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蜜柑味

神「あーぶとっ!何をためらってんの?」

阿「団長、いや」

神「俺はもう終わったよ〜?手伝ってやろうか」

神威が腕まくりをしたが阿伏兎は

阿「必要ねぇやい」

と、制した。

神「それでこそ笑
じゃあさっさとやっちまえよ」

阿「あぁ」

目の前に倒れる敵に阿伏兎がトドメを刺そうとしたその時

れ「、阿伏兎?」

れなが船をおりてきた。

阿「れな!」

れ「なにして、」

阿「誰が連れてきた!ったく」

神「あ〜あ、阿伏兎の弱点が来ちゃった」

れ「神威?これって、」

神「れなは見なくていいんだよ?」

阿(団長の弱点でもあるだろうよ)

阿「おい、どーする団長」

神「しょーがないなぁ、」

神(まぁどうせあれじゃ生きのびるのは無理か)

神「帰るよ」

神威が船へと向かう。

阿「おいれな」

たーく固まっちまってるか
阿伏兎はれなを抱え船へ戻った。

2時間後れなが目を覚ますと阿伏兎が隣にいた。

れ(阿伏兎、寝てる)

れ「私、どうして、」

神「やれやれ、覚えてないの?」

声のした方へれなが目を向けると入口に神威がもたれて立っていた。

れ「あ、あの時、」

神「安心しな阿伏兎はトドメを刺してないよ」

れ「そう。」

神「思い出したら怖くなった?」

れ「、平気。」

神「は〜い嘘つかない。」

れ「だって、あんなの久しぶりに見たんだもん」

神「しょうがないなぁ、おいで?」

神威はれなに近寄り抱きしめた。

れ「か、神威、?」

阿「だ〜んちょう〜?」

神「あれれ〜起きてたぁ〜?笑」

阿「何が起きてたぁ〜?だわかっててやってんだろ
このすっとこどっこい」

れ「阿伏兎!」

阿「おめぇさんもいつまで抱かれてんだこのやろう」

阿伏兎は神威とれなを引き離しれなを抱いた。

れ「阿伏兎、恥ずかしい」

阿「おじさんだってがんばってんだぁ
我慢しろい」

れ「やーだ笑」

そう言いながられなの顔は真っ赤に染っていた。

神(あーうざ。完全にふたりの世界じゃん)

神威は部屋を出たがふたりはそんなのきにしていないようだった。

阿「れなは」

れ「ん?」

阿「お前のそばにいるやつがこんなに血にまみれたやつでいいのか?」

れ「どうしたの?」

阿「怖くねぇのか?今日のだって正直言えよ」

れ「そりゃ最初は怖かったけど、
今日のも数が多すぎてびっくりしたけど
れなは阿伏兎だから近くにいたいの」

阿「れな、」

れ「そばにいてくれなきゃやだよ、
阿伏兎がれなのこと大事にしてくれてるのわかってるから、
だかられなも大事にしたい大好きだもん」

阿「ったくまいったなぁ、」

れ「あ、照れてるー?笑」

阿「知るかぁ笑」

阿「れな?」

れ「ん?」

阿「後ろ向いて膝に乗れ」

れ「えー!恥ずかしいよー!」

阿「いいから!」

阿伏兎はそう言うとれなを膝に乗せだきしめた。

れ「なぁにー?」

阿「俺は、」

阿(あーくそ!なんで言えねぇかなぁ、)

れ「阿伏兎〜」

阿「ん、ん?」

れ「愛してる。ずっと一緒にいようね?」

阿「ったりめぇだ」
(あぁ、ったくなんでこんなに惚れちまったかなぁ
可愛すぎて目もみれやしねぇ)

阿「俺も、愛してる」
(今はこれを言うので精一杯だ、中学生か俺は)

部屋の前には神威が立っていた。
神(たーっく阿伏兎れなに惚れすぎ
だいたい愛してるってあんないっぱいいっぱいになって
いいやがって中学生かよ笑
ま、わからなくもねぇけど。。。)

神威はゆっくり自分の部屋に戻っていった。

神(阿伏兎の仕事ふやしてやーろうっと)
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