞いていましたが………
これからは君もこのE組で、暗殺教室で学んで行くのですから、今後は気を付けてくださいね」
「……………学ぶ気、ないけど」
「ぬひゃ!?」
「今まで不登校だった生徒が、先生の暗殺のために登校してきてくれたと聞いて、嬉しかったのに…。悩み事の相談とか乗って、立ち直ってもらおうと思ってたのに…!」とかなんとか言いながら、明らかにいじけ始める黄色の超生物にため息が漏れる。
超生物だろうが、教師はみんな同じようなことを言う。
不登校と言うが、そもそも学校に来る意味とは?
教育が義務付けられていても、その課程を終了すれば、どこで学ぼうが同じではないの?
集団生活の中で人との関わりとか、コミュニケーションのスキルとか。
そういうものって、別に生きていくのに必要なものではないと思う。
少なくとも、自分に必要なものとは思えない。
思いたくなくて、人と関わることを、他人を許容することをできないまま生きていくのだと諦めている。
「…ま、まぁ、一緒にこの教室で頑張っていきましょう!君にとって楽しい学校生活になるよう、先生も頑張りますので」
楽しい学校生活、ね。
黄色の超生物はタコ足、いや、タコ腕?
とにかく、自分にとっての腕であろうものをこちらに伸ばしてきた。
握手、なのだろうか。
「私は皆さんから『殺せんせー』と呼ばれています。先日、月を蒸発させ、来年の3月には地球も破壊する予定です。生徒と言う暗殺者が増えるのは、教師としてもターゲットとしても喜ばしいことです」
「………」
「御劔忍くん、ようこそ暗殺教室へ」
変なタコ、いや、超生物だ。
見た目がおかしいのは一目でわかる。
そうじゃなくて、まるで人間みたいな…
なんだか絆されてしまいそうになる。
流されて、そのままこのタコの思う方向に進んでいきそうな。
先々のことまで考えていそうなこのタコ教師の第一印象は、厄介だった。