豊玉vs大栄
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3Pライン上にいた土屋に再びボールが廻り、すかさず南のチェックが入る。
「今度こそ止めるで、土屋」
「…さっきみたいにか?」
「何が何でもお前を止める。そして勝つんや」
「そうか…でもな…甘いで!!」
土屋が一瞬の隙をついて南のマークをドライブで振り切り、他の選手にパスを出す。
『おおっ!土屋、ナイスパス!』
土屋のパスはディフェンスの合間を縫って味方に渡った。
「南、さっきから少し強引と違うか?」
「お前にはこれくらいやらんと止められんと思てな!」
大栄のシュートは外れ、豊玉がカウンターに走る。
少し前を走っていた南にボールが渡るが、次は土屋が南のディフェンスに入り、その足を止めようとする。
(土屋…!)
「きてみぃ、南」
「……!」
南の目つきが一層厳しくなる。
その目つきのまま、土屋のディフェンスに突っ込んでいった。
突進に近いそのオフェンスは、そのままぶつかれば確実にファールを取られるものであった。
(土屋…これで終わりや!)
南は追い抜きざまに肘を土屋にぶつけようとした瞬間…
土屋はひらりと一歩下がり、南の持つボールを叩き落す。
「!!!!!」
「やっぱ甘いで!!南!!!」
土屋は自分の近くにバウンドしたボールをすぐさま拾い、そのまま向きを変えてリングに走る。
「戻れ!戻れ!戻らんかいーーー!!」
土屋のカウンター返し!
岸本がディフェンスに走る。
南も一歩遅れてディフェンスに戻る。
『甘いで!!南!!!!』
色んな意味に聞こえた土屋の発言が南の頭の中に残っていた。
.