ポムフィオーレ
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「ななしサン、これ落としたよ」
差し出されたのは見覚えのあるノートだった。
「あっ、ほんとだ。ありがとうエペル」
「ん」
受け取った指先が少し触れる。
ほんの一瞬。
それだけなのにエペルは視線を逸らした。
「……どしたの?」
「別に」
「顔、赤いよ?」
「赤くねぇし!」
思わず強めに返してしまってからエペルは咳払いをひとつした。
「……いや、今のは忘れて」
「ふふっ」
笑われる。
からかわれているわけではない。
それはわかっている。
わかっているのに調子が狂う。
「ななしサンってさ」
「うん?」
「距離近いよね」
「そうかな?」
「そうだよ」
ノートを受け取る時も。
話しかける時も。
笑う時も。
エペルにとっては近すぎる。
けれど本人には自覚がない。
「ありがとねエペル」
また笑う。
そのたびに胸の奥が忙しくなる。
「……どういたしまして」
◇
「エペルー!」
遠くから声が飛んできた。
「ななしサン」
「探したよ」
「僕に用?」
「うん」
その一言だけで少し期待してしまう。
「これ」
差し出された包みを受け取る。
「昨日のお礼」
「お礼?」
「ノート拾ってくれたでしょ」
「そんなの気にしなくていいのに」
「でも助かったから」
包みを開くと、中には焼き菓子が入っていた。
「これ、ななしサンが作ったの?」
「うん」
「……へぇ」
「美味しくなかったらごめんね」
「そんなことあるわけない」
思わず即答していた。
「まだ食べてないのに?」
「いや、だって」
言葉に詰まる。
ななしが作ったものなら、きっと美味しい。
そんなことを言えるわけがなかった。
「食べてみる」
「どうぞ」
ひとつ口に運ぶ。
「……美味しい」
「ほんと?」
「うん」
「よかった」
嬉しそうに笑う。
その顔を見た瞬間エペルは少しだけ後悔した。
こんな顔を他の誰にも見せてほしくない。
そんな独占欲みたいなものが自分の中にあることを知ってしまったから。
◇
「最近エペル機嫌いいよね」
「そう?」
「わかりやすいよ」
「そうかな」
「なんかいいことあった?」
「別に」
エペルは視線を逸らす。
いいこと……ある。
ありすぎる。
廊下で会って挨拶をされた。
授業のあとで話した。
たまたま隣になった。
たったそれだけで一日が少し楽しくなる。
「……重症だな」
ぽつりと漏れる。
「何が?」
「なんでもない」
◇
「エペル!」
また名前を呼ばれる。
最近は声だけで誰かわかるようになっていた。
「どうしたの?」
「この前のお礼」
「また?」
「ほら」
渡された小さな包み。
「林檎飴?」
「お店で見つけて、エペル好きかなって」
好きかなって。
その言葉だけで十分だった。
「……エペル?」
「いや」
言葉が出ない。
嬉しくて、困って、期待して。
全部が混ざる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
「……僕ばっかもらってるな」
「そんなことないよ」
「あるよ」
少し考える。
それからエペルは口を開いた。
「今度、なんか奢る」
「え?」
「お礼」
「気にしなくていいのに」
「僕がしたいんだ」
「……じゃあ、お言葉に甘えようかな」
「うん」
約束ができた。
たったそれだけで胸が騒ぐ。
◇
「待った?」
「今来たとこ」
嘘だった。
実際は少し前から待っていた。
落ち着かなくて何度も時間を確認して。
「どれにする?」
「エペルは?」
「僕はこれ」
「じゃあ同じのにしようかな」
「えっ」
「だめ?」
「だめじゃないけど」
隣に座る。
距離が近い。
近すぎる。
「エペルってさ」
「うん?」
「最初はもっとおとなしい人かと思ってた」
「は?」
「ほら、綺麗な顔してるし」
「綺麗って」
「でも話してみたら優しいし」
エペルは黙る。
優しい。
そんなふうに言われたことはあまりない。
「それに面白いし」
「面白くはないでしょ」
「あるよ」
また笑う。
エペルは困ったように目を伏せた。
「……ななしサンってさ」
「うん?」
「人のこと褒めすぎ」
「そう?」
「勘違いする」
「何を?」
「……なんでもない」
言えるわけがない。
期待してしまうことを。
◇
「あれ?」
廊下の先でななしが誰かと話している。
楽しそうに笑っている。
相手も笑っている。
別におかしなことじゃない。
誰と話そうが自由だ。
「……何やってんだ、僕」
目を逸らそうとして、できなかった。
笑っている顔を見るたびに苦しくなる。
自分に向けられていない笑顔がこんなにも嫌だなんて思わなかった。
◇
「エペル?」
「……ん」
「元気ない?」
「そんなことない」
「ほんとに?」
「ほんと」
嘘だった。
「なんかあった?」
「ないよ」
「そっか」
それ以上聞かない。
優しさが余計につらい。
「……ななしサン」
「なに?」
「この前、一緒にいた人」
「この前?」
「えっと、」
言いづらい。
けれど聞かずにはいられない。
「ああ!」
思い出したように頷く。
「友達だよ」
「友達」
「うん」
それだけ。
それだけなのに安堵している自分がいた。
「エペル?」
「何?」
「変な顔してる」
「してない」
「してるよ?」
笑われるが、今は少し嬉しかった。
◇
「……はぁ」
「ため息?」
「っ」
振り返ると、そこにいたのはななしだった。
「びっくりした」
「ごめん」
「いや、別に」
「悩みごと?」
「違う」
「そっか」
隣に立つ。
沈黙が続くも、不思議と居心地は悪くなかった。
「エペルってさ」
「うん?」
「頑張り屋さんだよね」
「急に何」
「なんとなく」
「そんなことない」
「あるよ」
即答だった。
「見てたらわかるもん」
見ていた。
その言葉が胸に残る。
「……見てたんだ」
「うん」
「へぇ」
単純なくらい嬉しい。
「でも無理しないでね」
「僕が?」
「うん」
エペルは少し笑った。
「ななしサンに言われると説得力ある」
「どういう意味?」
「秘密」
◇
「エペル」
「ん?」
「好きな人とかいるの?」
息が止まりそうになった。
「……なんで急に」
「いや、話の流れで」
話の流れ。
その程度。
けれどエペルにとっては違う。
「いるよ」
「へぇ」
「驚かないの?」
「驚くけど」
「誰とか聞かないの?」
「聞いていいの?」
聞いてほしい。
聞かないでほしい。
どちらも本音だった。
「……内緒」
「そっか」
少し残念そうに笑う。
その顔を見て思う。
言えない。
言ったら終わるかもしれない。
今みたいな関係が。
「応援してるね」
「……ありがと」
胸が痛かった。
◇
「好きな人、応援してるってさ」
誰に言うでもなく呟く。
「無理だべ、そんなの」
諦めようと思ったことは何度もあった。
けれど会えば無理だった。
笑われて、名前を呼ばれて、心配されて。
そんなことを繰り返していたら諦められるわけがない。
◇
「エペル?」
「……何?」
「眠そう」
「寝不足」
「大丈夫?」
「大丈夫」
「無理しないでね」
またそれだ。
優しい、優しすぎる。
「ななしサン」
「うん?」
「なんでそんな優しいの」
「え?」
「誰にでもそうなの?」
困ったように瞬きをする。
「たぶん?」
「たぶんって」
「わかんない」
「……そう」
少しだけ安心して、少しだけ落ち込む。
特別じゃない。
わかっている。
「エペル」
「ん?」
「好きな人とうまくいくといいね」
その言葉に足が止まった。
「……そうだね」
「応援してる」
何も知らない顔で、いつものように笑う。
エペルは視線を落とした。
「応援されたら困る」
「え?」
「その人に応援されたら、困るんだよ」
「どうして?」
顔を上げる。
もう誤魔化せなかった。
「だって」
声が震える。
「好きな相手に応援されても嬉しくない」
ななしが目を見開く。
「エペル……」
「……ずるいよ」
言葉がこぼれる。
「そんな顔されたら、諦められるわけないじゃん」
驚いた顔。
困った顔。
泣きそうな顔。
どれも初めて見る表情だった。
「僕、何回も諦めようと思った」
静かに続ける。
「でも無理だった」
名前を呼ばれるたび。
笑われるたび。
優しくされるたび。
「だから……返事は今じゃなくていい」
「……うん」
「ただ、知ってほしかった」
黙ったまま頷く。
それだけで十分だった。
◇
「エペル」
「何?」
「待たせた?」
「別に」
「嘘」
「……ちょっとだけ」
笑う声。
聞き慣れた声。
「あれからずっと考えたの」
「うん」
「たくさん考えたの」
エペルは黙って待つ。
逃げたくなるくらい緊張していた。
「わたしね、エペルといる時間が好きだよ」
心臓が跳ねる。
「だから、これからも隣にいたい」
言葉が出ない。
嬉しくて。
信じられなくて。
「……それ、ほんと?」
「ほんと」
エペルは目を逸らした。
「僕、たぶん変な顔してる」
「してるかも」
「ひどい」
「ふふっ」
また笑う。
でも今度は苦しくならなかった。
「……ありがとう」
「うん」
「僕、頑張るから」
「何を?」
「色々」
「曖昧だなぁ」
「いいの」
エペルは少しだけ笑った。
「これからちゃんと言う」
「うん」
「何回でも」
名前を呼ぶと返事が返ってくる。
その距離が今日は少しだけ近かった。
差し出されたのは見覚えのあるノートだった。
「あっ、ほんとだ。ありがとうエペル」
「ん」
受け取った指先が少し触れる。
ほんの一瞬。
それだけなのにエペルは視線を逸らした。
「……どしたの?」
「別に」
「顔、赤いよ?」
「赤くねぇし!」
思わず強めに返してしまってからエペルは咳払いをひとつした。
「……いや、今のは忘れて」
「ふふっ」
笑われる。
からかわれているわけではない。
それはわかっている。
わかっているのに調子が狂う。
「ななしサンってさ」
「うん?」
「距離近いよね」
「そうかな?」
「そうだよ」
ノートを受け取る時も。
話しかける時も。
笑う時も。
エペルにとっては近すぎる。
けれど本人には自覚がない。
「ありがとねエペル」
また笑う。
そのたびに胸の奥が忙しくなる。
「……どういたしまして」
◇
「エペルー!」
遠くから声が飛んできた。
「ななしサン」
「探したよ」
「僕に用?」
「うん」
その一言だけで少し期待してしまう。
「これ」
差し出された包みを受け取る。
「昨日のお礼」
「お礼?」
「ノート拾ってくれたでしょ」
「そんなの気にしなくていいのに」
「でも助かったから」
包みを開くと、中には焼き菓子が入っていた。
「これ、ななしサンが作ったの?」
「うん」
「……へぇ」
「美味しくなかったらごめんね」
「そんなことあるわけない」
思わず即答していた。
「まだ食べてないのに?」
「いや、だって」
言葉に詰まる。
ななしが作ったものなら、きっと美味しい。
そんなことを言えるわけがなかった。
「食べてみる」
「どうぞ」
ひとつ口に運ぶ。
「……美味しい」
「ほんと?」
「うん」
「よかった」
嬉しそうに笑う。
その顔を見た瞬間エペルは少しだけ後悔した。
こんな顔を他の誰にも見せてほしくない。
そんな独占欲みたいなものが自分の中にあることを知ってしまったから。
◇
「最近エペル機嫌いいよね」
「そう?」
「わかりやすいよ」
「そうかな」
「なんかいいことあった?」
「別に」
エペルは視線を逸らす。
いいこと……ある。
ありすぎる。
廊下で会って挨拶をされた。
授業のあとで話した。
たまたま隣になった。
たったそれだけで一日が少し楽しくなる。
「……重症だな」
ぽつりと漏れる。
「何が?」
「なんでもない」
◇
「エペル!」
また名前を呼ばれる。
最近は声だけで誰かわかるようになっていた。
「どうしたの?」
「この前のお礼」
「また?」
「ほら」
渡された小さな包み。
「林檎飴?」
「お店で見つけて、エペル好きかなって」
好きかなって。
その言葉だけで十分だった。
「……エペル?」
「いや」
言葉が出ない。
嬉しくて、困って、期待して。
全部が混ざる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
「……僕ばっかもらってるな」
「そんなことないよ」
「あるよ」
少し考える。
それからエペルは口を開いた。
「今度、なんか奢る」
「え?」
「お礼」
「気にしなくていいのに」
「僕がしたいんだ」
「……じゃあ、お言葉に甘えようかな」
「うん」
約束ができた。
たったそれだけで胸が騒ぐ。
◇
「待った?」
「今来たとこ」
嘘だった。
実際は少し前から待っていた。
落ち着かなくて何度も時間を確認して。
「どれにする?」
「エペルは?」
「僕はこれ」
「じゃあ同じのにしようかな」
「えっ」
「だめ?」
「だめじゃないけど」
隣に座る。
距離が近い。
近すぎる。
「エペルってさ」
「うん?」
「最初はもっとおとなしい人かと思ってた」
「は?」
「ほら、綺麗な顔してるし」
「綺麗って」
「でも話してみたら優しいし」
エペルは黙る。
優しい。
そんなふうに言われたことはあまりない。
「それに面白いし」
「面白くはないでしょ」
「あるよ」
また笑う。
エペルは困ったように目を伏せた。
「……ななしサンってさ」
「うん?」
「人のこと褒めすぎ」
「そう?」
「勘違いする」
「何を?」
「……なんでもない」
言えるわけがない。
期待してしまうことを。
◇
「あれ?」
廊下の先でななしが誰かと話している。
楽しそうに笑っている。
相手も笑っている。
別におかしなことじゃない。
誰と話そうが自由だ。
「……何やってんだ、僕」
目を逸らそうとして、できなかった。
笑っている顔を見るたびに苦しくなる。
自分に向けられていない笑顔がこんなにも嫌だなんて思わなかった。
◇
「エペル?」
「……ん」
「元気ない?」
「そんなことない」
「ほんとに?」
「ほんと」
嘘だった。
「なんかあった?」
「ないよ」
「そっか」
それ以上聞かない。
優しさが余計につらい。
「……ななしサン」
「なに?」
「この前、一緒にいた人」
「この前?」
「えっと、」
言いづらい。
けれど聞かずにはいられない。
「ああ!」
思い出したように頷く。
「友達だよ」
「友達」
「うん」
それだけ。
それだけなのに安堵している自分がいた。
「エペル?」
「何?」
「変な顔してる」
「してない」
「してるよ?」
笑われるが、今は少し嬉しかった。
◇
「……はぁ」
「ため息?」
「っ」
振り返ると、そこにいたのはななしだった。
「びっくりした」
「ごめん」
「いや、別に」
「悩みごと?」
「違う」
「そっか」
隣に立つ。
沈黙が続くも、不思議と居心地は悪くなかった。
「エペルってさ」
「うん?」
「頑張り屋さんだよね」
「急に何」
「なんとなく」
「そんなことない」
「あるよ」
即答だった。
「見てたらわかるもん」
見ていた。
その言葉が胸に残る。
「……見てたんだ」
「うん」
「へぇ」
単純なくらい嬉しい。
「でも無理しないでね」
「僕が?」
「うん」
エペルは少し笑った。
「ななしサンに言われると説得力ある」
「どういう意味?」
「秘密」
◇
「エペル」
「ん?」
「好きな人とかいるの?」
息が止まりそうになった。
「……なんで急に」
「いや、話の流れで」
話の流れ。
その程度。
けれどエペルにとっては違う。
「いるよ」
「へぇ」
「驚かないの?」
「驚くけど」
「誰とか聞かないの?」
「聞いていいの?」
聞いてほしい。
聞かないでほしい。
どちらも本音だった。
「……内緒」
「そっか」
少し残念そうに笑う。
その顔を見て思う。
言えない。
言ったら終わるかもしれない。
今みたいな関係が。
「応援してるね」
「……ありがと」
胸が痛かった。
◇
「好きな人、応援してるってさ」
誰に言うでもなく呟く。
「無理だべ、そんなの」
諦めようと思ったことは何度もあった。
けれど会えば無理だった。
笑われて、名前を呼ばれて、心配されて。
そんなことを繰り返していたら諦められるわけがない。
◇
「エペル?」
「……何?」
「眠そう」
「寝不足」
「大丈夫?」
「大丈夫」
「無理しないでね」
またそれだ。
優しい、優しすぎる。
「ななしサン」
「うん?」
「なんでそんな優しいの」
「え?」
「誰にでもそうなの?」
困ったように瞬きをする。
「たぶん?」
「たぶんって」
「わかんない」
「……そう」
少しだけ安心して、少しだけ落ち込む。
特別じゃない。
わかっている。
「エペル」
「ん?」
「好きな人とうまくいくといいね」
その言葉に足が止まった。
「……そうだね」
「応援してる」
何も知らない顔で、いつものように笑う。
エペルは視線を落とした。
「応援されたら困る」
「え?」
「その人に応援されたら、困るんだよ」
「どうして?」
顔を上げる。
もう誤魔化せなかった。
「だって」
声が震える。
「好きな相手に応援されても嬉しくない」
ななしが目を見開く。
「エペル……」
「……ずるいよ」
言葉がこぼれる。
「そんな顔されたら、諦められるわけないじゃん」
驚いた顔。
困った顔。
泣きそうな顔。
どれも初めて見る表情だった。
「僕、何回も諦めようと思った」
静かに続ける。
「でも無理だった」
名前を呼ばれるたび。
笑われるたび。
優しくされるたび。
「だから……返事は今じゃなくていい」
「……うん」
「ただ、知ってほしかった」
黙ったまま頷く。
それだけで十分だった。
◇
「エペル」
「何?」
「待たせた?」
「別に」
「嘘」
「……ちょっとだけ」
笑う声。
聞き慣れた声。
「あれからずっと考えたの」
「うん」
「たくさん考えたの」
エペルは黙って待つ。
逃げたくなるくらい緊張していた。
「わたしね、エペルといる時間が好きだよ」
心臓が跳ねる。
「だから、これからも隣にいたい」
言葉が出ない。
嬉しくて。
信じられなくて。
「……それ、ほんと?」
「ほんと」
エペルは目を逸らした。
「僕、たぶん変な顔してる」
「してるかも」
「ひどい」
「ふふっ」
また笑う。
でも今度は苦しくならなかった。
「……ありがとう」
「うん」
「僕、頑張るから」
「何を?」
「色々」
「曖昧だなぁ」
「いいの」
エペルは少しだけ笑った。
「これからちゃんと言う」
「うん」
「何回でも」
名前を呼ぶと返事が返ってくる。
その距離が今日は少しだけ近かった。
